root アカウントと root パスワードの設定はインストール段階での重要な ステップの1つです。設定する root アカウントは Windows NT マシン上で 使う管理者アカウントに似ています。root アカウントはパッケージのインストールや、 RPM のアップグレードや、殆どのシステム管理の実行に使用されます。root として ログインするとシステム上で完全な制御を持つことになります。
root ユーザー(別名 スーパーユーザー)は、全システム域に完全なアクセスを持ちます。 この理由で、root ユーザーとしてのログインは、システム維持、又は管理を実行する 時のみにすることが賢明です。
root アカウントはシステム管理用のみに使って下さい。一般的な作業用の使用には 非 root アカウントを作成します。そして何かを急いで、修復する必要がある時に su - で root になります。この基本ルールを守れば、誤入力や 間違えたコマンドによるシステムへの損害を最小限に留めることができます。
root になるには、ターミナルウィンドウ内のシェルプロンプトで su - と 入力し、Enter を押します。それから、設定してある root パスワードを 入力して Enter を押します。
インストールプログラムは root パスワード[3] の設定を要求してきます。 root パスワードを設定しなければ、インストールの次の段階へ進めません。
root パスワードは最小限、6文字にする必要があります。入力するパスワードの内容は 画面に表示されません。パスワードは2回入力します。2回のパスワードが一致しない場合は、インストールガイドが再度入力を求めます。
root は良く憶え易くて、且つ他人が簡単に想像できないものを選択します。自分の 名前や、電話番号、qwerty、password, root、123456、anteater などは全て悪いパスワードの例です。良いパスワードとは、大文字、小文字と 一緒に混ざった数字を使い、辞書用語のない物です。Aard387vark や 420BMttNT は良い例です。パスワードは大文字/小文字を区別する ことに注意して下さい。パスワードを書き留める場合はそれを安全な場所に保管して下さい。 しかし、実際にはこのパスワード、及び作成する他のパスワードを書き留めないように推奨 します。
このマニュアルに示されているパスワードの例は使用しないで下さい。これらのパスワードを模倣して使用すると、セキュリティリスクと見なされます。
インストールを完了した後に root パスワードを変更するには、Root パスワードツール を使用します。
シェルプロンプトで system-config-rootpassword コマンドを 入力して、Root パスワードツール を起動します。 root になっていない場合は、継続する為に root パスワードが要求されます。
[3] root パスワードとは、Red Hat Enterprise Linux システム用の管理パスワードです。システムの管理に 必要な場合にのみ root としてログインすべきです。root アカウントは通常ユーザーに 与えられた制限外で操作できる為、root として設定した変更はシステム全体に問題を 起こす可能性があります。