プレスリリース

Red Hat Innovation Awards APAC 2019をNECと楽天へ授与

ビジネスの継続的な革新と将来を見据えたオープンソースの変革的な活用を評価

東京

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:望月 弘一、以下:レッドハット)は本日、日本における Red Hat Innovation Awards APAC 2019の受賞企業を発表しました。日本電気株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 執行役員社長 兼CEO:新野 隆、以下NEC)と、楽天株式会社(本社:東京都世田谷区、代表取締役会長兼社長:三木谷浩史、以下:楽天)は、レッドハットテクノロジーの卓越した革新的な活用法が評価され、2019年11月15日に東京で開催された Red Hat Forum Tokyoで表彰されました。

Red Hat Forum APAC 2019は、「Expand Your Possibilities」をテーマに、組織が日常のやり方や直面する課題を越えて、オープンソースがインパクトのあるイノベーションを生み出し、ビジネスを牽引する方法を探求するイベントに位置付けています。その1つの方法として、Red Hat APAC Innovation Award 2019を通じて、創造的な思考を示し、レッドハットテクノロジーによる課題解決とイノベーティブな活用を実施した組織を称えます。

受賞企業は、レッドハットのテクノロジーがビジネス、業界、コミュニティに与えた影響に基づいて選出されました。オープンソースのテクノロジーと文化が、効率性、生産性、俊敏性を達成するために重要であることを示します。また、これらは、継続的なイノベーションを可能にし、組織の現在および将来のニーズを満たすことができる柔軟な基盤を構築するのに役立ちます。

 

受賞カテゴリー:Digital Transformation, Modern Application Development
(デジタル・トランスフォーメーション、先進的アプリケーション開発)

受賞企業: 日本電気株式会社(NEC)

NECは、同社が提供する顔認証技術を用いた新しい搭乗手続きソリューション「成田空港One ID」の、システム運用基盤において、Red Hat OpenShift Container Platformを採用しました。

本件は、"FAST TRAVEL"(空港到着から搭乗までをシンプルに判りやすくスムーズに流れるようにする)適応のひとつで、空港での最初の手続きの際、チェックイン時に顔写真を登録すると、その後の手荷物預け、保安検査、搭乗ゲートといった各手続きにおいて、従来必要であった搭乗券やパスポートを提示することなく通過できるようになる、利便性と安全性の高い入出国手続きを可能とするソリューションです。

NECは、IT・ネットワーク分野のグローバルリーダーとして、様々な企業や官公庁向けにIT製品・ソリューションを提供しており、近年では生体認証技術をはじめとしたセーフティー事業にも注力しています。

今回、システムの開発にあたり主眼に据えた、旅客ピーク時の処理数急増にも対応できるスケーラビリティ、他最新システムやハードウェアとの連携の柔軟性ならびに、俊敏性に優れた開発・デプロイの両立を図るため、柔軟で拡張性に優れた、エンタープライズ対応の Kubernetes コンテナプラットフォームである、Red Hat OpenShift Container Platformをシステム開発・運用基盤として採用しました。

本システムは、2020年春の成田国際空港の第1・第2旅客ターミナルへの導入を皮切りに、国内の各空港ならびに、世界各国の空港への導入が見込まれており、搭乗手続きの待ち時間の短縮を通じた定時運航率の向上や、混雑緩和が期待されています。また、各手続きにおける本人確認精度が上がることにより安全性が向上、手続きの自動化によるスタッフの省力化・省人化も期待されています。

先進テクノロジー領域におけるオープンソースの安全な活用を求めていた同社は、グローバルにおける1,300を超える Red Hat OpenShift Container Platformの豊富な導入実績とコンテナ/Kubernetesテクノロジーへの深い知見、エンタープライズグレードのサポート力を高く評価し、レッドハットを選択しました。

 

受賞カテゴリー:Digital Transformation, Cloud Infrastructure
(デジタル・トランスフォーメーション、クラウド・インフラストラクチャ)

受賞企業:楽天株式会社

楽天は、高度な技術を持つITエンジニアを多く有しており、早くからオープソース技術を取り入れ、企業システムへと活用してきました。グループ会社の楽天モバイル株式会社(以下、楽天モバイル)や楽天コミュニケーションズ株式会社(以下、楽天コミュニケーションズ)においても、オープンソーステクノロジーの採用が加速しています。

楽天モバイルは、世界初となるエンドツーエンドの完全仮想化クラウドネイティブなモバイルネットワークを構築するために、Red Hat OpenStack Platformをはじめとするレッドハットのオープンソース・テクノロジーを採用しました。これにより、ブロードバンドや4G/5Gの無線アクセス、AR/VRなど幅広い消費者向けサービスおよび商業向けサービスを低コストで提供できるようになります。

同社は、来る5Gテクノロジーへの要件を満たすとともに、ソフトウェアによるイノベーションを利用して、エンドユーザーへのモバイルサービスの提供を高速化することを望んでいました。具体的には、システムの構築にかかる時間および、コストの抑制を目標に掲げました。これを実現するためには、柔軟で拡張性の高いクラウド対応モバイルネットワークインフラストラクチャを構築する必要があり、その要件を満たすのがレッドハットのテクノロジーでした。

この通信クラウドを支えるレッドハットテクノロジーには、拡張性の高いIaaS基盤の Red Hat OpenStack Platformのほか、世界をリードするエンタープライズLinuxプラットフォームの Red Hat Enterprise Linux、ソフトウェア・デファインド・ストレージの Red Hat Ceph Storageが含まれます。

また、楽天コミュニケーションズが提供するパブリック・クラウドサービスの"楽天クラウド"は、新たに Red Hat OpenStack Platformを基盤とする"楽天クラウド Red Hat OpenStack Platform"へシステムを刷新しました。これにより、多様化するクラウド環境におけるスピーディーなサービス構築と高品質で安定した運用を実現します。

今回 Red Hat OpenStack Platformが楽天クラウドにおいてマルチテナントで採用されたことで、中堅、中小のお客様にも高品質な開発環境を提供することが可能となり、柔軟で拡張性の高いクラウドネイティブなインフラストラクチャをご利用いただけます。

楽天グループの提供する電子商取引、クレジットカード、インターネットバンキング、オンライントレーディング、コンテンツなど、様々なサービスを利用する1億を超える会員IDを強みに、今後も、グループ企業間のシナジー効果を生み出し、ビジネスを加速するとともに、さらなる付加価値をお客様へ提供します。

なお、デジタル・トランスフォーメーション部門は、デジタル企業として効果的に競合優位を実現し、IT課題にうまく対処することで、ビジネス価値をもたらした企業を表彰します。先進アプリケーション開発部門は、アジャイルな手法を活用して成功したビジネスアプリケーションの作成、維持、デプロイにおける全体的に優れたパフォーマンスを発揮した企業を表彰します。また、クラウド・インフラストラクチャ部門では、パブリック、プライベート、または、オープンハイブリッドクラウドを成功裏に構築・運用している企業を表彰します。

受賞企業は、12地域で開催される Red Hat Forum APACシリーズの各イベントで表彰されます。各イベントでは最大2つのプロジェクトが選出され、企業と政府機関の両方が受賞することが推奨されます。

 

サポートコメント

日本電気株式会社 NECフェロー 宮澤 忠氏

「この度、Red Hat Innovation Awards APAC 2019を受賞でき、大変嬉しく思います。Red Hat OpenShift Container Platformの導入によって、お客様のデジタル・トランスフォーメーションが加速すると共に、現在我々が注力する先進テクノロジー領域における取り組みを短期間で実現することができました。加えて、更なるデジタル・トランスフォーメーション推進や新サービス実現に向けた拡張性・汎用性の高い柔軟なプラットフォームが実現できました。今回のプロジェクトの成功ならびに実施成果は、社会ソリューションを支えるNECの一つのプラットフォームとして、例えば、金融、通信、物流等の他分野でも高度なAI技術や先進技術の活用を加速させ、お客様のデジタル・トランスフォーメーションの実現に大きく貢献できるものと確信しています。」

 

楽天株式会社 副社長執行役員 グループエクゼクティブヴァイスプレジデント CIO & CISO 平井 康文氏

「この度、Red Hat Innovation Awards APAC 2019を受賞でき、大変嬉しく思います。Red Hat OpenStack Platformをはじめとするレッドハット社が提供する各種オープンソースソリューションを楽天グループのサービス基盤に活用することで、効率的なオペレーションが実現し、柔軟性・拡張性に優れた、今後のビジネスを加速する革新的なインフラストラクチャを構築できました。これにより、ユーザーの皆様に対しても使いやすくコスト効率の高いサービスを提供してまいります。」 

 

Red Hat アジア太平洋地域担当 シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Dirk-Peter van Leeuwen

「オープンソースは、ITシステムを改善するだけでなく、課題に対する取り組み方や解決方法を包括的に変革する力を持っています。非常に多くの組織がオープンソースを活用して並外れた変革機能を獲得するのを見るのは心強いです。今年の受賞企業の皆さま、おめでとうございます。皆さまが、アジア太平洋地域でビジネスを担う方々にとって、インスピレーションと触媒となることで、デジタル時代に同じ偉業を成し遂げ、繁栄することを願っています。」

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

Red Hat について

エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジーを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング・サービスにより、Red Hatはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザリーとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース・コミュニティの戦略的パートナーとして、デジタルの未来に備えるための準備を支援します。

将来予想に関する記述

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