RH354

Red Hat Enterprise Linux 8 New Features for Experienced Linux Administrators

概要

コースの説明

Red Hat Enterprise Linux 8 に加えられた変更を学習して、新しい OS の知識を取得

Red Hat Enterprise Linux 8 New Features for Experienced Linux Administrators (RH354) では、今後の Red Hat® Enterprise Linux® リリースにおけるアップデートを紹介します。このコースは熟練した Linux システム管理者向けで、リリース前のベータ版に基づいて Red Hat Enterprise Linux 8 を速習します。運用担当者、マネージャー、システム管理者、およびその他の IT プロフェッショナルは、Red Hat Enterprise Linux 7 でデプロイと新リリースへの移行を実施するための準備ができます。

このコースは Red Hat Enterprise Linux 8 に基づいています。

コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセス権が付与されます。

注:このコースは自分のペースで進めることができます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジューリング、価格については、右側のメニューでお住まいの地域を選択して「詳細はこちら」をクリックしてください。

学習内容サマリー

  • 新しいパッケージ、モジュール、アプリケーション・ストリーム機能を使用して、Red Hat Enterprise Linux 8 をインストールする
  • 新しいツールを使用して Red Hat Enterprise Linux 7 から Red Hat Enterprise Linux 8 へアップグレードする
  • Stratis を使用して統合ファイルシステムとボリューム管理を実行する
  • Cockpit を使用してシステム管理を実行する
  • Composer でシステムイメージを作成する
  • authselect を使用して ID 管理を設定する
  • Wayland グラフィカル・ディスプレイ・サーバーを理解する
  • 新しい統合 OCI ランタイムとツールを使用してコンテナをデプロイする
  • 新しい NFT バックエンドを使用するファイアウォールルールを設定する

コース対象者

このコースは、以下のような熟練した IT プロフェッショナルを対象に、Red Hat Enterprise Linux 8 のプレビューを提供します。

  • Linux システム管理者
  • DevOps エンジニア
  • クラウド管理者

受講の前提条件

学習内容

学習内容

Red Hat Enterprise Linux 8 のプレビュー

今後の Red Hat Enterprise Linux 8 リリースにおける主要な改善や機能強化を説明します。

Red Hat Enterprise Linux 8 のインストールとアップグレード

Red Hat Enterprise Linux 8 をインストールするか、既存システムを Red Hat Enterprise Linux 7 から Red Hat Enterprise Linux 8 にアップグレードします。

サーバーのプロビジョニングと管理

デプロイ用のシステムイメージの生成、リモート Web ベース管理によるシステムイメージの管理、Red Hat Enterprise Linux System Roles for Red Hat® Ansible Engine によるプロビジョニングの自動化によって、標準化されたシステムを準備します。

コアシステムの変更への適応

Red Hat Enterprise Linux 8 で大幅な変更があったコア・システム・コンポーネントを管理します。

新機能を使用したストレージの実装

ローカルおよびリモートのファイルシステムとボリューム管理コンポーネントでの主な拡張機能を確認します。

新しいランタイムによるコンテナの管理

Docker コンテナエンジンに代わる、新しいコンテナ・ランタイム・エンジンとツールについて説明します。

強化されたネットワーク機能の実装

ネットワークパケット処理とネットワークデバイス管理の主な拡張機能を説明します。

改善された仮想化への適応

仮想化管理の新しい機能と管理ツールの実装方法を学習します。

注:学習内容は、テクノロジーの進歩や対象業務の性質の変化に伴って変更されることがあります。具体的な学習内容やトピックについてご不明な点がある場合は、Red Hat にお問い合わせください。

成果

組織にとっての効果

このコースでは、Red Hat Enterprise Linux 8 を問題なく使い始められるようにスタッフを教育します。データセンターでアプリケーション、サービス、およびその他のインフラストラクチャによって使用される、コアとなる Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムにおける変更内容のプレビューを提供します。このプレビューにより、Red Hat Enterprise Linux 8 へのアップグレードおよびロールアウトの効果的な計画を立案でき、ビジネスやユースケースに適した新機能および変更を迅速に活用できるようになります。このような準備を整えておくと、コストを抑制し、Red Hat Enterprise Linux 8 の導入を短期で市場に投入できます。

このコースはお客様にメリットをもたらすように作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。

個人にとっての効果

このコースを受講すると、Red Hat Enterprise Linux 8 を運用してオペレーティングシステムの主な新機能を活用する準備が整います。以下のスキルを習得できます。

  • Red Hat Enterprise Linux 8 の主な機能を説明する
  • Red Hat Enterprise Linux 8 をインストールするか、既存の Red Hat Enterprise Linux 7 サーバーからアップグレードする
  • アップグレードされた Yum パッケージサーバーでソフトウェアを管理し、モジュールストリームから特定のソフトウェアバージョンを選択する
  • 新しいストレージツールを使用してデータを圧縮および重複排除し、ストレージスタックをハードウェアからファイルシステムに効率的に管理する
  • Python 3、Wayland、および Chrony ベースの NTP サービスなど、オペレーティングシステムのコアコンポー炎とへの変更に合わせて調整する
  • nftables を利用する新しいファイアウォールシステムを操作する
  • 標準ベースのポータブルなコンテナを新しいランタイムとツールチェーンで開発し、テストする
  • アップデートされた Web ベースのリモートインタフェースと、Red Hat Enterprise Linux System Roles で、サーバーを効率的に構成する

Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。