プレスリリース

Red Hat、フルスタックの自動化でエンタープライズKubernetesを再定義する Red Hat OpenShift 4を発表

ハイブリッドクラウド環境の次世代アプリケーションでビジネスの革新を可能にする、 業界で最も包括的なエンタープライズKubernetesプラットフォーム

東京

[ボストン – RED HAT SUMMIT – 2019年5月8日 (現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

OpenShiftを活用することで、当社のアプリケーション・チームと開発者はビジネスの問題解決により多くの時間を費やし、プラットフォームの構築にかかる時間を削減することが可能です。このOpenShiftの次期バージョンで、当社はOperatorsで提供可能な自動化された運用機能を実現する予定で、これは需要に応じたスケールアップとスケールアウトに役立つとともに、さらに多くの制御を顧客の手に委ねることができます。

Jay Ryanインフラストラクチャ・アーキテクト, GE

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、信頼性の高いエンタープライズKubernetesプラットフォームの次世代バージョンで、本番システムにおけるコンテナオーケストレーションの複雑な現実に対応するよう再設計されたRed Hat OpenShift 4を発表しました。OpenShift 4は、あらゆる場所のKubernetesデプロイメントにわたって自動化されたアップデートを促進することにより、ハイブリッドクラウド全体にわたってクラウド・ライクな体験を提供するように設計されています。強化された開発者向けの柔軟性と組み合わせ、Kubernetes Operatorsに支えられ、現代的で新しいクラウドネイティブなワークロード用の、よりセキュアで一貫性のある基盤の確立に貢献します。ANZ銀行、サンタンデール銀行、キャセイパシフィック、コペル・テレコム、GE、ルフトハンザ・テクニック、マッコーリー銀行、Miles and More GmbH、Paychex、Porsche Informatik、Sabre、Swisscom AG、Via Varejo、X by Orangeなどの全世界の様々な業界の1,000以上の組織、および今年度のRed Hat Innovation Awardsの受賞者である BP、ドイツ銀行、エミレーツNBD、HCAヘルスケア、Kohl’sは、OpenShiftを使ってアプリケーションの開発と提供を迅速化しています。

ハイブリッドおよびマルチクラウドデプロイメントは、今や業界標準になっています[1]。IDCは、2020年までに全世界の組織の90%以上がマルチクラウド方式を導入すると予想しています[2]。Red Hat OpenShift 4はハイブリッドおよびマルチクラウドのデプロイメントをシンプル化し、IT組織による新しいアプリケーションのデプロイを迅速化して、常に増え続けている競争の激しい市場でのビジネスの繁栄と差別化に貢献します。

 

あらゆる場所で、クラウドをシンプル化・自動化

Red Hat OpenShift 4は多様な環境向けに設計されており、現代的アプリケーション・プラットフォームのベストプラクティスを自動化およびオペレーション化する次世代のKubernetes規格の到来を告げるものです。Red Hat OpenShift 4はハイブリッドの世界のための統一化されたクラウド体験として動作し、以下によってオートメーション・ファーストのアプローチを実現します。

  • ハイブリッドクラウド用の自己管理プラットフォーム:Red Hat Enterprise LinuxとRed Hat Enterprise Linux CoreOSという信頼すべき基盤によって実現され、ハイブリッドクラウド全体にわたる自動ソフトウェアアップデートとライフサイクル管理を通してクラウド的な体験を提供します。これによって、セキュリティ、監査可能性、再現性、管理の容易さ、およびユーザー体験の強化が可能になります。
  • 適応力と異種混合サポート: 今後数か月で、Alibaba、Amazon Web Services(AWS)、Google Cloud、IBM Cloud、Microsoft Azureを含む主要パブリッククラウドベンダー、OpenStackのようなプライベートクラウドテクノロジー、仮想化プラットフォーム、およびベアメタル・サーバーにわたって利用可能になります。
  • 合理化されたフルスタック・インストレーション:自動化されたプロセスで行われ、エンタープライズKubernetesを短時間で使い始めるのがより容易になります。
  • シンプル化されたアプリケーションのデプロイメントとライフサイクル管理:Kubernetes Operatorsによって実現されます。Red Hatは、アプリケーションの保守、スケーリング、およびフェイルオーバーを自動化するOperatorsによって、Kubernetes上のステートフルで複雑なアプリケーションに先じて着手しました。今回のOpenShift 4では、Red Hat OpenShift Certified Operatorsを提供します。より幅広いパートナーエコシステムとの連携によって、OpenShift 4はハイブリッドクラウド全体にわたってサービスとして動作する広範なアプリケーション群を含んでいます。

 

信頼性の高いエンタープライズKubernetes

Red Hat OpenShift Container Platformは、認定済みの、規格に適合したKubernetesで、Cloud Native Computing Foundation(CNCF)による検証済みです。オープンソースの専門知識、互換性のあるエコシステム、およびRed Hatのリーダーシップに支えられた、世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームを基盤に構築された唯一のエンタープライズKubernetes製品です。Kubernetesコミュニティの最大級のコントリビューターとして、Red Hatは OpenShift 4でKubernetesをエンタープライズ向けに洗練させ、アップストリームのコミュニティによる主要なイノベーションを保持しつつ強化されよりセキュアになったコードベースを提供します。

強化されたセキュリティと安定性を維持しながら、より柔軟なデプロイメントの実装形態を提供するために、OpenShift 4ではOpenShiftに特化したRed Hat Enterprise Linuxの組み込みバージョンであるRed Hat Enterprise Linux CoreOSが導入されました。Red Hat Enterprise Linux CoreOSは、エンタープライズグレードのKubernetesのデプロイメントに関する拡張された選択肢を企業に提供し、軽量で、完全な不変性を備え、コンテナ用に最適化されたLinux OSディストリビューションを提供します。このバージョンでも、セキュリティ機能と安定性は最重要であり、自動化されたアップデートはKubernetesによって管理されOpenShiftによってボタンのワンプッシュで実現されます。これは保守の軽減とビジネスの生産性向上に役立ちます。

OpenShift 4は、Red Hatコンサルティングを含む、受賞歴のあるRed Hatのサポートおよび包括的な専門サービスに支えられています。技術的な専門知識と戦略的な助言および分析によって、Red HatはIT組織が現在および将来におけるニーズに適合するソリューションを構築するお手伝いをします。

 

開発者によるイノベーションを実現

デジタル変革の促進に果たす役割から、多くのIT組織にとってアプリケーション開発が絶対に必要です。OpenShift 4は、一貫性のあるプラットフォームとしてアプリケーション開発のニーズの変化に対応し、以下の機能によって開発者の生産性を最適化します。

  • セルフサービス、オートメーション、およびアプリケーション・サービス:アプリケーション・サービスのオンデマンド・プロビジョニングと、Operatorsを利用するコンテナ化されたアプリケーションのビルドとデプロイの自動化の提供によって、開発者がアプリケーションを拡張できるようにします。
  • Red Hat CodeReady Workspaces :開発者が日常的に使用する慣れ親しんだ統合開発環境(IDE)で作業しながら、コンテナとKubernetesの力を活用できるようにします。CodeReady Workspacesは、ラップトップでコンテナまたは仮想マシン(VM)を実行する場合よりも一貫性があり、協業的で、保護されています。WebベースのIDE内でコンテナ化されたアプリケーションのコーディング、ビルド、テスト、実行、およびデバッグを行うために必要なツールと依存ライブラリが含まれています。
  • OpenShift Service Mesh:Istio、Jaeger、およびKialiの各プロジェクトを組み合わせてひとつの機能にしたもので、マイクロサービスベースのアプリケーション・アーキテクチャの通信ロジックをコード化し、開発チームがビジネス付加ロジックに専念できるようにします。
  • Knativeによるサーバーレスアプリケーション構築:KubernetesをサーバーレスもしくはFaaS(function-as-a-service)ワークロードの構築、デプロイ、および管理のための理想的なプラットフォームにします(開発者プレビュー)。Knativeの機能には、スケール・ツー・ゼロ、オートスケーリング、イン・クラスタ・ビルド、およびKubernetes上でクラウドネイティブなアプリケーションを開発するためのイベンティング・フレームワークなどがあります。アプリケーションの構築、デプロイ、管理の複雑な部分を隠すことによって、開発者がコードの記述に専念できるようにします。
  • KEDA(Kubernetes-based event-driven autoscaling):MicrosoftとRed Hatの共同作業によってKubernetes上のサーバーレス・イベントドリブン・コンテナのデプロイメントをサポートし、OpenShift内でAzure Functionsを実現します(開発者プレビュー)。これによって、Red Hat OpenShiftを使用したハイブリッドクラウドとオンプレミスにわたるイベントドリブン、サーバーレス機能の開発が促進されます。
  • Red Hatミドルウェアを使用するOpenShift上のOperator対応アプリケーション環境:OpenShift認定Operatorの威力を重要なインテグレーションおよびプロセス・オートメーション・テクノロジーに導入します。これによってIT組織はOperator機能を中心に開発環境を統一し、開発者がツールのアップデートや保守を気にかけることなく純粋に次世代サービスおよびアプリケーションの提供に専念することが可能になります。
  • Operator対応Red Hat OpenShift Container Storage 4:現在開発中。暗号化、レプリケーション、ハイブリッドクラウド全体にわたる可用性などの機能を必要とするクラウドネイティブなアプリケーションに、非常にスケーラブルな永続ストレージを提供します。アプリケーション・チームは、SQL/NoSQLデータベース、CI/CDパイプライン、AI/MLなどを含む多様な種類のワークロードに永続ボリュームを動的にプロビジョニングできます。

 

■提供開始時期

Red Hat OpenShift 4は、来月提供開始されます。

 

■報道機関向けウェブキャスト

Red Hatは5月8日(水)午前11時(東部夏時間)にRed Hat Summit会場から生中継でプレスカンファレンスを開催します。発表の後、報道関係およびアナリストの皆様は生中継の質疑応答セッションにご参加いただけます。

プレスカンファレンスへの登録またはイベント終了後の再生視聴については、https://onlinexperiences.com/Launch/QReg/ShowUUID=45D50AF9-7E2C-4F8C-8606-B85EBDA927ACをご覧ください。

 

■サポートコメント

Red Hat クラウド・プラットフォーム担当シニアバイスプレジデント Ashesh Badani

「エンタープライズITの未来はハイブリッドおよびマルチクラウド・コンピューティングによって推進され、オンプレミスのデータセンターとパブリッククラウドの実装形態の間でワークロードをシームレスに繋ぐ橋渡しの役割をKubernetesが果たします。Red Hat OpenShift 4はこのKubernetesのビジョンを現実のものにし、ハイブリッドクラウド全体にわたる、一貫性のある、自己管理能力を備えたエンタープライズKubernetesプラットフォームを提供します。OpenShift 4は、開発者の生産性を高めるとともにネイティブなオートメーションによって運用の複雑性を低減し、本番対応性とクラウドネイティブなイノベーションを兼ね備えたKubernetesプラットフォームを提供します。」

 

IDC ソフトウェア開発&オープンソース担当グループバイスプレジデント Al Gillen

「Red Hatは長年にわたってオープンソース・コミュニティ内の手本となり、発生初期のプロジェクトと成熟の進むプロジェクトの両方に貢献してきました。Kubernetesの登場後、Red Hatはペースを早め、OpenShiftの一部としてのKubernetes上のコンテナサポートによって早期の主導的立場を確立しました。Red Hat OpenShift 4の発表によって、マルチクラウド・ソリューションもマネージド・クラウドサービスとして利用可能になります。この製品は、デプロイメントの自動化と運用のシンプル化に大幅な改善をもたらすパッケージの形で顧客が求める可搬性を提供し、究極的にはイノベーションを容易にします。」

 

GE インフラストラクチャ・アーキテクト Jay Ryan氏

「当社のグローバル・ビジネスはデジタル産業革命を先導しており、Red Hatのような信頼性の高いテクノロジー・リーダーと協力することが重要です。当社のKubernetes製品はエンタープライズクラスであり、初期状態でよりセキュアであるように設計されているため、Red Hat OpenShift上に構築されています。当社はクラウドおよびコンテナ・エコシステムの早期採用者であることに誇りを持っており、すべてを自社で構築および保守する必要がないことを理解しています。GE全体のITサービスにとっての中枢神経系であるGEのCoreTechの一部として、当社はRed Hat OpenShiftの力を活用し、全世界のGEの事業に対するサービスとしてKubernetesを提供するために使っています。OpenShiftによって、当社のアプリケーション・チームと開発者はビジネスの問題解決により多くの時間を費やし、プラットフォームの構築にかかる時間を削減することが可能です。このOpenShiftの次期バージョンで、当社はOperatorsで提供可能な自動化された運用機能を実現する予定で、これは需要に応じたスケールアップとスケールアウトに役立つとともに、さらに多くの制御を顧客の手に委ねることができます。」

 

ルフトハンザ・テクニック AVIATAR担当テクノロジーおよびインフラストラクチャ責任者 Tobias Mohr氏

「Red Hatのオープンソースを利用することで、速度と発展を拡大する機会が得られました。当社はRed Hat OpenShiftを使用して、顧客向けにAVIATARデジタル・プラットフォームの新しいインフラストラクチャコンポーネントの構築、デプロイ、実行、および統合を行っています。OpenShift 4で実現可能な自動化のおかげで、当社はこのアジリティを維持できます。」

 

Miles and More GmbH エンタープライズ・アーキテクト Matthias Krohnen氏

「Red Hatのおかげで、最先端のオープンソース・ソリューションと、信頼に足るよりセキュアなKubernetesのエンタープライズサポートという、ふたつの世界の最良の部分が手に入りました。Red Hat OpenShift Container Platformをベースとする改良されたインフラストラクチャによって、当社は追加のサービスを迅速に提供し、新しいビジネスチャンスに取り組み、航空業界以外の企業にとっての魅力的なパートナーとしての立場を全般的に強化できるようになります。OpenShift 4のイノベーションがフルスタックの自動化とより多くのツールを提供し、開発者の生産性を高めてくれるのを楽しみにしています。」

 

Swisscom(Schweiz)AG 新規事業責任者 Marcel Meier氏

「160年以上の歴史を持つスイスの大手テレコムおよびITプロバイダーとして、当社は革新を続ける必要があり、アプリケーション・コンテナは当社の顧客とソフトウェア・パートナーに対する開発者の生産性を高める上で役立っています。現在当社はcontainers-as-a-service戦略の一部としてRed Hat OpenShiftを利用しており、すべての関係者にとってのより大きなビジネス価値の生成に重点を置いて、パートナー、顧客、および社内チームにより高速なサービスを提供するために役立っています。」

 

関連リンク

 

その他のリンク

 

本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

Red Hat について

エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジーを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング・サービスにより、Red Hatはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザリーとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース・コミュニティの戦略的パートナーとして、デジタルの未来に備えるための準備を支援します。

将来予想に関する記述

このプレスリリースに含まれる表現は、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)が定める定義の範囲内で「将来の見通しに関する声明」に相当する場合があります。将来の見通しに関する声明は、特定の仮定に基づいて将来の出来事に対する現在の期待を表明したものであり、過去または現在の事実に直接関連しない声明を含んでいます。実際の結果は、重要なさまざまの要因により、将来予測に関する記述に示されたものとは大きく異なることがあります。その重要な要因としては、IBM(International Business Machines Corporation)との合併が進行中であること、当社が実効性のある競争を行えるか、新しい製品や技術革新を適時に提供して、それらに対する需要を喚起できるかに関するリスク、IT投資の遅れや削減、買収先の統合および取得した技術や商品を市場にうまく投入できるかに関するリスク、当社の製品及び当社の製品が依存する第三者の製品の誤りまたは欠陥に関するリスク、当社製品とその他のデータのセキュリティ上の脆弱性に関するリスク、為替レートの変動、主要スタッフの変更とそれらの者への依存、業界統合による影響、訴訟やそれに関連する和解の不確実性や不利な結末、当社の知的所有権を適切に保護できないこと、また、第三者の知的所有権に関してライセンス侵害・違反の請求がなされる可能性、当社の国際的活動における財務および活動上の課題への対応力、当社の成長と国際的活動に対する実効性がない管理と統制、並びに、当社のForm10-Qに基づく最新の四半期報告書(コピーはSECのウェブサイトhttp://www.sec.govから入手可能)に掲載されているその他の要因(同ウェブサイトの「リスク要因」および「財務状態と営業成績に関する経営陣の考察と分析」の項に掲載されている要因)などが挙げられます。これらの要因に加えて、実際の将来の業績、結果、および成果は、業界や市場の全般的な状況、成長率、経済および政治の状況、政府・公共の政策の変更、地震や洪水などの自然災害の影響などの、より一般的な要因のために大きく異なる場合があります。本プレスリリースに掲載されている将来予測に関する記述は、その発行日時点の当社の見解を示したものであり、その見解は変更されることがあります。ただし、当社は将来のある時点で将来予測に関する記述を更新することもありますが、更新についていかなる義務も負うものではありません。これらの将来の見通しに関する声明は、本プレスリリースの発行日より後のいかなる時点における当社の見解も表すものではありません。

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