Microsoft Azure Red Hat OpenShift
運用効率の向上やイノベーションへの注力を可能にし、アプリケーションの迅速な構築、デプロイ、スケーリングをサポートする、ターンキー型のフルマネージド・アプリケーション・プラットフォームです。
製品の詳細
ターンキー型のアプリケーション・プラットフォーム
ターンキー型のアプリケーション・プラットフォームに CI/CD 用、監視用、開発者用のツールが組み込まれており、これらのツールによりすぐに利用を開始し、アプリケーションの継続的な管理の負荷を軽減できます。
グローバルな SRE エキスパート
グローバル SRE (サイト信頼性エンジニアリング) チームが支援してデプロイと管理の自動化を実現することで、運用の複雑さを軽減します。インフラストラクチャの管理ではなく、AI 対応を含めたアプリケーションの構築とスケーリングに集中できます。
ネイティブの Azure サービス
Azure コンソールから、ネイティブ Azure サービスにオンデマンドでアクセスできます。このサービスはマイクロソフトと Red Hat が共同で開発、運用、サポートしており、料金はマイクロソフトから直接請求されます。他の Azure ネイティブツールとシームレスに統合できます。
セキュリティとコンプライアンス
セキュリティ要件やコンプライアンス規制への準拠を維持し、データアクセス、ストレージ、セキュリティ脆弱性の管理機能に対する信頼を高めることができます。Azure Red Hat OpenShift は Microsoft Azure で米国政府機関向けにも提供されています。
ハイブリッドクラウドのデプロイメントを最適化
多くのエンタープライズがすでにオンプレミスで活用しているプロダクション対応のアプリケーション・プラットフォームなので、ビジネスニーズの変化に応じてワークロードを迅速かつ手軽に Azure へとシフトできます。
世界中で利用可能
Azure Red Hat OpenShift は Microsoft Azure でサポートされている 30 以上のリージョンで使用できます。レジリエンシー (回復力) を高めるため、クラスタのコンポーネントはサポート対象の Azure リージョンの 4 つの Azure 可用性ゾーンにデプロイされます。
1 つのプラットフォームで複数のワークロードに対応
短時間で AI を運用化
Azure Red Hat OpenShift の OpenShift AI は、データサイエンスチームと DevOps チームが実験段階から本番環境まで効果的に連携できる、安定かつ一貫したプラットフォームです。
モデルをファインチューニング
内部の企業データを使用してモデルのカスタマイズやファインチューニングを行うことで、コスト効率よく高品質なモデルを構築し、ビジネス目標を達成できます。
MLOps ワークフローと DevOps ワークフローを統合
データサイエンスのパイプラインに継続的インテグレーションとデプロイメント (CI/CD) を実装し、それを DevOps パイプラインと統合できるので、開発者はモデルをアプリケーションに接続できます。
AI パートナーを選択
NVIDIA、Intel、AMD をはじめとする Red Hat の認定パートナーやその他の独立系ソフトウェアベンダー (ISV) が提供する、AI アクセラレーター、データ取り込みとストレージ、エンジニアリング、ガバナンスなど、多様なソリューションを選択できます。
仮想マシンの移行とモダナイズ
Azure Red Hat OpenShift に含まれる OpenShift Virtualization により、仮想マシン (VM) とコンテナをクラウドネイティブ・プラットフォームに移行して管理できます。
コストを最適化
ワークロードの要件に合わせて VM のサイズを最適化し、コストを削減します。Linux® 仮想マシン向け Azure Hybrid Benefit を活用すると Red Hat Enterprise Linux および Windows のライセンスを再利用できるため、コストを抑えながら価値を最大まで引き出せます。
将来に向けたモダナイズ
オンプレミス、クラウド、エッジの各環境間での一貫性を実現しつつ、VM とコンテナを単一のプラットフォーム上で統合し、AI とクラウドネイティブ開発への道を開くことができます。
Microsoft Azure Red Hat OpenShift の料金体系
Azure Red Hat OpenShift の価格には、Azure インフラストラクチャの料金と Azure Red Hat OpenShift サービスの料金という 2 つのコンポーネントが含まれます。
Azure インフラストラクチャの料金
Azure インフラストラクチャの料金にはコントロールプレーンノード、インフラストラクチャノード、ワーカーノードが含まれ、いずれも Linux VM 価格で請求されます。コンピューティング、ネットワーキング、およびストレージのコストは使用量に応じて課金されます。
Azure Red Hat OpenShift サービスの料金
Azure Red Hat OpenShift サービスの料金はワーカーノードの数とインスタンスの種類に応じて計算されます。
オンデマンド契約または年間契約を選択できます。Microsoft Azure Consumption Commitment (MACC) が適用されます。確約利用料の使用に関する詳細をご覧ください。
学習を開始する
Microsoft Azure Red Hat OpenShift の導入に役立つラーニングパスをご覧ください
Red Hat は 2024 年に Gartner® Magic Quadrant™ for Cloud Application Platforms のリーダーに選出される
Red Hat は初回の Gartner Cloud Application Platforms Magic Quadrant のリーダーとしての評価されており、Red Hat® OpenShift® は実行能力とビジョンの完全性の面で優れたリーダーとしての評価を獲得しております。
Azure Red Hat OpenShift を使用することで、基盤となるプラットフォームの根本的な運用や管理を気にすることなく、統合を迅速に実装することができます。専門的な技術とサポートがマイクロソフトと Red Hat の両社から提供されるため、ビジネスの継続的な成長に合わせて効率的かつ費用対効果の高いスケーリングが可能になると確信しています。
Microsoft Azure Red Hat OpenShift の使用による成果
Vodafone NZ
Vodafone NZ は、従来のシステムランドスケープから先進的なクラウドベースのシステム一式に移行しました。Vodafone は、機能と敏捷性を自社のスタックに統合するために、Microsoft Azure Red Hat OpenShift を選択しました。
Ortec Finance
Ortec Finance は、Azure Red Hat OpenShift を使用して Web アプリケーションを大規模に実行する Ortec Finance Cloud Application (ORCA) プラットフォームを構築しました。開発者は、フルマネージドの Azure データベースサービスを選択できます。
Suncorp
デジタル請求サービスへの要求の高まりに対処するため、Suncorp はオンプレミスのデータセンター・インフラストラクチャをマルチクラウドのアプローチで置き換えました。
よくある質問 (FAQ)
Azure Red Hat OpenShift には何が付属していますか?
Azure Red Hat OpenShift の各クラスタには、フルマネージドのコントロールプレーン (マスターノード) とアプリケーションノードが付属しています。インストール、管理、保守、重要なパッチのアップグレードは、Red Hat とマイクロソフトが共同でサポートする Red Hat およびマイクロソフトの SRE が行います。クラスタサービス (ロギング、メトリクス、モニタリングなど) も利用できます。
Microsoft Azure Red Hat OpenShift と Red Hat OpenShift Dedicated の違いは何ですか?
Azure Red Hat OpenShift は、Microsoft Azure で OpenShift クラスタを提供するマネージドサービスです。Red Hat とマイクロソフトが開発と運用を共同で行っており、統合されたサポートエクスペリエンスが提供されます。Azure Red Hat OpenShift の各クラスタはシングルテナント (単一の顧客専用) です。
Red Hat OpenShift Dedicated は、Red Hat がホストして管理するサービスであり、AWS および Google Cloud 上の仮想プライベートクラウドでクラスタを提供します。
Microsoft Azure Red Hat OpenShift は規制コンプライアンスにどのように対応していますか?
Azure Red Hat OpenShift は、業界独自の標準や規制要件 (PCI DSS、HITRUST、FedRAMP High、SOC 2 など) へのセキュリティとコンプライアンスのニーズに包括的に対応できます。