Red Hat、Linuxコンテナ用のコンテナネイティブな永続ストレージを提供

実運用でコンテナアプリケーションをデプロイするOpenShift開発者向けに俊敏性と効率の向上を実現するRed Hat Gluster Storageの最新リリース

東京 -

[サンフランシスコ – RED HAT SUMIIT 2016 - 2016年6月28日(現地時間)発表]米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、Linuxコンテナで動作するステートフルなアプリケーション用のエンタープライズグレード永続ストレージのプロビジョニングと管理を開発者がより簡単に行えるように設計された、ストレージの新しいイノベーションを発表しました。本日の発表は、エンタープライズアプリケーションの構築、デプロイ、および管理の方法をコンテナによって変化させ、より高いビジネスにおける俊敏性を実現するためにRed Hatが行っている作業の、次のステップを表すものです。

今年の夏に利用可能になるコンテナネイティブなストレージ機能は、Red Hat OpenShift Container Platform(旧称OpenShift Enterprise)と統合され、収束された形でアプリケーションとストレージのデプロイを行い、ストレージはコンテナから提供されます。これによって、独立したストレージクラスタを用意する必要がなくなり、お客様は効率の向上、コストの削減、および実運用対応コンテナ環境用のストレージを実現できます。

この機能によって、Red Hatのコンテナインフラストラクチャおよびアプリケーション開発テクノロジーを使用している企業は、合理化されたエンドツーエンドの経験を実現できます。Red Hat Gluster StorageとRed Hat OpenShift Container Platformの統合は、コンテナに対する1か所からのサポートをお客様に提供し、この新しいエコシステムにおけるエンタープライズの大きな弱点への対応に貢献します。

従来、アプリケーションとストレージは異なる手順を通して、別個のチームによって管理されてきました。しかし、この方法は非効率的で面倒です。Red Hat Gluster Storage 3.1.3はその課題に対処するために設計されており、開発者はRed Hat OpenShift Container PlatformのKubernetesによる単一のコントロールプレーンを使って、ストレージコンテナとアプリケーションコンテナの両方を制御できます。このイノベーションはRed Hatがコンテナ用のテクノロジースタックを強化するために役立ち、開発環境からオンプレミスとクラウドの実運用環境まで、DevOpsの統合と自動化の向上を実現します。

また、Red Hat Gluster 3.1.3は、より迅速な自己修復や仮想マシン用の高性能ソフトウェアデファインドストレージファブリックなど、その他の点でも性能と安定性が向上しています。

 

サポートコメント

Red Hat ストレージ担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Ranga Rangachari

「Red Hat Gluster Storageの最新リリースは、マイクロサービスとコンテナへの依存度を高めている組織のニーズを満たすように設計されています。従来のモノリシックなストレージ機器は、Linuxコンテナ内にデプロイされるステートフルなアプリケーションに、柔軟でコスト効率の良いストレージを提供する目的には適していません。本日の発表は、それらのメリットを提供するために役立ち、コンテナ化されたストレージとアプリケーションの構築と管理に関する事実上の標準としてのRed Hatのオープンソースプラットフォームの立場を確立することになります。」

 

ESG ストレージ担当シニアアナリスト Scott Sinclair氏

「仮想マシンからコンテナへのアプリケーションの移行を検討している顧客が直面する重要な課題のひとつは、個々のコンテナの寿命を超えて存続するストレージがないことです。コンテナは、透過的かつ流動的であるように設計されています。基底のストレージプラットフォームは、それらの特徴をサポートする必要があります。コンテナホストおよびアプリケーション開発プラットフォームにストレージを統合することは、コンテナの採用に対する抵抗の緩和に大きく貢献します。」

 

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