第3章 ハードウェアのサポート

第3章 ハードウェアのサポート

Red Hat Virtualization はマルチプロセッサに対応しており、ユーザーが以下のような P6 クラス(またはそれ以前)のプロセッサを持つ x86 アーキテクチャのシステムで Red Hat Virtualization を稼動できるようにします:

Red Hat Virtualization では、32-bit のホストは、32-bit の paravirtual ゲストのみを稼動し、64-bit のホストは 64-bit の paravirtual ゲストのみを稼動します。それに対し、64-bit の 完全仮想化ホストは 32-bit、32-bit PAE、64-bit のゲストを稼動します。32-bit の完全仮想化ホストは PAE と非 PAE の完全仮想化ゲストを稼動します。

Red Hat Enterprise Linux Virtualization のカーネルは x86_64 システムでは、32GB 以上のメモリーには対応しません。32GB 以上の物理メモリーをインストールしてあるシステムで仮想化カーネルを起動する必要がある場合は、カーネルコマンドラインに mem=32G を付ける必要があります。次の例では grub.conf ファイル内で正しいパラメータを有効にする方法を示しています:

title Red Hat Enterprise Linux Server  (2.6.18-4.elxen)
root  (hd0, 0)
kernel   /xen.gz-2.6.18-4-el5 mem=32G
module   /vmlinuz -2.6.18-4.el5xen ro root=LABEL=/
module   /initrd-2.6.18-4.el5xen.img

PAE (Physical Address Extension) とは ユーザーアプリケーションで利用できる物理メモリーまたは仮想メモリーの容量を増加する技術です。Red Hat Virtualization は使用中のシステムでPAE が作動している状態を必要とします。PAE を持つ Red Hat Virtualization の 32 bit アーキテクチャは 16 GB までの物理メモリーに対応します。システム上で稼動している各ゲストには最低でも 256 メガバイトの RAM を配置することが推奨されます。Red Hat Virtualization では x86/64 マシンが最大 64 GB までの物理メモリーに対処できるようにすることができます。Red Hat Virtualization カーネルは、非 PAE システムでは動作しないでしょう。システムが PAE に対応しているかどうかを確認するには、以下のコマンドを使用します:

grep pae /proc/cpuinfo 

以下のような出力が表示されます:

flags : fpu tsc msr pae mce cx8 apic mtrr mca cmov pat pse36 mmx fxsr sse syscall mmtext 3dnowext 3dnow up ts

実際の出力が上記に一致する(または同様である)場合は、ご使用の CPU が PAE に対応するとこになります。コマンドプロンプトに何も表示されない場合は、その CPU が PAE に対応していないことになります。