Red Hat、AWS 上で強化された AI 推論を提供

AWS の AI チップ上で動作するRed Hat AIが、本番環境の AI ワークロードに幅広い 選択肢、柔軟性、効率性を提供

東京 -

[ノースカロライナ州ローリー  - 2025年12月2日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat Inc.(以下、Red Hat)は、本日、Amazon Web Services(AWS)との連携を拡大し、Red Hat AIによりAWS上でエンタープライズグレードの生成AI(gen AI)を実現することを発表しました。Red Hatは今回の連携により、基盤となるハードウェアに依存するこすることなく、高性能かつ効率的なAI推論を大規模に実行するための柔軟性をIT意思決定者に提供します。

私たちは Red Hat との連携によって、オープンソースの柔軟性と AWS インフラストラクチャ、そして専用設計の AI アクセラレータを組み合わせ、パイロットから本番環境までの価値実現の期間を短縮する、生成 AI の大規模導入に向けたサポート体制をお客様に提供します

Colin Brace(コリン・ブレイス)氏

AWS Annapurna Labs バイスプレジデント

gen AIの台頭とそれに伴うスケーラブルな推論の必要性により、組織はITインフラの見直しを迫られています。その結果、IDCは「2027年までに、40%の組織がARMプロセッサやAI/ML専用チップを含むカスタムシリコンを採用し、パフォーマンス最適化、コスト効率、専用コンピューティングへの需要の高まりに対応する」1 と予測しています。このことから、高性能AIアプリケーションの処理能力を向上させつつコストを最小限に抑え、イノベーションのサイクルを加速させる最適化ソリューションが必要であることが明らかになっています。

Red Hat と AWS が連携し、Red Hat の包括的なプラットフォーム機能と AWS のクラウド・インフラそして AI チップセットである AWS InferentiaAWS Trainium を統合することで、組織にフルスタックの gen AI 戦略を提供します。今回の連携の主な内容は次のとおりです。

  • AWS AI チップ上での Red Hat AI Inference Server: vLLM を搭載した Red Hat AI Inference Server が、AWS Inferentia および最新世代の AWS Trainium3 などの AWS AI チップ上で実行可能となり、あらゆる gen AI モデルをサポートする共通の推論レイヤーを提供します。これにより、お客様は本番環境での AI デプロイメントをスケーリングする際に、より優れたパフォーマンス、低レイテンシー、コスト効率を実現できます。
  • Red Hat OpenShift での AI を実現: Red Hat と AWS は協力し、Red Hat OpenShiftRed Hat OpenShift AI、および AWS 上の包括的かつフルマネージドのアプリケーション・プラットフォームである Red Hat OpenShift Service on AWS 向けの AWS Neuron オペレータを開発中です。お客様に AWS のアクセラレータで AI ワークロードを実行するための、よりシームレスでサポートされた方法を提供します。
  • 容易なアクセスとデプロイ: Red Hat は AWS AI チップをサポートすることで、AWS 上の Red Hat のお客様向けに、需要が高く大容量のアクセラレータへの広範囲かつ容易なアクセスを提供します。さらに Red Hat は最近、AWS 上で AI サービスをオーケストレーションできるようにするamazon.ai Certified Ansible Collectionzon.ai を、Red Hat Ansible Automation Platform 向けにリリースしました。
  • アップストリームコミュニティへの貢献: Red Hat と AWS は、vLLM にアップストリームされた AWS AI チッププラグインの最適化に向けて協力しています。vLLM の主要な商用コントリビューターとして、Red Hat は AWS 上での vLLM 活用を推進し、ユーザーが AI 推論とトレーニング能力を向上できるように支援します。また、vLLM は大規模推論提供に特化したオープンソースプロジェクトである llm-d の基盤技術でもあり、現在は Red Hat OpenShift AI 3 で商用サポート機能として提供されています。

Red Hat は、AWS との長年にわたる連携によりデータセンターからエッジに至るまでお客様を支援してきました。今回、達成した新たなマイルストーンは、組織が AI をハイブリッドクラウド戦略に統合し、最適化された効率的な gen AI の成果を実現するという、新たなニーズに対応するためのものです。

Red Hat と AWS の連携についての詳細は、AWS re:Invent 2025 の #839 Red Hat ブースでご覧ください。

ご利用について

AWS Neuron コミュニティオペレータは現在、Red Hat OpenShift OperatorHub にて、Red Hat OpenShiftおよび Red Hat OpenShift Service on AWS をご利用のお客様向けに提供開始しました。

Red Hat AI Inference Server の AWS AI チップ対応は、2026年1月にデベロッパープレビューとして提供予定です。

サポートコメント

Red Hat  AI事業部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー  Joe Fernandes(ジョー・フェルナンデス)
「革新的な vLLM フレームワークを基盤とする、エンタープライズグレードの Red Hat AI Inference Server を AWS AI チップ上で実現することで、組織は AI ワークロードをより効率的かつ柔軟にデプロイして拡張できるようになります。今回の連携は、Red Hat のオープンソースの伝統を基盤としたものであり、ハイブリッドクラウド環境全体で生成 AI をよりアクセスしやすく、コスト効率に優れたものにすることを目指しています」

AWS Annapurna Labs バイスプレジデント Colin Brace(コリン・ブレイス)氏
「企業はミッションクリティカルな AI ワークロードにおいて、卓越したパフォーマンス、コスト効率、そして運用上の選択肢を提供するソリューションを求めています。AWS は Trainium およびInferentia チップを設計し、高性能な AI 推論とトレーニングをよりアクセスしやすく、コスト効率の高いものにしました。私たちは Red Hat との連携によって、オープンソースの柔軟性と AWS インフラストラクチャ、そして専用設計の AI アクセラレータを組み合わせ、パイロットから本番環境までの価値実現の期間を短縮する、生成 AI の大規模導入に向けたサポート体制をお客様に提供します」

CAE CIO兼デジタルサービス部門バイスプレジデント Jean-François Gamache(ジャン=フランソワ・ガマシュ)氏
「Red Hat OpenShift Service on AWS によって基幹となるアプリケーションを最新化することは、当社のデジタル・トランスフォーメーションにおける重要なマイルストーンになります。このプラットフォームは、開発者が高付加価値の取り組みに集中できるようにサポートし、製品イノベーションを推進するとともに、当社のソリューション全体と AI の統合を加速させます。Red Hat OpenShift が提供する柔軟性とスケーラビリティにより、ライブ・バーチャル・コーチングによる実用的なインサイトから、ユーザーから報告された問題に対応するサイクルタイムの大幅な短縮に至るまで、真のインパクトを実現できるようになります」

Techaisle 創業者兼チーフ・グローバル・アナリスト Anurag Agrawal(アヌラグ・アグラワル)氏
「AI 推論コストが高騰する中、企業はパフォーマンスだけでなく効率性も重視しています。今回の連携は、Red Hat のオープン・ハイブリッド・クラウド・プラットフォームと、AWS Trainium および Inferentia の明らかな経済的優位性を組み合わせることで、Red Hat の『あらゆるモデル、あらゆるハードウェア』戦略を体現しています。これにより CIO は大規模な生成 AI の運用化を実現し、コストのかかる実験段階から持続可能でガバナンスのある本番環境へと移行できるようになります」

1 IDC FutureScape: Worldwide Cloud 2025 Predictions、2024年10月28日、文書番号 US52640724

その他のリソース

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  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472
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