Ansible トレイルマップ
MOUNT BUTTON

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牡丹山(ぼたんやま)
所要時間:16時間
難易度:中級

牡丹山ではAnsibleのPlaybookを書いたことがあり、テストや検証環境、または本番環境で実際にAnsibleによる自動化を実行したことがある人におすすめのコースです。手順をPlaybook化することの次のステップとなるAnsibleの活用方法と考え方について理解を深め、自動化の歩みを進めます。

特に以下のような悩みを持つ皆さんに良い手引書となるでしょう。

悩み事 例えば
自動化の広がり 自分や一部の人しかPlaybookを書かない
自動化の進め方 自分の作業はPlaybookにしたけど、次は何をすればいいんだろう?
自動化の導入効果を試算したがイマイチな効果しか出なかった
チームの理解 Ansibleと従来の自動化との違いがわからずもやもやしている
自動化で何を目指すべきなのかチームやお客様に説明したい

自分一人で自動化を進めることには限界があります。手順のPlaybook化だけの自動化にも限界があります。このトレイルマップを通じて、効率よく楽しみながら、必要な人たちを巻き込みながら、Ansibleの効果を高めていきましょう。さあ、手順の自動化の次へ、共に歩んでいきましょう。

STEP 1

自動化で解決すべき本当の課題
(所要時間:15分)

Ansibleを使い始めて最初に取り組む自動化は、手順の一部または全体をPlaybookに置き換えることです。しかし、現代の複雑化したシステムは、この方法では限られた効果しか得られません。このステップでは自動化で解決すべき本当の課題と解決方法について確認します。自動化しているのに仕事が楽になった気がしない、悩みの正体を解き明かしていきましょう。

STEP 2

Playbookをボタン化する
(所要時間:15分)

Ansibleは、手順をPlaybook化して自動化する、Playbookで作った自動化手順をボタン化してサービスとして提供するという自動化思想に基づいて設計されています。ボタン化してサービスを提供するのがAnsible Towerです。このステップではAnsible Towerによるボタン化のイメージと重要な機能について理解します。一歩ずつ共に進めていきましょう。

STEP 3

ボタン化の進め方
(所要時間:30分)

もしかすると皆さんはボタン化を試したくてウズウズしているかもしれません。しかし一歩立ち止まってください。最初から難しいボタンを作ろうとしていませんか?はじめは安全に小さな成功体験を作り、チームにとっての足がかりを作るところから始めましょう。このステップで、最初のボタンを作るためのポイントを押さえていきましょう。

STEP 4

環境を準備する
(所要時間:4時間)

Ansible Tower をインストールしてボタンを提供できる状態にします。ここでは試用版の取得から実際のインストールまでを実践します。これでボタン化の準備が整います。リラックスして進みましょう。

STEP 5

小さなボタンを作る
(所要時間:2時間)

いよいよボタンを作成していきます。このステップではPlaybookを簡単なボタンに仕立て上げ、実際に動かすことでその効果と動作イメージを理解します。さぁ山頂が見えてきました!

STEP 6

ボタンを披露する準備
(所要時間:1日)

作成したボタンをチームに披露し、ボタン化という新たな自動化の世界をチームに共有します。ボタン化することと披露することはセットになります。まずは身近なチームメンバーにボタンを披露し、披露の練習をしましょう。チームメンバーとボタン山からの景色を眺め、Playbookのボタン化を共に進める仲間になってもらいましょう。

STEP 7

次の花を咲かせるには
(所要時間:1時間)

ここまでボタン山を登りきった皆さんは、確実に、飛躍的に、自動化レベルが向上しているはずです。牡丹山の最後のステップでは、次の旅路の指針とヒントについて紹介します。

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