第12章 ネットワーク上での使用を目的とした設定方法

第12章 ネットワーク上での使用を目的とした設定方法

Red Hat Virtualization をご使用のネットワークアーキテクチャに組み入れるのは、複雑なプロセスとなり、その基盤構造によっては複数のイーサネットインターフェースの導入やブリッジングの設定を行うために特別な設定を必要とする場合があります。

各ドメインネットワークインターフェースは、 ポイントツーポイントリンクで dom0 にある仮想ネットワークインターフェースに接続されます。 これらのデバイスは vif<domid><vifid> で表されます。 vif1.0 は domain 1 の 1 番目のインターフェース、 vif3.1 は domain 3 の 2 番目のインターフェースです。

Domain0 はブリッジング、ルーティング、レート制限などに Linux の標準的な方法を使用してこれらの仮想インターフェース上のトラフィックを処理します。 xend デーモンはネットワークの初期設定及び新しい仮想インターフェースを実行するために 2 つのシェルスクリプトを採用しています。 これらのスクリプトがすべての仮想インターフェースに対して単一のブリッジを構築します。スクリプトをカスタマイズして追加のルーティングやブリッジングを設定することができます。

Red Hat Virtualization の仮想ネットワークは、 network-bridge vif-bridge の 2 つのシェルスクリプトによって制御されます。特定のイベントが発生すると、 xend はこれらのスクリプトを呼び込みます。これらのスクリプトに引数が渡されると追加の文脈情報を提供できます。これらのスクリプトは /etc/xen/scripts ディレクトリにありますが、スクリプトのプロパティを変更するには、/etc/xen ディレクトリにある xend-config.sxp 設定ファイルを修正します。

network-bridgexend が起動または停止されるとこのスクリプトが仮想ネットワークを初期化またはシャットダウンします。次に設定初期化によりブリッジ xen—br0 が作成されて eth0 がそのブリッジに移動、 これに応じてルーティングが修正されます。 最終的に xend が終了すると、ブリッジが削除されて eth0 が取り除かれるため、 オリジナルの IP とルーティング設定が復元されます。

vif-bridge は、ドメインのすべての仮想インターフェースに対して呼び出されるスクリプトです。ファイアウォールのルールを設定し、適切なブリッジに vif を追加することができます。

ネットワークで Red Hat Virtualization を稼動させる設定を行うのに役立つスクリプトは、他にも network-routenetwork-natvif-route、vif-nat などがあります。また、これらのスクリプトはカスタマイズされたスクリプトと置き換えることができます。