Red Hat、Ansible Automation Platform を AI エージェント時代の IT 運用に信頼性をもたらす実行レイヤーとして確立

新しい自動化オーケストレーターと Ansible Automation Platform 2.7 が、決定論的なワークフローと AI 駆動のワークフローを統合し、高度なインサイトを IT 運用のアクションへと変換

東京 -

[ジョージア州アトランタ – RED HAT SUMMIT – 2026年5月12日(現地時間)発表]アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードする Red Hat は本日、エンタープライズ規模で AI エージェントを運用できるよう設計された Red Hat Ansible Automation Platform の大幅な刷新を発表しました。エージェント時代の IT 運用を支える信頼できる実行レイヤーを確立することで、Red Hat は AI インテリジェンスと IT アクションをつなぐ、インダストリーグレードの接続基盤を提供します。

自動化オーケストレーターは重要なつなぎ役として機能し、信頼できる実行レイヤーを提供することで、AI エージェントが単一の統制されたワークフローを通じて複雑なインフラストラクチャと連携できるようにします。この機能は、AI の試験段階を超え、真の自律的運用を目指す組織にとって不可欠です

Jevin Jensen(ジェビン・ジェンセン)氏

IDC リサーチ・バイスプレジデント

自動化は、AI 導入を成功させるための不可欠な土台となります。組織が AI の試験段階から本番環境に移行する際には、モデルのアウトプットを既存のインフラストラクチャにつなげる信頼性の高い方法が必要になります。Red Hat Ansible Automation Platform 2.7 と新しい自動化オーケストレーター(テクノロジープレビュー)は、この接続を実現するように設計されており、AI を運用アクションの推進力とするために必要なポリシー駆動型のガバナンスと精度を提供します。

Ansible Automation Platform の新機能とは?

Ansible Automation Platform の進化により、人間の監視とインテリジェントなインサイトを統合することで、複雑な AI ワークフローをオーケストレーションし、より信頼性の高い大規模な結果を得られるようになりました。最新の機能強化は、次世代の IT 運用における AI の可能性を引き出します。

  • コンテキスト認識型 AI をデプロイ:Bring Your Own Knowledge(BYO Knowledge)機能により、組織固有の情報を注入。自動化インテリジェントアシスタントが、より文脈に沿った AI 応答を生成します。
  • 世界共通の AI ブリッジを確立:Ansible Automation Platform 用の Model Context Protocol(MCP)サーバーを使用することで、カスタム統合を必要とせず、AI ツールと自動化をシームレスに接続し、AI 駆動の自動化を簡素化します。
  • 大規模な AIOps を加速:IBM Instana、ServiceNow、Splunk といったエコシステムパートナー向けのベストプラクティスに基づく推奨構成ガイドを活用して、AIOps の実装を簡素化します。
  • 自動化の利用を合理化:コンテンツの作成とパッケージ化のための自動化ポータルのシンプルなワークフローにより、チーム全体で自動化の拡張と利用をより効率的に実行できます。
  • データに基づいた意思決定を推進:自動化ダッシュボードでパフォーマンスとROIのメトリクスを直接確認して、企業全体における自動化の影響を数値化します。
  • マルチモードオーケストレーションを導入:新しい自動化オーケストレーターを通じて、決定論的自動化、イベント駆動型自動化、AI 駆動型自動化を連携します。この単一のワークフローキャンバスは、共有データと高度なワークフローロジックを使用し、エージェント時代のプラットフォームの機能を拡張します。

今回の発表の重要性

これらのイノベーションは、Ansible Automation Platform の重要な進化を意味し、同プラットフォームを IT 運用で AI を活用する組織のための決定的な自動化プラットフォームへと押し上げます。AI 導入のために一からやり直す必要はなく、既存の信頼できるプレイブックライブラリを統制された基盤として活用し、AI エージェントが、人間が承認した決定論的なワークフローを通じて実行されるアクションを調査し、推奨できるようになります。

インフラストラクチャチームは、高密度なエージェント型環境への移行の最前線に立っています。IDCによると、「2027年までに、Global 500企業の85% が、自律的な IT クラウド運用のためにエージェント型 AI をデプロイし、最小限の人的介入で大規模な問題を継続的に監視、分析、修復するようになる」 と予測されています。こうした新たな状況において、AI エージェントの価値は、その意図を実行するシステムの能力に左右されます。Ansible Automation Platform は、AI 駆動型 IT 運用に必要なスピードと効率性を、本番システムが要求するガバナンスと精度とともに提供し、本番環境の安定性を維持しながら、AI イノベーションを自らの裁量で導入できるようにします。

サポートコメント

Red Hat Ansible 担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Sathish Balakrishnan(サティシュ・バラクリシュナン)

「AI により ITOps のスケールとスピードが急速に変化するなか、Red Hat は、インテリジェンスを信頼できるアクションに変換する、統制された自動化基盤を提供します。Ansible Automation Platform は、タスクベース、イベント駆動型、AI 駆動型のマルチステップ自動化のコントロールプレーンとして機能し、決定論的な自動化から包括的な成果ベースのオーケストレーションへとフォーカスをシフトすることができます。AI 駆動の推論と実績のある決定論的自動化をいつ使用するかを、インテリジェントにオーケストレーションすることで、お客様が AI トークンとコンピュートコストを効果的に管理しながら、効率とイノベーションを最大化できるよう支援します」

IDC リサーチ・バイスプレジデント Jevin Jensen(ジェビン・ジェンセン)氏

「IT リーダーにとっての課題は、AI インサイトを生成することだけではなく、AI のパイロットプロジェクトを安全かつコスト効率よく本番環境のワークロードに移行することです。自動化オーケストレーターは重要なつなぎ役として機能し、信頼できる実行レイヤーを提供することで、AI エージェントが単一の統制されたワークフローを通じて複雑なインフラストラクチャと連携できるようにします。この機能は、AI の試験段階を超え、真の自律的運用を目指す組織にとって不可欠です」

主なポイント

  • 可観測性とアクションのギャップを埋める: AIOps の信頼できる実行レイヤーとして Ansible Automation Platform を使用することで、テクノロジースタック全体で、モニタリングによるインサイトを自動修復に変換できます。
  • 既存の投資を拡大: 既存のプレイブックを、長期的な AI イノベーションの基盤となる構成要素として使用し、既存の自動化ワークフローをエージェント型時代に移行します。
  • シームレスなオーケストレーションを実行: タスクベース、イベント駆動型、AI 駆動型など、あらゆる自動化モードを単一の目に見えるワークフローに統合することで、チームはさまざまなツールのタスクを手作業で組み合わせる必要がなくなります。

さらなる情報

Ansible Automation Platform の最新の機能強化は、試験段階の AI をミッションクリティカルな業務に結び付けます。

  • モデル・コンテキスト・プロトコル(MCP)サーバー: 自動化環境の管理とトラブルシューティングに対するエージェント型アプローチをサポートします。IT チームは、組織のポリシーと技術的なベストプラクティスを RAG(Retrieval-Augmented Generation、検索拡張生成)パイプラインに注入し、一般的なモデル応答を超えた、特定の環境に合わせた結果を提供できます。
  • 強化された自動化ポータル: 企業全体でセルフサービス自動化機能を拡張するための一元化された体験を提供します。新しい視覚的な実行環境ビルダーとコンテンツカタログにより、チームは社内のソフトウェアサプライチェーンの監視を維持しながら、自動化をより迅速に開発およびパッケージ化できます。
  • 高度なアクセス管理: このプラットフォームは、HashiCorp Vault(別売)の OpenID Connect(OIDC)認証プロバイダーとして機能し、ゼロトラスト IT 環境での自動化をサポートします。この統合により、各タスクに対して短期間のジョブ固有のトークンを発行することで、静的なサービスアカウントの必要性がなくなり、自動化のライフサイクル全体における認証情報乱立のリスクが軽減されます。
  • 自動化オーケストレーター: テクノロジープレビュー版として提供される新たな専用機能により、共有データと統合ガバナンスで複雑なワークフローを設計・管理できるようになります。このオーケストレーターはマルチモード自動化を可能にし、チームは単一のワークフローキャンバス内で決定論的自動化、イベント駆動型自動化、AI 駆動型自動化を組み合わせ、適切なモードで問題を解決できるようになります。

ご利用について

Red Hat Ansible Automation Platform 2.7 は今後数週間で提供開始予定です。自動化オーケストレーターは今年後半のリリースを予定しています。

その他のリソース

Red Hat とつながる

 

本件に関するお問い合わせ
レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472

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