Voyager と Red Hat、Space Edge マイクロデータセンターに Red Hat Enterprise Linux を導入

今回の協業により、国際宇宙ステーション(ISS)に一貫性と堅牢性を備えた Linux 基盤を導入し、AI 対応インフラストラクチャと DevSecOps の実践を宇宙空間のエッジにまで拡張

東京 -

[ジョージア州アトランタ – RED HAT SUMMIT – 2026年5月11日(現地時間)発表]アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードする Red Hat と、Voyager Technologies(NYSE: VOYG)は本日、国際宇宙ステーション(ISS)に配備された Voyager の LEOcloud Space Edge™ IaaS マイクロデータセンターに、Red Hat Enterprise Linux 10.1 および Red Hat Universal Base Image(UBI)をデプロイしたことを発表しました。今回の協業により、コンテナ用に最適化されたエンタープライズ向け Linux プラットフォームが軌道上に展開され、宇宙空間で AI 対応ワークロードを実行するための、一貫性と堅牢性を兼ね備えた運用基盤を提供します。このマイルストーンにより、宇宙ベースのクラウドサービスや軌道上データセンター(ODC)の進化が促進され、エッジでのリアルタイム処理に向けた、強固なセキュリティを備える運用基盤が実現します。

エンドユーザーは、地上エンタープライズ環境を拡張して、データが生成される場所、つまり宇宙でデータを処理することができるようになり、Red Hat とともに、より迅速にインサイトを引き出し、運用のレジリエンスを高めることができます

Matt Magaña(マット・マガニャ)氏

Voyager 宇宙・国防・国家安全保障担当プレジデント

民間企業や政府機関が宇宙ベースのデータへの依存度を高めるなか、軌道上でのデータ処理能力は重要度を増しています。Space Edge マイクロデータセンターで Red Hat Enterprise Linux を実行することで、データソースでワークロードを運用できるようになり、レイテンシと運用コストを削減しながら、エッジ環境における、よりプロアクティブなセキュリティポスチャをサポートします。

宇宙ベースのコンピューティングにおけるオーケストレーションの制約に対処

軌道上データセンター(ODC)の実現には、オープンイノベーションと極めて高いレジリエンスが求められます。今回の協業では、限られた電力や制約のあるハードウェアリソースへの最適化、遅延や障害が発生するネットワーク条件下でのデータ処理の管理、そして堅牢なエンタープライズグレードの Linux 基盤の提供を通じて、宇宙ベース環境特有の課題に対処します。これらの軌道上ワークロードを地上における DevSecOps の実践と統合することで、Red Hat と Voyager は、組織がより一貫性と信頼性に優れたハイブリッドクラウド基盤を軌道上に拡張できるよう支援します。

Red Hat と Voyager は、クラウド機能が地球から低軌道(LEO)、月周辺、さらにはその先へとシームレスに拡張する宇宙ベースのコンピューティングの新時代の基盤を築いています。このアプローチにより、組織は既存の DevSecOps の実践、コンテナ戦略、およびプロアクティブなセキュリティポスチャを、新たな運用領域全体へ、高い整合性を保ちながら拡張できるようになります。

IT イノベーションを支える耐久性のある基盤

Red Hat Enterprise Linux 10.1 および Red Hat UBI のデプロイにより、以下の柱となるコアテクノロジーを通じて、低軌道環境における極めて厳しい運用要件に対応します。

  • イミュータブルかつコンテナネイティブな運用: Voyager はイメージモードを活用することで、宇宙の過酷な環境下でも構成ドリフトが生じにくい、一貫性がありイミュータブルなオペレーティングシステムをデプロイします。ソフトリブートにより、ミッションクリティカルな宇宙アプリケーションのダウンタイムを最小限に抑えることが可能です。
  • 量子コンピュータに耐性のあるセキュリティ: NIST 認定のポスト量子暗号技術が、機密データを保護し、宇宙エッジまで戦略的かつ耐久性のあるセキュリティポスチャを提供します。
  • ポータブルなワークロード: Red Hat UBI は、制約のある宇宙空間のハードウェアのリソースオーバーヘッドを削減する軽量なコンテナイメージ基盤を提供します。これにより、エンタープライズグレードの堅牢な Linux 基盤を維持しながら、スペースパートナーの統合向けに、よりポータブルな環境を実現します。
  • 宇宙へのハイブリッドクラウドの拡張: Voyager は、Podman をコンテナエンジンとして、Ansible Automation プラットフォームとともに使用し、軌道上まで DevSecOps の実践を拡張し、地上から軌道上までコンテナ化されたアプリケーションを実行し、AI 用に最適化されたツールを提供します。

サポートコメント

Red Hat Air and Space Forces 担当チーフアーキテクト Travis Steele(トラヴィス・スティール)

「宇宙はハイブリッドクラウドにおける次のフロンティアです。データがどこで生成されようと、信頼できるレジリエントなクラウドインフラストラクチャがあるかどうかで成功が決まります。私たちは Voyager とともに、信頼できるオープンソーステクノロジーを宇宙に拡張し、組織がより自信を持って軌道上でデータを処理し、迅速に行動できるようにします」

Voyager 宇宙・国防・国家安全保障担当プレジデント Matt Magaña(マット・マガニャ)氏

「ISS 上の Space Edge により、私たちは先駆者としてのビジョンと戦略を実行してクラウドサービスを宇宙に拡張し、エンドユーザーに地上のクラウドインフラストラクチャを使用しているのと同じ体験を提供します。エンドユーザーは、地上エンタープライズ環境を拡張して、データが生成される場所、つまり宇宙でデータを処理することができるようになり、Red Hat とともに、より迅速にインサイトを引き出し、運用のレジリエンスを高めることができます」

その他のリソース

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本件に関するお問い合わせ
レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472

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