RED HAT TOPICS

デジタル革命を通信事業者がリードするために。オープンソースがITの自動化に対し果たす役割とは。

Red Hat 社長兼CEO ジム・ホワイトハースト

Red Hat:そのカルチャー、コード、そしてコラボレーション

Red Hat社長兼CEOであるジム・ホワイトハーストが、MWC(Mobile World Congress)に先駆けてその思いを語る

今年はMWCの壇上に立たれるわけですが、どのような事をお話しされるのでしょうか?

“The Foundations of The Digital Economy”セッションの一部として、キーノート・プレゼンテーションを行います。デジタル・エコノミーが、ビジネスのあり方をこれからも継続的にトランスフォーメーションさせていくという考え方で、このセッションではビジネスを成功に導くためには、正しい礎が正しい形で取り入れられてなければならないということを取り上げます。

今回私は、デジタル・エコノミーの中心と成りえる可能性を秘めた通信事業者が、どのようにしてよりダイナミックかつオープンなカルチャーを生み出すことができるか、そして自らのイノベーション・モデルを飛躍させていけるのかについてお話ししようと考えています。変化し続けるいまの時代において、どうすれば通信事業者の皆さんが従来型のストラクチャとプロセスを、アジャイルかつ、柔軟性と革新性を備えた求められているものへと変えていけるのかについてです。

ディスラプションに直面した際の変化にどのように対応すべきなのか、私はそのビジョンのひとつをお話しするつもりです。

モバイル通信事業界におけるRed Hatの役割とは?

Fortune Global 500に含まれる全ての通信事業者がRed Hatを利用しています*。これは従来、データセンターを中心に世界中の様々な企業との協業で私たちが深い造詣を蓄えてきたITドメインで築かれた関係性です。従来、私たちとお客様との関係性はITドメインであるデータセンターを中心としたもので、世界中の様々な企業とそこで協業することにより、私たちは深い造詣を蓄えてきました。そして今、通信事業者がクラウド化されたネットワークや仮想ネットワーク基盤へ移行するに際し、Red Hatはネットワークの近代化戦略を支えるための、信頼できるパートナーとして注目されているのです。

ネットワーク・コアからエッジにいたるまでのソリューションを提供できるよう、私たちは通信事業者エコシステムとの密にコラボレーション行っています。また私たちは、ニーズが高まるデータへの対処やデジタル・エコノミーにおけるシェアの向上に関連した、私たちのお客様の素晴らしいサクセス・ストーリーをご用意しています。

通信事業界におけるオープンソースの働きとは?

あらゆる業界や社会において、現在イノベーションを生み出していくための原動力となっているのがオープンソースなのです。オープンソースこそが、モダンな通信事業者ネットワークとエコシステムのコア・ビルディング・ブロックであり、組織が基盤環境をアジャイルかつ柔軟なものに変えるのを促進するものであると、私たちは信じています。

とはいえ、この業界の多くにとってはまったく新しい領域で、またそこにはラーニングカーブという課題も存在します。いま私たちは、オープンソースによって享受できるメリットを伝え、彼らが受け入れていくための対話を世界中の通信事業者やベンダーと行っているところです。彼らはオープン・イノベーションを上手く活用できると理解しており、いつどのようにオープンソース・コードを取り入れていけばいいのか、そしてどのようにオープン・コミュニティに貢献していけばいいのかを模索しています。

ONAPやOSMのような取り組みのように、より多くの通信事業者が仮想ネットワークの開発を促進するためにオープン・イノベーションを推し進めていくのを私たちはこの目で見ています。

MWCにおいて、Red Hatは他にどのようなものを、どこへ行けば見せてくれるのでしょう?

今年のMWCでは、第2ホールの2G40ブースで通信事業者のトランスフォーメーションをサポートする様々なテクノロジーをお見せしています。また、パートナーや実際のお客様と共にデモを行い、享受できるビジネス・メリットを直にご覧いただけるようにしています。これらにはIoTやデータ・アナリティクス、機械学習、自己最適化ネットワークなど、革新的なサービスを私たちがいかに支援しているのか、そしてまたNFVやMEC(マルチアクセス・エッジ・コンピューティング)、仮想IP HeadendやvRAN(仮想無線アクセス・ネットワーク)、そしてvCDN(仮想コンテンツ・デリバリー・ネットワーク)のような、先進の基盤環境などが含まれています。

また、T-SystemのAppAgileクラウド・サービスをRed Hatがいかに支えているのか、OrangeやVerizonそしてThree UKやAlticeがNFVを取り入れていくのを私たちがどのように支援しているのか、ネットワーク機材プロバイダーのNFVソリューションをRed Hat OpenStack Platformがどのようにサポートしているのか、SwisscomのライブTVの仮想化をどのように支援したのか、そして、TurkcellやFastwebへのOpenStackクラウドの提供など、最新のコラボレーション事例やユースケースについても話をお聞きいただけると思います。

それでは現場でお目にかかりましょう!

*2017年6月のRed Hatの顧客データおよびFortune Global 500リスト

記事引用:| european communications | eurocomms.com