1.1. partedを使用した標準的なパーティション設定

1.1. partedを使用した標準的なパーティション設定

ユーティリティ parted を使用してユーザーができること

デフォルトでは、 parted パッケージは Red Hat Enterprise Linux をインストールする際に含まれます。 parted を起動するには、 root としてログインしシェルプロンプトでコマンド parted /dev/sda を入力します (/dev/sda には設定しようとしているドライブのデバイス名を入れる)。

削除またはサイズ変更しようとしているパーティションを含むデバイスは使用中であってはなりません。 同様に、 デバイスに新しいパーティションを作成する際は、 そのデバイスが使用中であってはなりません。

使用中であってはならないデバイスに対して、 デバイス上のパーティションはマウントできません。 また、 デバイス上のいずれの swap 領域も有効にしないようにしてください。

また、 使用中のパーティションテーブルは変更しないでください。 カーネルがその変更を正しく認識できない場合があります。 パーティションテーブルが実際にマウントされたパーティションの状態と一致しない場合、 情報が誤ったパーティションに書き込まれてしまう可能性があるため、 データが紛失、 上書きされてしまいます。

これを簡単に行うには、 システムをレスキューモードで起動します。 ファイルシステムをマウントするよう要求されたら、 スキップ を選択します。

別の方法として、そのドライブが使用中のパーティションを含んでいない場合は(システムプロセスがアンマウントされるファイルシステムを使用またはロックする場合)、umountコマンドを使用してパーティションをアンマウントして、swapoffコマンドを使用してハードドライブ上の全てのスワップ領域を無効にします。

表 1.1. 「parted のコマンド」 一般的に使用される parted コマンドの一覧が含まれています。 これに続くセクションでは、 これらいくつかのコマンドと引数について詳しく説明しています。

コマンド 説明
check マイナー番号 ファイルシステムの簡単なチェックを行う
cp 転送元転送先 1つのパーティションから別のパーティションへファイルシステムをコピーする。 転送元転送先の部分はそれぞれのパーティションのマイナー番号。
help 使用可能なコマンドの一覧を表示する
mklabel ラベルの種類 パーティションテーブル用にディスクラベルを作成する
mkfs マイナー番号ファイルシステムの種類 ファイルシステムの種類タイプのファイルシステムを作成する
mkpart パーティションの種類ファイルシステムの種類開始-mb終了-mb パーティションを作成して、新規のファイルシステムは作成しない
mkpartfs パーティションの種類ファイルシステムの種類開始-mb終了-mb パーティションを作成して、指定のファイルシステムを作成する
move マイナー番号開始-mb終了-mb パーティションを移動する
name minor-numname Mac及びPC98ディスクラベル専用のパーティションに名前を付ける
print パーティションテーブルを表示する
quit partedを終了する
rescue start-mb end-mb 失われたパーティションをstart-mbから end-mbに救出する
resize マイナー番号開始-mb終了-mb パーティションサイズを 開始-mbから終了-mbへ変更する
rm マイナー番号 パーティションを削除する
select デバイス 設定するデバイスを別に選択する
set マイナー番号フラグ状態 パーティションにフラグを設定する。 状態は オンまたはオフ。
toggle [NUMBER [FLAG] パーティション NUMBER 上の FLAG の状態を切り替える
unit UNIT デフォルトのユニットを UNIT に設定する

表 1.1. parted のコマンド