RH319
Red Hat Virtualization + 認定試験
概要
コースの説明
仮想環境のデプロイ、設定、管理、および移行
Red Hat Virtualization + 認定試験 (RH319) は、Red Hat® Virtualization を使用して組織内の仮想マシンをデプロイ、管理、操作するために必要なスキルを習得して、実証します。受講者は多数の実習により、Red Hat Virtualization インフラストラクチャをデプロイおよび設定し、それを仮想マシンのプロビジョニングと管理に使用する能力を実証します。Red Hat 認定スペシャリスト試験 - Virtualization - の準備にも役立ち、コースには試験も含まれています。
このコースは、Red Hat Enterprise Virtualization 4.3、Red Hat Enterprise Linux® 7.6 と 8、および Red Hat Hyperconverged Infrastructure for Virtualization 1.6 に基づいています。
学習内容サマリー
- Red Hat Virtualization の設定
- Red Hat Virtualization で使用するためのネットワークとストレージの設定
- ユーザーアカウントの管理と Red Hat Virtualization 環境へのアクセス
- Red Hat Virtualization での仮想マシンのインストールと管理
- テンプレートの使用による仮想マシンの迅速なデプロイ
- 仮想マシンのスナップショットとイメージの管理
- 仮想マシンの移行、および高可用性 (HA) オプションの確認
このコースの対象者
Red Hat Virtualization のオープン仮想化管理プラットフォームに基づいた大規模な仮想化ソリューションのデプロイと、データセンター内の仮想サーバーの管理に関心を持つ Linux システム管理者、仮想化管理者、およびハイブリッド・インフラストラクチャ・エンジニア。
このコースの推奨条件
- Red Hat 認定システム管理者 (RHCSA®) である、または同等の経験を有する
- Ansible® 自動化を理解するために、Red Hat 認定エンジニア (RHCE®) になることを強く推奨します。
学習内容
学習内容
- Red Hat Virtualization の概要
- Red Hat Virtualization の目的とアーキテクチャの説明
- Red Hat Virtualization のインストールと設定
- 最小限の Red Hat Virtualization 環境をインストールし、それを使用して仮想マシンを作成する
- データセンターとクラスタの作成と管理
- データセンターとクラスタを使用して、ハイパーバイザーをグループ化する
- ユーザーアカウントとロールの管理
- 一元化したディレクトリサービスを使用してユーザーアカウントを設定し、ロールを使用して、担当業務に基づいてリソースへのアクセスを割り当てる
- 物理ホストの追加
- 追加の Red Hat Virtualization ホストを自動的に追加し、必要に応じてデータセンターからホストを移動したり削除したりする
- Red Hat Virtualization インフラストラクチャのスケーリング
- Red Hat Virtualization ホストを自動的に追加し、適切な時に Red Hat Enterprise Linux ホストを設定、必要に応じてデータセンターからホストを移動したり削除したりする
- Red Hat Virtualization ネットワークの管理
- 1 つまたは複数のインタフェース上のネットワーク・トラフィックを複数のネットワークに分け、Red Hat Virtualization のパフォーマンスとセキュリティを向上させる
- Red Hat Virtualization ストレージの管理
- データおよび ISO ストレージドメインを作成して管理する
- 仮想マシンのデプロイと管理
- Red Hat Virtualization 環境で仮想マシンを操作する
- 仮想マシンの移行
- 仮想マシンの自動移行で移行および制御する
- 仮想マシンのイメージの管理
- 仮想マシンのスナップショットとディスクイメージを管理する
- 仮想マシンのデプロイメントの自動化
- テンプレートと cloud-init を使用して、仮想マシンのデプロイメントを自動化する
- Red Hat Virtualization のバックアップとアップグレード
- Red Hat Virtualization 環境でのソフトウェアのバックアップ、復元、およびアップグレードを行う
- 高可用性プラクティスの確認
- 単一障害点を削除し、高可用性機能を実装することにより、Red Hat Virtualization の回復力と信頼性を向上させる手順を説明する
- 理解度の確認の実施
- Red Hat Virtualization のインストールと設定、このプラットフォームを使用した仮想マシンの作成と管理、および Red Hat Virtualization のコンポーネントのバックアップと更新によって、このコースで学んだスキルを実証する
成果
組織にとっての効果
このコースの目的は、仮想化環境の効率を向上させるために必要なスキルを習得することです。期待される効果には、ベンダーロックインを回避しながらより多くのワークロードを仮想化することでハードウェアを減らし、 IT インフラストラクチャのコストを削減することが含まれます。
このコースと試験では、Red Hat Virtualization を使用して仮想化環境をデプロイ、管理、監視することで、仮想化管理者がより効率的に作業し、ユーザーの仮想化リソース要求および使用に対する応答時間を短縮できるようにする能力を習得および実証します。また、仮想化エンジニアは、VMware クラスタを現在実行しているサイトのハイパーコンバージド・インフラストラクチャと移行手順を使用して、分散オフィスの仮想化設計における新しく、前向きな選択について学習します。
このコースはお客様にメリットをもたらすように作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。
個人にとっての効果
このコースを修了すると、Red Hat Virtualization および仮想サーバーを作成してデプロイできるようになります。単一のフルサービス管理インタフェースである Red Hat Virtualization Manager を使用して、仮想化環境内でシステムを設定、管理、移行できるようになります。
Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。