インターネット上では、ホストの FQDN は異なるセクションに分割することが出来ます。これらのセクションはツリーのように階層として構成され、その内容は主幹、1次分岐、2次分岐、などとなります。次のような FQDN を考えてみましょう。
bob.sales.example.com
特定のシステムに関連している IP アドレスを取得する為に FQDN を解決する方法を考える場合、名前は右から左へ読む必要があります。それぞれの階級はピリオド (.) で区切られています。この例では、 com がこの FQDN 用の トップレベルドメイン を示します。 example と言う名前は、 com の下のサブドメインで、 sales はまた example の下のサブドメインです。最も左側の名前 bob はそのマシンのホスト名を識別します。
ホスト名を除く、それぞれのセクションは ゾーン と呼ばれ、特定の ネーム空間 (namespace) を定義します。ネーム空間はそのサブドメインの左側の名前を制御します。この例では2つしかサブドメインを含んでいませんが、 FQDN は最低限の1つのサブドメインが設定されている限り、ネーム空間の構成に応じてそれ以上含むことが出来ます。
ゾーンは、 ゾーンファイル (ゾーンのネーム空間を説明) や、その特定のドメイン、又はサブドメインで使用するメールサーバー、その他の使用を通じて権限のあるネームサーバー上で定義されます。ゾーンファイルは、本来の権限が所在しファイルが変更される場所である プライマリネームサーバー (別名:マスターネームサーバー)と、そのプライマリネームサーバーからそれらのゾーンファイルを受け取る セカンダリネームサーバー (別名:スレーブネームサーバー) に保存されます。どのネームサーバーでも同時に異なるゾーン用のプライマリとセカンダリネームサーバーになることが可能で、それらもまた、複数ゾーン用の権限として考慮できます。それはネームサーバーの構成の仕方により決定されるものです。