Red Hat OpenShift は Red Hat Enterprise Linux の信頼できる基盤の上に構築されており、お客様の信用と期待に応えられるレベルのセキュリティ、安定性、エコシステムを提供しています。 Red Hat が Linux を企業にもたらしたように、Kubernetes でも同じように取り組んでいます。コンテナは基本的に Linux の技術であるため、Red Hat ならコンテナと Kubernetes のスキルアップに最適な道のりを提供することが可能です。

業界でのコンテナの重要性が急速に高まりつつある今、Linux コアコース中の 2 コースを 1 日延長し、コンテナを学べるように変更しました。2020 年 10 月 1 日より、Red Hat システム管理 Ⅱ (RH134) と RHCSA 速習コース (RH199) が 4 日間から 5 日間に延長され、最終日にはコンテナ、Kubernetes、OpenShift のコンテンツに焦点を当てます。過去 1 年間にいずれかのコースを購入または受講された方は、今回追加されたコースの資料とバーチャルインストラクションに無料でアクセスすることができ、Red Hat 認定システム管理者試験 (EX200) における変更に向けて備えることが可能です。

Linux コースのこの変更により、Red Hat 認定システム管理者試験 (EX200) にもコンテナの資料が含まれるようになりました。この新しい試験内容は、受験者が実際のコンテナアプリケーションで実践的な経験を積むことができるようにしたもので、試験時間は 30 分間延長される予定です。

Red Hat Enterprise Linux 7 に基づく EX200 においては、これらの変更による影響はありません。コンテンツの変更は、Red Hat Enterprise Linux 8 に基づく RH199、RH134、EX200 でのみ発生します。

予備試験 - Containers, Kubernetes, and OpenShift - (PE180) の提供終了

現在の Red Hat 予備試験 - Containers, Kubernetes, & Openshift - (PE180) では、既存のイメージを拡張して新しいコンテナイメージを作成したり、プライベートレジストリからのイメージのプッシュ、プルを含むイメージ管理を行ったり、開発環境でコンテナを手動で実行したりリンクしたりするために必要な知識、スキル、能力をテストして実証することが可能です。

予備試験は対象分野でのスキルと知識を測る実践的な試験です。これらの試験は主にスキルを測定し、認定に向けて学習を進めている人たちの習熟度を示すことを目的としたものであり、認定を得ること自体を目的としたものではありません。

他の Red Hat 認定プログラムとの長期的な整合性を高めるため、2020 年 10 月 1 日から Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Containers and Kubernetes - (EX180) を開始する予定です。

これに伴い既存の予備試験は提供終了となり、この新しい試験が代替となります。Red Hat ラーニングサブスクリプション - Standard 内での既存の予備試験の購入や登録はできなくなります。 他の認定試験と同様、この新しい試験もテストセンターやクラスルームで実施されます (利用可能な場合)。また、新しく提供されることとなったリモート試験オプションを利用することも可能です。

新試験により PE180 は終了するものの、PE180 の認定を受けた人には EX180 の認定が与えられます。加えて 2020 年 10 月 1 日より、DO180 のタイトルを「Introduction to Containers, Kubernetes, and Red Hat OpenShift」から「Red Hat OpenShift I: Containers & Kubernetes」に変更し、提供内容と関連カリキュラムの更新を正確に反映させます。

今後の展望

今後数カ月の間に、コンテナセキュリティとスケーラブルな OpenShift デプロイメントに焦点を当てたコンテナカリキュラムを開発し、OpenShift コースのカタログに追加していく予定です。


執筆者紹介

Ken Goetz is the Global Vice President of Core Services at Red Hat.

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