お客様成功事例
Acuity Systems、政府におけるデータ利用を支援、米国市民サービス向上に貢献
会社概要
- 業界: テクノロジー
- 地域: 北米
- 本社: バージニア州ハーンドン
- 企業規模: 従業員 28 人
概要
連邦政府では、一般の企業と同じ理由でオープンソーステクノロジーを採用しつつあります。これは、コスト削減と継続的な革新をもたらすものです。同時に、政府と市民双方のメリットにもなります。最近、米国共通役務庁 (GSA) は、Acuity Systems と Red Hat に対して、収集される大量のデータをまとめるためのオープンソースプラットフォームを実装するよう要請しました。全データを 1 カ所にまとめることで分析が容易になり、意思決定の改善が見込めるためです。
Acuity Systems、2016 年 Red Hat Innovation Award を受賞Red Hat でイノベーションを実現した Acuity Systems
Acuity Systems にとって、イノベーションは単なる変化ではありません。それは顧客を次のレベルへと導く新しいアイデア、新しい手法、新しいテクノロジーの集積です。
成功への道のり
課題: データをまとめて効率性を改善
米国市民は、政府が効率的に機能してより良いサービスを提供することを期待しています。さまざまな連邦機関の基本機能をサポートする GSA は、そのための重要な役割を担っています。しかし、GSA の収集する大量のデータは、複数の異なる場所に混在しており、連邦政府全体で共有できない状態でした。そのため、分析結果の正確さが損なわれ、効率は下がり、最良の意思決定が下せないという結果を招いており、市民サービスに悪影響を及ぼしかねない状況でした。
ソリューション: データをまとめるためのプラットフォームを構築
データを最大限に利用するため、GSA は、テクノロジーソリューションプロバイダーであり、Red Hat® パートナーでもある Acuity Systems に依頼しました。Acuity は、Red Hat のオープンソースソリューションによって、GSA 向けに新しい Data to Decisions (D2D) プラットフォームを構築しました。このプラットフォームは、100 を超えるデータソース、190 のデータセットからデータを収集し、可能な限りオープンソースのテクノロジーおよびソリューションを使用するという連邦政府の要求を満たしたものです。「オープンソースであれば、他のソリューションやテクノロジーに容易に統合できるスケーラブルで低コストのソリューションを提供できます」と、Acuity 社長 Paul Shulman 氏は述べています。
ソフトウェアおよびサービス
- Red Hat Enterprise Linux®
- Red Hat JBoss Data Virtualization
- Red Hat Fuse Integration
- Red Hat Process Automation Manager
結果: すべての人により良い政府機能を提供
D2D プラットフォームにより、GSA のデータ利用方法が改善されました。もはや情報が分離されることはなくなり、多くの政府省庁が分析用に利用できるようになっています。このプラットフォームは、技術的な知識を持たないユーザーでも簡単に使用でき、スケーラブルで、所有者コストの削減も可能です。政府が効率的に機能し、正確な分析に基づいて適切な意思決定を下すことができれば、それは市民にとってきわめて利益だと言えます。