エッジ
Red Hat Edge
IT リーダーによるビジネス上の課題解決に役立つエンタープライズ・オープンソース・プラットフォームは、データが収集される場所により近いところ、すなわち、エッジにデプロイできるプラットフォームです。
Red Hat のエンタープライズ・ソフトウェアのポートフォリオは、あらゆる種類のハードウェアで軽量なデプロイができるように最適化されており、現在および将来にわたって、適切な量のコンピューティング能力を適切な場所に配置することができます。
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エッジコンピューティングのユースケース
エッジコンピューティングに対する Red Hat のアプローチでは、3 つのカテゴリに焦点を当てます。ネットワークエッジの場所は、組織、アーキテクチャ、およびユースケースによって決まります。Red Hat は、ワークロードをサポートするプラットフォームを、必要とされる場所に提供します。
エンタープライズエッジ
エンタープライズエッジにより、ユーザーはアプリケーションサービスをリモートロケーションに拡張できます。エンタープライズエッジはデータセンター内に、またはクラウドリソースとして、コア・エンタープライズ・データストアを有しています。
店舗、レストラン、支店オフィス、乗り継ぎ駅など、リモートロケーションが何であれ、そうした分散型の IT デプロイメントに伴う課題の解決こそ、エッジコンピューティングが開発された理由です。たとえば、公益事業会社の Brianzacque は、マイクロサービスを使用してデータ処理を分散し、消費者用の給水所で水質を分析して販売を行いました。


オペレーションエッジ
オペレーションエッジは、アクションにつながる即時決定を行うために、リアルタイムのインプット (たとえば、IoT センサーからの) を分析することに焦点を当てています。パフォーマンス上の理由から、これは通常オンサイトで行われます。この種のエッジは、データを収集、処理、実行するための場所です。
つまり、エッジサイトで収集したデータをより迅速に処理するためのソフトウェアに投資したり、IoT (モノのインターネット) 通信をサードパーティのパートナーとシーメンスなどの企業で働く IT チーム間で改善したりできるようになります。
プロバイダーエッジ
プロバイダーエッジは、通信サービスプロバイダーのケースに見られるように、他者のネットワークを管理します。この種のエッジは、モバイルユーザーや固定ユーザーに近いコンピューティング環境を備えた、信頼性が高く低遅延のネットワークの構築に重点を置いています。
たとえば、Vodafone Idea Limited はレイテンシーを下げるために、ユーザーの近くにマルチアクセス・エッジコンピューティング・ポッドを配置する予定です。また、楽天モバイルのクラウドはネットワーク機能仮想化 (NFV) を使用して、エッジのユーザーにより近いところに新しいサービスをデプロイします。また、Verizon は自社の最新のネットワーク運用の要となる 5G コアを Red Hat® OpenShift® をベースに構築しています。

Red Hat Edge の検証済みパターン
Red Hat のポートフォリオとテクノロジー・エコシステムを結集し、一般的なユースケースをサポートする一連のエッジコンピューティングの設定をご覧ください。
Red Hat の CTO、Chris Wright (クリス・ライト) が、エッジコンピューティングについて詳しく語ります。
Red Hat でエッジに拡張する
ワークロードがデータセンターのサーバーからクラウドでホストされているエッジデバイスに移行しつつあるという理由だけで、IT 戦略 (およびそれを実現するソフトウェア) を変更する必要はありません。
すべてがうまくいくべきです。どこででも。
エッジに対する Red Hat のアプローチRed Hat Edge ポートフォリオ
Red Hat のエッジ製品ポートフォリオにより、ネットワークのエッジにあるデバイスでも、データセンターと同じエンタープライズ・オープンソース・プラットフォームを構築できます。
データセンターからエッジまでエンタープライズ・ワークロードを実行するために構築された、一貫性のある柔軟な基盤を提供する OS です。エッジデバイス間に相互運用可能なレイヤーを提供して、あらゆるエッジ環境でパフォーマンス、管理性、安定性を最大化します。
Kubernetes の機能をエッジサイトに拡張し、低遅延のワークロードをどこでもサポートする柔軟なトポロジーオプションを使用して、一貫した運用とアプリケーション・ライフサイクル管理を大規模に行うエンタープライズ・コンテナ・オーケストレーション・プラットフォームです。
イベント駆動型アーキテクチャを使用して、ネットワークのエッジの状況に基づいてサービスの分離と再開を行う自動化プラットフォームです。
Red Hat OpenStack Platform
ネットワークエッジの近くに配置された分散コンピュートノードを使用して、エッジコンピューティング・アーキテクチャの構築を支援する基盤。
Red Hat Integration
エッジロケーション間でアプリケーションとデータを接続するための統合およびメッセージングのテクノロジーセット。
農業のオープンソース化
Dorn Cox 氏は農業の将来に対して楽観視しています。このショートフィルムでは、農業管理のためのオープンソース・プラットフォームである farmOS を Cox 氏が紹介し、世界中の農家がどのようにしてデータを整理し、ベストプラクティスを共有できるのかについて話しています。
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