当社が米国サンフランシスコでのイベント開催を予定していたRed Hat Summitをオンラインのみのバーチャル・エクスペリエンスに変更するという決定を下した際に、開催期間中、何に焦点を当てるかについても検討しました。
皆様と共有したいパートナー・エコシステムに関するいくつかの大きな製品の進歩と発展がありますが、現在お客様が当社に最も求めていることに焦点を当てることに決定しました。それは、Red Hatがお客様を支援するために行っていることを理解し、そのニーズがスピードアップすることであろうと、また困難を切り抜けることであろうと、お客様がどこにいても対応するテクノロジー・イノベーションについてです。明日、具体的な製品イノベーションについてさらに詳しくお話しし、将来のその他のエキサイティングな発展についてお伝えできることを楽しみにしています。
数週間前、私は、当初の取り組みの一部をご紹介しました。それは、Red Hatトレーニング・クラスの融通性、2020年3月17日から9月30日までの間に定められたすべてのRed Hat認定資格の有効期限の延長、回復力に関する課題についてボストン大学との協業、自動化へのアクセスの拡大、自社の分散型の働き方から学んだベスト・プラクティスなどです。
それ以来 – それ以前にも –当社は、お客様と連携し、お客様が生き残るだけでなく、繁栄するのを支援してきました。本日、当社は、Red Hatのテクノロジーが官民にわたって1つの国での生活の様々な側面を実現し、コア・インフラストラクチャの最適化およびイノベーションを可能にしている方法を示すいくつかの例を発表しました。
当社は、アルゼンチン最大の電力会社であるEdenorと連携し、顧客が停電をより迅速に報告し、Edenorが問題をより素早く現場保守チームに転送できるようにすることで- まさに文字通り –同国に明かりを灯し続けるのを支援しています。また、アルゼンチン保健省はRed Hatのオープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーを利用して、保健システムとインフラストラクチャを変革し、モダナイズしています。保健省のNational Digital Health Networkは、国内のユニバーサル・ヘルスケア・カバレッジ・サービスとイニシアティブへの接続性を大幅に改善しており – 現在240万人が登録されており、今年末までに1,500万人に達する見込みです。このシステムは不可欠です。アルゼンチンの市民にパンデミックの動向に関して随時通知し、現地および世界の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染者数を追跡するのを支援するために使用されています。
上記はわずか2つの例にすぎません – 明日から始まるRed Hat Summitのメインステージではさらに多くのお客様事例をご覧いただけます。メインステージでは、当社が現在、どのようにお客様をサポートし、協力し合っているかについて語ります。皆様のご参加をお待ちしております。
本日、当社は、以下を含むいくつかの追加のイニシアティブを発表いたします。
- 50%割引で利用可能な新規顧客向けのTechnical Account Management (TAM)サービス
- Red Hatポートフォリオの一部の製品の延長ライフサイクルサポート
- 一時解雇された労働者と求職者向けの無料トレーニング
- 誰でも利用可能な切望されるスキルと技術に関する無料オンライン・トレーニング・コース
これらのイニシアティブの各々に関する詳細をお読みください。
50%割引で利用可能な新規顧客向けのTAMサービス
TAMは当社のお客様の秘密兵器の一部と考えることができます。経験豊富な専門家であるTAMは、お客様が幅広くチームを動員して、Red Hatソリューションを最大限活用できるようサポートします。TAMは、舞台裏の各所でお客様と頻繁に連携し、お客様のテクノロジー戦略を導き、潜在的な問題を未然に解決し、中断を最小限に抑え、お客様が重要なビジネス課題に集中できるようにします。
サプライチェーンの中断、急速なイノベーションに加えて、在宅勤務やその他の移行戦略で、お客様が既存のIT資産の最適化に注力する、またはデジタル・トランスフォーメーション・イニシアティブを推進する必要性に拍車がかかっています。お客様の多くは削減された、または限られた人材でそれを行っています。ここでTAMが役立つのです。
当社はTAMの需要増加を見込んでおり、現在当社を最も必要としているお客様を支援するために今後6~12カ月にわたりTAMとしてお客様をサポートするRed Hatカスタマーエクスペリエンス&エンゲージメント部門およびコンサルティング部門の有能な人材がいることをお伝えできることを嬉しく思います。ステップアップすることがRed Hat Wayであり、当社は、これらのRed Hat社員を誇りに思い、感謝しています。
Red Hatポートフォリオの一部の製品の延長ライフサイクルサポート
Red Hatではすでに、ITイニシアティブを計画する際のより多くの選択肢と融通性をお客様に提供するための長期の予測可能なライフサイクルサポートを用意しています。お客様が、予定している移行やアップグレードにより当面の業務から焦点を移す必要がないように、当社は、近い将来に厳しいメンテナンス終了(EOM)を迎えていたはずのRed Hat製品に対し、延長サポートを提供します。これには、Red Hat Enterprise Linux (RHEL)、Red Hat OpenShift、Red Hat OpenShift Container Storage、Red Hat Ceph Storage、Red Hat Runtimesの一部のバージョンの延長ライフサイクルサポートが含まれます。
新たに延長されたRed Hat製品ライフサイクルサポートについての詳細をお読みください。
一時解雇された労働者と求職者向けの無料トレーニング
当社は、お客様が成功を収めるIT人材を必要としていることを理解していますが、その一方で、前例のないほど多くの職がCOVID-19蔓延で影響を受けていることも理解しています。影響を受けている個人が次の機会を見つけるのに役立つスキルや知識を身に付けるのを支援したいと思います。
業界の調査によれば、ITで最も切望されるジョブスキルは、Linux、コンテナ、Kubernetes、クラウド、Ansibleなどであるとのことです。これらのスキルはいずれもLinuxに根差していて、Red Hat認定システム管理者(RHCSA)の資格を取得したITプロフェッショナルは、オープンハイブリッドクラウドを推進する重要な技術を習得する態勢が整っており、 RHCSAは、トランスフォーメーションを推進する重要なスキルを身に付けるためのゲートウェイなのです。
当社は、さらに多くの人々がIT業界に就職するのに役立つ切望されるスキルを身に付けるのを支援できたらと考えており、そういうわけで、SkillsBuild.orgと協働してRHCSA Linuxラーニングパスを求職者に無料で提供しているのです。皆様が職業再訓練を求めているか、社会に進出してキャリアをスタートさせようとしている学生であるか、経験豊富なITプロフェッショナルであるかを問わず、このトレーニングは皆様に適しているでしょう。当社は、他のSkillsBuild.orgコンテンツ・パートナーからのコンテンツを加えることで自社のコンテンツを増補し、ITの事前知識がゼロまたは最小限しかない求職者がLinuxについていけるようにしています。
当社が求職者向けの無料のRHCSA Linuxラーニングパスを提供する方法についての詳細をご覧ください。
誰でも利用可能な無料オンライン・トレーニング・コース
4月初めより、当社は、以下を含む500,000以上の無料のRed Hatトレーニングコースを提供しています。
- Red Hat OpenStack Technical Overview
- Developing Cloud-Native Applications with Microservices Architectures
- Deploying Containerized Applications Technical Overview
- Developing Red Hat Agile Integration Technical Overview
- Ansible Essentials: Simplicity in Automation Technical Overview
- Red Hat Enterprise Linux Technical Overview
- Red Hat Satellite Technical Overview
- Virtualization and Infrastructure Migration Technical Overview
現在、当社は、2020年6月30日まで無料で自分のペースで学習できるオンラインのIntroduction to OpenShift Applicationsコースを追加しています。このコースでは、開発者はLinuxのテクニカルスキルに関係なく、Red Hat OpenShiftを使ってノートPC上にあるアプリケーションをクラウドへ移行する方法を学習します。
無料のRed Hatトレーニングについての詳細をご覧ください。皆様がキャリアに役立つ新しいスキルを求めているのであれば、これらのオファーをぜひご利用ください。
Red Hatがお手伝いします
これらは、Red Hatが引き続きお手伝いする新しい方法のごく一部にすぎません。世界が適応し回復し続けている中、当社は、社員、お客様、コミュニティが前進するのを支援できる方法を引き続き探っていくつもりです。Red Hat Summit Virtual Experienceの開催中に皆様にご参加いただき、前進するための皆様の組織の計画、課題、アイデアをお聞きできることを楽しみにしています。
この未曽有の時期を一緒に乗り越えて行きましょう。皆様、お互いに気をつけて過ごしましょう。