6.6.2. scp コマンドの使用

6.6.2. scp コマンドの使用

scp コマンドを使うと、安全な暗号化通信を介してマシン間でファイルを転送できます。これは、 rcp コマンドによく似ています。

ローカルファイルをリモートシステムへ転送するための一般的な構文は次の様になります:

scp <localfile>username@tohostname:<remotefile>

<localfile> には、 /var/log/maillog などのようにファイルへのパスを入れた転送元を指定します。 <remotefile> は転送先です。 /tmp/hostname-maillog などのように新しいファイル名でも構いません。リモートシステム側で / を先頭に付けないと、パスは username のホームディレクトリに相対になります。一般的には /home/username/ です。

shadowman というローカルファイルを penguin.example.net の自分のアカウントのホームディレクトリに転送するには、シェルプロンプトで次のように入力します (username には自分のユーザー名を入れます)。

scp shadowman username@penguin.example.net:shadowman

これでローカルファイル shadowman が penguin.example.net の /home/username/shadowman に転送されます。代りに、 scp コマンドで最後の shadowman を省略しても構いません。

リモートファイルをローカルシステムへ転送する一般的な構文は次の様になります:

scp username@tohostname:<remotefile><newlocalfile>

<remotefile> でパスを入れた転送元を指定し、 <newlocalfile> でパスを入れた転送先を指定します。

転送元ファイルとして複数のファイルを指定できます。たとえば、 downloads/ ディレクトリの内容を、リモートマシン penguin.example.net の uploads/ という既存ディレクトリへ転送するには、シェルプロンプトで次のように入力します。

scp downloads/* username@penguin.example.net:uploads/