Zero Latency社、分散型ネオクラウドネットワークに Red Hat AI Factory with NVIDIA を採用

エッジにおけるリアルタイム AI の実現に向けて、分散型 AI 推論ネットワークに Red Hat AI Enterprise を採用し、全米で高性能な GPU コンピューティングを展開

東京 -

[ジョージア州アトランタ – RED HAT SUMMIT – 2026年5月11日(現地時間)発表]アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードする Red Hat は、分散型 AI 推論ネットワークを提供する Zero Latency 社(0.lat)が、全米規模のネットワークにおけるエンタープライズ Kubernetes 基盤として、Red Hat AI Factory with NVIDIA を採用したことを発表しました。Red Hat AI Factory with NVIDIA を基盤とする Zero Latency のネオクラウドソリューションは、分散型エッジデータセンターから AI 推論を集約してネットワーク化し、産業拠点へと展開します。なお、同社のネットワーク「Zerogrid」は、NVIDIA Blackwell GPU のスケーラブルな低遅延ノードを搭載しています。

AI が研究機関から実社会での応用へと移行するなか、レイテンシー、データグラビティ、バースト処理の制約は依然として大きな障壁となっており、特に産業オートメーションやリアルタイム取引のような時間的制約のあるタスクにおいてその傾向は顕著です。実社会での応用では、安全性の要件を満たすためにミリ秒単位の処理が求められることが多く、中央集約型のクラウドアーキテクチャではこのようなニーズを満たすことが困難です。Zero Latency は、エッジデータセンターの分散型ネットワークを通じてこの「遅延コスト」を解消し、データの生成される場所の近くに、より標準化された高性能な環境を提供します。

Red Hat AI Enterprise を基盤とする推論バックボーンを備えた Zero Latency の分散型推論ネットワークは、以下の3つの柱で構成されています。

  • グローバルなスケーラビリティ: 数百ものエッジサイトにおける AI ワークロードを標準化することで、サイト固有の複雑さを軽減し、ワンクリックでのデプロイと一元的な管理を実現します。
  • オンデマンド型の高性能コンピューティング: オンデマンドの NVIDIA Blackwell GPU により、特殊ハードウェアへのアクセスを民主化し、プライベート推論インフラストラクチャに必要となる莫大な設備投資を要することなく、スケーラビリティを確保します。
  • エンタープライズグレードのレジリエンス: Red Hat OpenShift AI(Red Hat AI Enterprise のコンポーネント)の、実績あるセキュリティ機能と安定性を基盤とし、厳格な産業ITの基準とセキュリティプロトコルに対応した、信頼性の高いコンテナ化環境を提供します。

Red Hat AI Enterprise と Red Hat Advanced Cluster Management for Kubernetes が、Zero Latency の分散型ネットワークにエンタープライズ向けのコンテナ化基盤を提供します。この組み合わせにより、Zero Latency は単一かつ一貫性のあるワークフローで、複数拠点にまたがる GPU リソースの管理を可能にします。このプラットフォームは Intel Xeon プロセッサと NVIDIA Blackwell GPU を搭載しており、集約的な AI 推論に必要な高性能アーキテクチャを提供します。

今回の協業は、次世代の AI スタートアップ向けに特化した GPU サービスを提供するネオクラウドの成長における重要な一歩となります。Zero Latency は現在、初期のデータセンターで運用を開始しており、今後、世界中の何百もの拠点へと事業を拡大する計画です。

サポートコメント

Red Hat AI 事業部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Joe Fernandes(ジョー・フェルナンデス)
「Zero Latency は、AI コンピューティングがエッジに展開される仕組みを変革しています。Red Hat AI Enterprise を採用して分散型インフラストラクチャを管理することで、Zero Latency は、大規模なリソース投資の負担なしに、ハイブリッドクラウドテクノロジーによってイノベーションをスケールできることを実証しています。私たちは Zero Latency と協力し、低遅延 AI アプリケーションの未来に向けたアーキテクチャの構築を支援しています」

Zero Latency 共同創設者 Michael Huerta(マイケル・ウエルタ)氏
「私たちは長年にわたり、分散型インフラストラクチャこそが負荷の非常に高いワークロードにおいて、集中型インフラストラクチャを凌駕すると信じてきました。そして電力市場において、そのモデルを証明しました。AI 推論は、そのモデルが適している次の領域です。機械主導の制約が多く、集中型クラウドでは十分に対応しきれない分野だからです。Red Hat AI Enterprise は、工場の現場からストリートに至るまで、このアーキテクチャを企業のお客様に提供するためのコンテナ化基盤を提供してくれます」

Red Hat Summit

Red Hat Summit の基調講演では、Red Hat のエグゼクティブ、顧客、パートナーによる最新情報をご覧いただけます。

その他のリソース

Red Hat とつながる

 

本件に関するお問い合わせ
レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472

フィードを購読する
  • Red Hat について
  • Red Hat は、オープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーのリーダーであり、変革をもたらす IT イノベーションと AI アプリケーションのための信頼できる一貫性のある包括的な基盤を提供しています。クラウド、デベロッパー、AI、Linux、オートメーション、アプリケーション・プラットフォームテクノロジーのポートフォリオにより、データセンターからエッジまで、あらゆるアプリケーションをあらゆる場所で実現できます。Red Hat は、エンタープライズ向けオープンソース・ソフトウェア・ソリューションを提供する世界有数のプロバイダーとして、将来の IT 課題を解決するためにオープンエコシステムとコミュニティに投資しています。Red Hat は、パートナーやお客様と協力しながら、コンサルティングサービスや受賞歴のあるトレーニングや認定資格の提供に支えられて、お客様の IT 環境の構築、接続、自動化、保護、管理を支援しています。

  • 将来の見通しに関する声明
  • ここに記載されている過去の事実に関する情報および討議を除き、本プレスリリースに含まれる表現は、1995年米国民事証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)が定める定義の範囲内で「将来の見通しに関する声明」に相当する場合があります。将来の見通しに関する声明は、将来の事業および業績に関する当社の現時点での仮定に基づいています。これらの声明には、様々なリスク、不確実性、その他の要因が含まれており、実際の結果は、そうした将来の見通しに関する声明で示されたものと実質的に異なる場合があります。このプレスリリースに掲載されている将来の見通しに関する声明は、その発行日時点の当社の見解を示したものです。法令により義務付けられる場合を除き、当社は、将来の見通しに関する声明を更新または訂正する義務を一切負いません。

    ###

    Red Hat、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat ロゴ、JBoss、Ansible、Ceph、CloudForms、Gluster、OpenShift は、米国およびその他の国における Red Hat, LLC. およびその子会社の商標または登録商標です。Linux® は、米国およびその他の国における Linus Torvalds の登録商標です。OpenStack のロゴおよびワードマークは、OpenStack Foundation の商標または登録商標であり、ライセンスに基づいて使用されています。