5.3.1. ゾーンファイルディレクティブ

5.3.1. ゾーンファイルディレクティブ

ディレクティブは、ドルサイン文字 ($) で始まり、その後にディレクティブの名前が続きます。通常はゾーンファイルの先頭に置かれます。

以下のディレクティブが最も一般的に使用されます:

$INCLUDE

ディレクティブが使用されている場所で、このゾーンファイル内に別のゾーンファイルをインクルードするよう named を設定します。このディレクティブにより、おもなゾーンファイル以外にも追加ゾーン設定を保存することができます。

$ORIGIN

ホスト名だけのレコードなど、修飾指定のないレコードにドメイン名を設定します。

たとえば、ゾーンファイルには以下のような行を含むことができます:

              $ORIGIN example.com.
            

後付きのピリオド (.) のないリソースレコードに使用されている名前はどれも、その後に example.com が付加されます。

注記

ゾーンが /etc/named.conf 内に指定されている場合は、 $ORIGIN ディレクティブを使用する必要はありません。ゾーンの名前はデフォルトで $ORIGIN ディレクティブ値として使用されます。

$TTL

デフォルトの Time to Live(TTL) 値をゾーン用に設定します。これは、ゾーンのリソースレコードが有効である時間を秒単位で与えられる数です。各リソースレコードはそれぞれ自己の TTL 値を含むことが可能で、それがこのディレクティブを上書きします。

この値を増加させると、リモートネームサーバーは、このゾーンの情報をより長時間キャッシュします。こうすると、このゾーンについて行われるクエリの数は減りますが、リソースレコード変更を伝えるのに要する時間は長くなります。