[ジョージア州アトランタ – RED HAT SUMMIT – 2026年5月12日(現地時間)発表]アメリカ報道発表資料抄訳
オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードする Red Hat は本日、ソブリンクラウドおよびプライベートクラウドの機能拡充を発表しました。これにより、世界中の組織は自社が保有するテクノロジーやデータをより強固に制御できるようになります。運用上の独立性が規制上の要請であると同時に戦略的な必須事項となるなか、Red Hat は「選択肢」「制御」「透明性」を基盤とする未来を形作っています。このような転換により、IT 意思決定者やサービスプロバイダーに対し、市場の変化に反応するのではなく、主導権を握るための自律性がもたらされます。
組織が管轄区域の要件を遵守する場合であれ、独自仕様のサイロからデータを回収する場合であれ、私たちは、より自律的な未来を築くための機能とプラットフォームを提供します。
運用上の独立性に関する義務
主権(ソブリン)に関する議論は、規制要件を中心に展開されがちですが、Red Hat ではこの議論を異なる視点で捉えています。主権とは「制御」に関する概念であり、地政学的な変化、市場の動向、ベンダー契約条件の変更にかかわらず、組織が自らの進路に対して監督と指揮を維持できることを意味します。
現代の組織が必要とする選択肢とスケールを実現するために、Red Hat は次世代のソブリンインフラストラクチャ向けに標準化されたアーキテクチャを提供します。これには、Red Hat Confirmed Stateside Support および EU 向けの Red Hat Confirmed Sovereign Support による現地サポートが含まれます。重要なインフラストラクチャを管理する IT 意思決定者や、地域に特化したクラウドを構築するサービスプロバイダーにとって、今回発表された機能は、この基盤をさらに拡張するものです。これらは、制御することを犠牲にすることなくイノベーションへの道筋を拓き、レジリエントなオープンソース基盤を構築するために必要な透明性と選択肢を提供します。
オープンイノベーションに支えられた自律性
Red Hat のプラットフォームは、エアギャップ環境、ソブリンクラウド、プライベートクラウドのソフトウェア基盤を提供します。Red Hat OpenShift、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Ansible Automation Platform、Red Hat AI を含む統合された基盤により、組織は自社の境界内で、自社の条件に基づいて構築および拡張を行うことが可能になります。
このポートフォリオをさらに拡充するため、Red Hat は以下を導入します。
- コンプライアンス対応を簡素化し、監査コストを削減: Red Hat は、監査準備に伴う手作業の業務を自動化するためのコンプライアンスフレームワークを拡充しました。Red Hat OpenShift Compliance Operator の新しいコンプライアンスプロファイルを、Red Hat Advanced Cluster Security for Kubernetes と組み合わせることで、テクニカルレビューを自動化します。これにより、NIS2、GDPR、DORA などの地域や業界の規制に対応した適切なエビデンスを迅速に作成できるようになり、規制内容の変更にも対応します。
- Day 0のコンプライアンス対応を支援する、本番環境対応のランディングゾーン: 新しいクロスプラットフォームインストーラーにより、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat OpenShift、および Red Hat Ansible Automation Platform を網羅した、事前構成済みの自動化された隔離型コンピューティングプラットフォームが提供されます。起動時に運用上のガードレールを適用することで、リファレンスアーキテクチャをそのままデプロイ可能なインフラストラクチャへと変換します。このアプローチにより、ベースラインの制御を手動で構成する必要がなくなり、堅牢でコンプライアンスに対応したワークロードの価値実現までの時間を短縮できます。
- ソブリン AI およびクラウドサービスの迅速な提供: 新しいサービスプロビジョニングインターフェースにより、パートナーやお客様は OpenShift 上での仮想マシン、クラスター、AI サービスの迅速なデプロイが可能になります。組織はこれらのツールを活用して、スケーラブルな Red Hat 基盤上の AI 対応プライベートクラウドのコンポーネントとして、GPU-as-a-Service、Models-as-a-Service、Inferencing-as-a-Service を提供しつつ、AI モデルのライフサイクル管理を維持できます。
- データ主権のためのオンプレミス型テレメトリ: Red Hat Lightspeed が OpenShift 向けに、お客様が管理する環境内に完全に留まった形でコスト管理テレメトリ機能を提供します。この機能により、組織はデータリジデンシーを保持したままクラウド支出を包括的に可視化でき、主権領域を越えて運用データを送信する必要がなくなります。
- 地域のレジリエンスを高めるローカライズ済みソフトウェアの提供: Red Hat は、地域的な障害に伴うリスクを軽減するため、ソフトウェアサプライチェーンをローカライズする計画です。EU を皮切りに、地域内でのコンテンツ配信により、お客様やパートナーの皆様は Red Hat Enterprise Linux を現地でダウンロードできるようになります。この取り組みによって、アップデートストリームに対する制御を現地に置くことで、重要なソフトウェア提供のレジリエンスが向上します。Red Hat は、2026年末までに対象製品をさらに拡大する予定です。
ソブリンクラウドとプライベートクラウド向けのグローバルなエコシステム
Red Hat のオープンアーキテクチャは、運用上の独立性を実現するための業界全体の取り組みの中心的な役割を果たしています。業界のリーダー企業との深い技術的成果を通じて、Red Hat は、お客様が必要とする技術的な選択肢、地域固有の専門知識、そして自律的な制御を提供しています。
- NVIDIA Cloud Partner(NCP)プログラムにおける、AI Cloud Ready ステータス: Red Hat は、ソブリン AI クラウドおよびネオクラウド向けの検証済みプラットフォームを提供しています。これにより、NVIDIA のパートナー企業は、オンデマンドでマルチテナント型の AI リソースやサービスを提供が可能となります。組織は AI ライフサイクル全体をフルスタックで制御し、ハイブリッドクラウド全体での独立性を高めることができます。
- Red Hat OpenShift on Google Cloud Dedicated: Red Hat と Google の広範な連携を基盤とした OpenShift on Google Cloud Dedicated は、制御に関する内部要件が最も厳しい組織向けに、分離されたインフラストラクチャを提供します。これにより、組織は運用上の独立性を追求しつつ、主権に関する指令やエンタープライズグレードの性能要件にも対応することが可能になります。
- IBM Sovereign Core: Red Hat OpenShift、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Ansible Automation Platform、およびRed Hat AI は、IBM のソブリンクラウドおよびプライベートクラウドソリューションの基盤となっています。この基盤は、コンプライアンスの自動化、インフラストラクチャのモダナイゼーション、および AI イノベーションを支えるクラウドインフラストラクチャとして機能しています。
この取り組みは、Telenor、Core42、DataCom、富士通、NxtGen、Sopra Steria など、ソブリン AI クラウドを構築するパートナーやサービスプロバイダーからなる専門的なエコシステムによって、さらに強化されています。これらのパートナーは、現地の規制当局の管理下で、コンプライアンス対応かつ高性能な AI およびクラウドサービスをデプロイするために必要な、現地に根差した専門知識を提供しています。
サポートコメント
Red Hat シニアバイスプレジデント兼最高製品責任者(CPO) Ashesh Badani(アシェシュ・バダニ)
「イノベーションは、制御と引き換えにすべきものではありません。組織が管轄区域の要件を遵守する場合であれ、独自仕様のサイロからデータを回収する場合であれ、私たちは、より自律的な未来を築くための機能とプラットフォームを提供します。Red Hat は、これらのテクノロジーを活用する組織が、自らの条件に基づいて、今後 10 年間の AI およびクラウドのイノベーションを推進できるよう支援することに注力しています」
NxtGen MD 兼 CEO A S Rajgopal(A S ラジゴパル)氏
「NxtGen では、インドのソブリン AI の未来は、分散型かつ自立的で、独自仕様の依存から自由であるべきと考えています。主権こそが私たちの経営理念です。当社のマネージド AI プラットフォームは、その信念に基づき構築されており、Red Hat OpenShift のオープンソースの力を、基盤となるオーケストレーターとして活用することで、GPU へのアクセスを民主化し、イノベーションを国内に確実に留めるためにインドが必要とする透明性と技術的独立性を提供します」
Red Hat Summit
Red Hat Summit の基調講演では、Red Hat のエグゼクティブ、顧客、パートナーによる最新情報をご覧いただけます。
- プラットフォームを選択 — 5月12日(火) 米国東部夏時間 8:30~10:00(YouTube)
- AI対応企業が登場 — 5月13日(水) 米国東部夏時間 9:00~10:00(YouTube)
その他のリソース
- Red Hat Confirmed Sovereign Support の詳細を読む
- Red Hat デジタル主権準備度評価 を受ける
- Red Hat のソブリンクラウドソリューションについて詳しく見る
Red Hat とつながる
- レッドハット株式会社について
- Red Hat newsroom について
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本件に関するお問い合わせ
レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472
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Red Hat は、オープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーのリーダーであり、変革をもたらす IT イノベーションと AI アプリケーションのための信頼できる一貫性のある包括的な基盤を提供しています。クラウド、デベロッパー、AI、Linux、オートメーション、アプリケーション・プラットフォームテクノロジーのポートフォリオにより、データセンターからエッジまで、あらゆるアプリケーションをあらゆる場所で実現できます。Red Hat は、エンタープライズ向けオープンソース・ソフトウェア・ソリューションを提供する世界有数のプロバイダーとして、将来の IT 課題を解決するためにオープンエコシステムとコミュニティに投資しています。Red Hat は、パートナーやお客様と協力しながら、コンサルティングサービスや受賞歴のあるトレーニングや認定資格の提供に支えられて、お客様の IT 環境の構築、接続、自動化、保護、管理を支援しています。
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