サービス設定ツール は Red Hat で開発されたグラフィカルアプリケーションで、ブート時に (ランレベル3、4、5で) /etc/rc.d/init.d ディレクトリ内で起動する SysV サービスを設定したり、有効にする xinetd サービスを設定します。さらに、 SysV サービスの起動、停止、再起動や、 xinetd の再起動も可能です。
デスクトップから サービス設定ツール をスタートするには、パネル上の Applications (the main menu on the panel) => システム設定 => サーバー設定 => サービス と進むか、あるいはシェルプロンプト (例えば、 XTerm や GNOME ターミナル) で system-config-services コマンドを実行します。
サービス設定ツール は現在のランレベルや、現在編集中のランレベルを表示します。別のランレベルを編集するには、プルダウンメニューから ランレベルの編集 を選択して、ランレベル3、4、5のうちどれかを選択します。ランレベルの説明については、 項4.1. 「ランレベル」 を参照してください。
サービス設定ツール は /etc/rc.d/init.d ディレクトリからのサービスと、 xinetd で制御されるサービスを一覧表示します。アプリケーションの左側にある一覧のサービスの名前をクリックすると、そのサービスの説明と状態が表示されます。サービスが xinetd サービスでない場合、状態ウィンドウでそのサービスが現在実行中かどうか表示されます。サービスが xinetd で制御されている場合は、状態ウィンドウは xinetd service というフレーズを表示します。
サービスをすぐに起動、停止、再起動するには、一覧からサービスを選択し、ツールバーにある動作ボタンをクリックします (またはプルダウンメニューの 操作 をクリックして動作を選択します) 。サービスが xinetd サービスの場合、個別には開始、停止ができないため、動作ボタンは無効になっています。
サービス名の横にあるチェックボックスにチェックを入れたり、外したりすることで xinetd サービスを有効/無効にする場合、プルダウンメニューの ファイル => 変更を保存 (もしくは、タブの上の 保存 ボタン)を選択して、 xinetd を再起動します。そうすると変更した xinetd サービスがすぐに有効/無効になります。また、 xinetd はこのセッティングを記憶するように設定されています。一度に複数の xinetd サービスを有効/無効にすることが可能で、終了した時点で変更を保存できます。
例えば、ユーザーが rsyncをランレベル3で有効にするためにチェックを入れて、変更を保存したと想定します。 rsync サービスはすぐに有効になります。次回に xinetd がスタートする時も rsync はまだ有効のままです。
xinetd サービスへの変更を保存すると、xinetd は再起動して、変更がすぐに反映されます。他のサービスへの変更を保存したときはランレベルが再設定されますが、変更はすぐには反映されません。
現在選択しているランレベルでブート時に xinetd 以外のサービスをスタートできるようにするには、一覧内のサービスの名前の横のチェックボックスにチェックを入れます。ランレベルを設定した後、プルダウンメニューの ファイル => 変更を保存 の順で選択して変更を適用します。ランレベルの設定は変わりますが、ランレベルは再起動されません。そのため、変更はすぐには反映されません。
例えば、ランレベル3の設定をしていると想定しましょう。 httpd サービスの値を「チェック付き」から「チェックなし」に変更して、それから 変更を保存 を選択すると、ランレベル3の設定はブート時に httpd をスタートしないように変更されます。しかし、ランレベル3は再初期化されていないので、 httpdはまだ作動中のままです。ここで以下のオプションの1つを選択します。
httpd サービスの停止 — 一覧からそのサービスを選択して 停止 ボタンをクリックすることで停止します。サービスが正しく停止されたことを伝えるメッセージが表示されます。
ランレベルの再初期化 — シェルプロンプトに進んで、コマンド telinit x (3はランレベルの数字) を入力し、ランレベルを再初期化します。このオプションは、複数のサービスの 起動時に開始 の値を変更して、その変更内容をただちに反映させたい場合に推奨されます。
何もしない — httpdサービスを停止する必要はありません。サービスの停止には、システムが再起動するまで待ちます。次回システムが起動するとき、ランレベルは httpd サービスが実行されずに初期化されます。
ランレベルにサービスを追加するには、プルダウンメニューの ランレベルの編集 からランレベルを選択し、 動作 => サービスの追加 を選択します。ランレベルからサービスを削除するには、プルダウンメニューの ランレベルの編集 からランレベルを選択し、左側の一覧から削除するサービスを選択して、 動作 => サービスの削除 を選択します。