OpenShift Weblog

OKD4 一般提供開始のお知らせ

2020年7月15日、寄稿者:Diane Mueller

本日、OKD-WG は、Red Hat OpenShift Kubernetes プラットフォームのコミュニティ・ディストリビューションである OKD4 の一般提供 (GA) 開始を発表します。OKD4 の本日の GA リリースに伴い、Red Hat はオープンソースと、Kubernetes およびその他のクラウドネイティブ・コミュニティとのオープンなコラボレーションへのコミットメントを引き続き約束します。

OKD の Origin

2012 年 4 月、Red Hat は OpenShift のオープンソース・アップストリーム・プロジェクトとして Origin を初めてリリースしましたが、その後のクラウドネイティブ・テクノロジーの驚異的な軌跡についてはほとんど予測していませんでした。コンテナの台頭、OCI と Fedora CoreOS の誕生、そして CNCF による Operator Framework のインキュベーションにより、その軌跡は素晴らしいものになっています。OKD4 は、これらの驚くべき革新的なテクノロジーとそのコミュニティがなければ実現できなかったでしょう。

3.x のリリース期間中、OKD は Openshift Container Platform の安定した基盤であり、コミュニティ主導のコンポーネント (CentOS、Project Atomic など) をベースとするアップストリーム・ディストリビューションとして機能していました。Universal Base Image の登場により、OKD と OCP の関係は「アップストリームとダウンストリーム」から「兄弟ディストリビューション」と呼ばれるものに変わりました。イメージは RHEL7 ベースを使ってビルドされ、OKD と OCP に同時に配布でき、再ビルドは必要ありません。これにより、両方のディストリビューションで、RHEL7 からのセキュリティ修正を含む更新済みコードを早期に入手でき、Red Hat Enterprise Linux の安定した基盤を提供できます。

Openshift 4.x は、高可用性 (HA)、可観測性、シームレスなアップグレードに重点を置いています。OKD4 のリリースによって、コミュニティはこれらの機能に簡単にアクセスできるだけでなく、プラットフォームの方向性に (機能強化プロセスを介して) 影響を与えることが可能になり、実験、ディスカッション、知識共有のためのコミュニティスペースも利用できます。OKD4 の設計全体で使用されている Operator のパターンにより、ユーザーはクラスタをそのライフタイムにわたって効率的に維持できます。

リリースのハイライト

OKD4 は、ノードのベース OS として Fedora CoreOS を使用します。最近のセキュリティ修正、新機能 (cgroups v2 サポートなど)、および更新済みのソフトウェアを備えたクラスタを有効にします。OKD4 は、対応する Openshift Container Platform リリースと同じイメージを使用しています。その結果、コミュニティは開発に参加でき、特定の目標を達成するためにクラスタの任意の箇所を変更することができます。

クラスタは引き続き OKD3 と同じ機能を備えています。ユーザー環境にインストールし、ユーザーの好みに合わせて構成し、更新することができます。

OCP との違い

OCP とは異なり、OKD4 にはいくつかの特徴的な機能があります。

コミュニティ・ディストリビューションであるため、https://openshift.com/try からのプルシークレットは必要ありません。OKD4 のイメージはすべて、追加認証なしで使用できます。OKD4 のベース OS イメージは https://getfedora.org/en/coreos/download/ で入手できます。しかし、operatorhub.io で提供されている一部のオプションの Operator にはプルシークレットが必要なので、デフォルトでは OKD4 はコミュニティ Operator のみを使用してソースをインストールします。詳細は、FAQ を参照してください。

OCP は、高可用性 (HA) とプロダクション・ワークロードに重点を置いた、定評のある Kubernetes ディストリビューションです。これは、クラスタ構成を制限します。たとえば、単一のマスターインストールはサポートされません。しかし、OKD4 を使用すると、開発環境やステージ環境向けに、単一のマスタークラスタをインストールすることができます。ただし、これらのクラスタを新しいバージョンにアップグレードすることはできません。

OKD4 では、CI システムによる OCP テストが完了すると、新しい nightly リリースが作成されます。nightly リリースは 2 週間ごとに stable リリースストリームにプロモートされるため、ユーザーはチャネルを切り替えずに最新のテスト済みコードの更新を取得できます。

今すぐ始める

OKD4 のインストールは OCP4 のように簡単です。インストラクションについては、Getting Started を参照してください。

OKD 固有のドキュメントは、docs.okd.io で入手できます。

問題を報告するには、OKD Github リポジトリを使用してください:https://github.com/openshift/okd

テクニカルサポートについては、Kubernetes Slack の #openshift-users チャネルをご覧ください。

すでに OKD を使用している場合

すでに OKD を使用している場合は、OKD の導入に関する短いアンケートにご協力ください。所要時間は 5 分です。アンケートへのご回答は、ロードマップを推進するとともに、OKD にデプロイされる実際のワークロードを深く理解するために役立たせていただきます。

開発に参加する

OKD.io コミュニティサイトにアクセスして最新リリースをダウンロードしましょう。また、当社がコラボレーションしている主要なアップストリーム・プロジェクトや、当社のエンドユーザーとそのワークロードの詳細を確認したり、最新のリソースへのリンクを見つけたりすることができます。

OKD Working Group は隔週でミーティングを行い、開発と次のステップについて議論しています。ミーティングのスケジュールと場所は、openshift/community リポジトリで確認できます。

今後のミーティングのアジェンダと詳細はこちらでご覧いただけます:https://github.com/openshift/community/projects/1

コミュニティに参加する

590 以上のメンバー組織が参加している OpenShift Commons では、コミュニティが OpenShift に関するコラボレーションと共同作業を行っています。OpenShift Commons は、ユーザー、オペレーター、企業、新興企業、非営利団体、教育機関、パートナー、サービスプロバイダーなど、コミュニティのすべての参加者が利用できます。

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