Red Hat SummitRed Hat Ceph Storage
特長とメリット
自己修復機能および自己管理機能を備えた単一のオープンな統合プラットフォーム
Red Hat Ceph Storage を使うと、ユーザーが選択した経済的な業界標準ハードウェアでソフトウェア・デファインド・ストレージを提供できます。Red Hat Ceph Storage は、ブロック、オブジェクト、ファイルストレージを単一のプラットフォームに統合することで、効率的かつ自動的にすべてのデータを管理し、企業データの保存コストを大幅に削減して、データの急激な増加の管理を支援します。
極めてスケーラブルなパフォーマンス
10 億以上のオブジェクトを処理できる Red Hat Ceph Storage は大規模なインストールと現代の大量データのニーズに合わせて最適化されており、容量の拡張に応じてパフォーマンスをスケーリングします。新しいオブジェクト・フロントエンドのような進化によって、Red Hat Ceph Storage は、市場投入期間を短縮すると同時に、以前のバージョンのパフォーマンスを倍増できるようになりました。
インストール、監視、管理の単純化
Red Hat OpenStack® Platform と緊密に統合された Red Hat Ceph Storage はインストールとアップグレードを容易にし、リソースを最大限に活用して集中管理するためのハイパーコンバージェンスを可能にします。Red Hat OpenShift Container Storage の基盤として、Rook-Ceph オペレーター上にも構築された Red Hat Ceph Storage は、オンプレミスでもパブリッククラウドでも、Red Hat OpenShift が実行される環境でのインストールとアップグレードを単純化するため、アプリケーション開発者がイノベーションに注力できるようになります。ソリューションの統合されたモニタリング・ダッシュボードは、Ceph に関する最小限の知識があれば 5 分未満で開始することができ、各デプロイメントの基礎となる Red Hat Ansible Automation は IT チームの負担を軽減するのに役立ちます。
組み込みのセキュリティとデータ保護
Red Hat Ceph Storage は、成熟したエンタープライズ標準のオペレーティングシステムでそのセキュリティが評価されている Red Hat Enterprise Linux にデプロイされており、業界で最も厳しい基準のいくつかを満たしています。FIPS 140-2 認定の暗号方式でデプロイできるようになり、パートナー企業を通じて FedRAMP 認定を取得しています。これは、OpenShift や OpenStack だけでなく、Red Hat Enterprise Linux での極めて要求の厳しいデプロイメントにも適していることを示しています。また、Microsoft Active Directory、 Lightweight Directory Access Protocol (LDAP)、Keystone との統合を通じて、認証および認可を提供します。組み込みのデータレジリエンシー (回復力) と、イレイジャーコーディングやクライアント側の暗号化などのデータ保護機能により、悪意のあるリスクと偶発的なリスクの両方からデータを保護できます。IBM Spectrum Protect/Protect Plus は、データのバックアップとリカバリーを支援します。
有意義なデータ分析情報を効率的に提供する機能
IBM Spectrum Discover と連携する Red Hat Ceph Storage を使用すると、アプリケーション開発とデータサイエンスサイロの間のギャップを埋めることができるので、大量の非構造化データを効率的に管理、分類し、そこから分析情報を得られるようになります。Red Hat Ceph Storage によって、最も戦略的な資産であるデータの制御を維持しながら、STaaS (Storage-as-a-Service) のような機能とセルフサービス機能を利用できます。
