The future is open #1

今後のRed Hatの方向性

IBM
Ginni Rometty
会長兼社長兼CEOインタビュー

IBMは早くからオープンソースの可能性に着目し、1998年にはApacheの支援を開始し、1999年にはLinuxとRed Hatに10億ドル規模で投資をしました。昨年も340億ドルの投資を発表しましたね(笑)。話を戻すと、それ以来、EclipseやHyperledger、Istioなど、数多くの投資が続きました。

また私はジムが言うように、イノベーションをドライブするためには、エコシステムが重要だと考えています。オープンソースにおいては特に2つ、まず1つはオープンなガバナンスの存在、そしてオープンソースの利用とそれに対する貢献です。

IBM Ginni Rometty

今回Red HatにIBMへ加わってもらうことになったのは、Red Hatの人たちがすばらしい企業を作り上げたから、そしてオープンソースを礎にオープンで素晴らしいカルチャーを作り上げたからです。

いまユーザ企業では、クラウドに移行していないミッションクリティカルなシステムから、プライベートクラウド、パブリッククラウドまで、ばらばらになっていて、問題を抱えています。これを私もジムも大きな機会ととらえています。

多くのエンドユーザにとって、ニーズに応じて柔軟にオープンでハイブリッドなソリューションを提案できるRed Hatの存在は、今の時代に正に即したものだと言えます。だからIBMもこのタイミングで動きました。

IBMとRed Hatの協業で、オープンイノベーションという最も根本的な考え方を大切にしながら、オープンソースそのもををより世の中に広めていくことができればと考えています。そのためにも、Red Hatは今後もIBMとはまったく独立した存在として活動を続け、オープンソースカルチャーの活動を推し進めていきます。そして、IBMそのものが変わっていくことが大事だと考えています。

変革は、最初は様々なテクノロジーや実験的取り組みから始まりますが、なかなか真の変革の規模にはなりません。AIや、ミッションクリティカルなシステムの移行などは正しいことですが、働き方が変わらなければ本当の変革にはなりません。われわれはみな、実験から真の変革への途上にあります。

AIは、信頼性や、データの所有者、倫理、バイアスなどさまざまな問題を提起します。Hyperledgerなどのブロックチェーン技術は、サプライチェーンのあり方を根底から変えてしまう可能性があります。こうしたな中から人々が基本から考えなおしてイノベーションを起こす時期にあると言えます。

そして、このようなタイミングをふまえて、IBMはRed Hatを確実に支援し続けていくために今回の買収に動きました。

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