Interview 03

BBVA
BBVA
インフラストラクチャ、サービス、
オープンシステム担当グローバル責任者
José María Ruesta 氏

Red Hat Innovation Awards 2018受賞

BBVAは20カ国以上で7,300万人以上の顧客に金融サービスを提供するグローバルバンクです。未来予測が難しい昨今の世界では、常に市場の流動性などのリスクと、顧客のニーズを満たす効率性に注意を払うことが重要です。リスク回避のためには特定ベンダーによるプロプライエタリなテクノロジーを避ける必要があると考え、Red Hatをパートナーに選択しました。

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同行では、ビジネスユニットや国ごとに異なるニーズに対応するために、データセンターに複数のOSや言語のシステムが並ぶ典型的なサイロ型のモデルとなっており、それらが複雑にからみ合う環境ではイノベーションの余地がありませんでした。

BBVAが前進するためのストラテジーは、ローカルのプロプライエタリなシステムをオープンソースによってグローバルなプラットフォームに変え、従来と同じ信頼性とセキュリティを確保しつつ、次の3つのゴールを達成することでした。

1. 構築コストを1/3に削減すること
2. 開発能力を5倍にすること
3. ソリューションの提供を3倍早くすること

これらを実現するために、経験と知識が豊富なRed Hat とパートナーシップを結びました。現在BBVAでは取引の95%がオンラインでなされており、毎秒3,000のリクエスト、一日あたり7千万ものトランザクションを処理しています。これは、スペイン全体のオンライントランザクションの50%に上る数字です。

Interview 04

MNM
アルゼンチン共和国移民局
移民情報担当ディレクター
Osmar Alza 氏

Red Hat Innovation Awards 2018受賞

アルゼンチン共和国の移民局(DNM)は、237の拠点で出入国を管理しており、テロリストや武器、麻薬などの脅威から国民を守っています。昨年は約8,000万人が往来しました。

2016年、同局は入出国に伴う犯罪撲滅を目的として、Red Hatの支援のもとシステムを移行しました。これにより、さまざまな法的な課題を解決しつつ、国内警察機関およびインターポール等の国外警察機関のデータベースとの連携が実現し、APIにより旅客情報との照合も可能になりました。

OpenShiftやRHEV、JBoss Data Virtualization、CloudForms、JBoss Fuseを用いてプライベートクラウドを構築し、その上で機械学習のAIモデルを開発しました。かつては1人の旅客者情報を20億項目にも上るデータと照合するのに4日間かかっていましたが、リアルタイムに判定できるようにし、国民や訪問者の保護に大きく貢献しました。

Interview 05

IAG
IAG
データ担当エグゼクティブゼネラルマネージャー
David Abrahams 氏

Red Hat Innovation Awards 2018受賞

保険業界は、さまざまな法規制があり、資金面からみても新規参入が難しい業種です。しかし利用者は、スタートアップ企業が有するような柔軟性や利便性の高いサービスを私たちに期待しており、そこへの対応が課題となっていました。

また、分析や予測のためのデータが膨大に増え続けている点も大きな課題で、従来のシステムでは手に負えなくなってきていました。

IAGはこれらを解決するために、より効率的で迅速かつ適合性のある組織に生まれ変わることを決意しました。人々のライフステージのさまざまなデータから物事を予測できなければならない業種であるにもかかわらず、約100年の歴史の中でM&Aを重ねてきたがゆえに、分散し断片化したデータへのアクセスが極めて複雑化していたのです。

そこで、日々の業務で容易にデータにアクセスできるよう、グループ内のデータを統合し、単一のデータプラットフォーム上に移行することを決めました。

システムはRed Hat OpenStack Platform上にApache KafkaやPostgreSQL、Apache Airflow等を用いて新規で構築。アプライアンス製品と比べて柔軟性も拡張性も効率性も確保できます。

さらに重要なのは、システムを動かし続けるためのシステムのサポートとメンテナンスで、これは事業に直接影響します。Red Hatのおかげで、オープンソースコミュニティの力を借りながらサポートを利用し、問題なく運用できています。

イメージ 左男性アルゼンチン共和国移民局Osmar Alza 氏、中央IAG David Abrahams 氏

Interview 06

T-Systems
T-Systems
CEO
Adel Al-Saleh 氏

大規模なICTサービスプロバイダーの老舗T-Systemsは、現在のクラウド化と破壊的な変化の時代において、新しいスキルや能力、俊敏さを必要としていました。そのため、過去2年にわたり新たな機能やサービス、基盤環境を構築すべく多額の投資を行ってきました。

同社では、顧客を満足させ、かつビジネスの結果につなげるために、ITを最大限に活かしたデジタル化に取り組みつつ、新たなスキルやアイデアを模索していました。必要としていたのは、成果に1年以上も待つのではなく、1週間や1ヶ月で結果を得られる環境です。アプリケーションやサービスの提供に時間を要するウォーターフォール型開発に代わるものを模索していました。

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Red HatとT-Systemsの関係はRHELサーバーに始まります。ここ数年間は、顧客が利用する柔軟なPaaS環境を構築するために、OpenShiftとOpenStackに莫大な投資を行ってきました。他のテクノロジーも試しましたが、Red Hatのソリューションがベストだったとのことです。

コネクテッドカーを提供している欧州の複数の自動車メーカーを例に取ると、以前はアプリケーションを車に搭載するまでに数年を要しました。それが今では、OpenShiftとDevOpsのPaaS環境を採用することで、1カ月未満に大幅短縮しました。これは、競争の激しい市場で極めて有利に働きます。

スピードも俊敏性も重要ですが、広範囲なエコシステムを安定させるためにはセキュリティも大変重要と考えています。T-Systemsのお客様の中にもEU一般データ保護規則(GDPR)への対応を心配する声がありますが、新しい技術の導入を妨げることがないよう、Red Hatがパートナーとして支援しています。