価格設定
Jump to section

Red Hat OpenShift Virtualization Engine とは何か

Red Hat® OpenShift® Virtualization Engine は、仮想マシン (VM) のデプロイ、管理、スケーリングに必要な、Red Hat OpenShift の実績ある仮想化機能を提供します。VM ワークロードに特化し最適化されたソリューションにより、必要な機能だけを購入していただけます。

Red Hat のオープンソースの専門知識と受賞歴のあるサポートに裏打ちされた Red Hat OpenShift Virtualization Engine は、将来のモダナイゼーションに向けてプラットフォームの価値を拡張できる柔軟性も備えています。

OpenShift Virtualization Engine について学ぶ。動画の再生時間:4:10

特長とメリット

簡単な移行

組み込みの移行ツール、フレームワーク、パーソナライズされたサポートを利用して、従来の仮想化プラットフォームから簡単に移行し、ダウンタイムを削減できます。

パートナーエコシステム

バックアップ、障害復旧、ストレージ、ネットワークなどのテクノロジー分野における統合パートナーとの連携により、OpenShift Virtualization Engine の価値を拡張できます。

ベアメタル・パフォーマンス

デュアルソケットと 128 コアにより、VM を無制限に実行できるため、ハードウェアを最大限に活用しながら、オンプレミス、クラウド、エッジ環境にわたって一貫したパフォーマンスを実現できます。

運用の効率化

組み込みの OpenShift GitOps Operator に含まれる統合 git リポジトリと継続的デリバリー (CD) ツールにより、仮想インフラストラクチャのオーケストレーションが実行されます。

スケーラビリティ

小規模なデプロイメントから大規模なエンタープライズ・ワークロードまで、数千ものノードを管理し、迅速にスケーリングできます。

ワークロードの監視とプラットフォームのロギング

事前に構成およびインストールされた、自己更新型のテクノロジースタックを使用して、仮想化環境を監視し、ログに記録できます。

サブスクリプションの特長

OpenShift Virtualization Engine は、仮想化中心のサブスクリプション・モデルで提供され、お客様は不要な機能に料金を支払う必要がありません。サブスクリプションの主な特長は、以下のとおりです。

コア数を倍増

OpenShift Virtualization Engine は、ベアメタル・ソケット・ペアあたり最大 128 コアをサポートします (以前のエンタイトルメントの 2 倍)。より少数のサーバーと予算で、より大きいワークロードをサポートできます。

コスト効率

ベアメタル・デプロイメント向けの明瞭なライセンスモデルにより、コアベースのサブスクリプションを使用して仮想クラスタを追加することも可能です。お客様は必要な機能だけをご購入いただけます。

シンプルさとスケーラビリティ

仮想化向けに構築されており、不要な複雑性やコンテナ化機能は排除されています。拡張性にも優れており、VM ベースのワークロードをオンプレミスやパブリッククラウドに拡張するためのサポートと柔軟性が必要な組織に最適です。

ソリューションを完成させる

OpenShift Virtualization Engine は、Red Hat Advanced Cluster Management for Virtualization、Red Hat Ansible® Automation Platform、および主要なパートナーと統合することで、包括的な自動化および管理ソリューションを提供します。

Red Hat Advanced Cluster Management for Virtualization ロゴ

Red Hat Advanced Cluster Management for Virtualization は、大規模な仮想化環境を管理でき、多様な VM 環境全体にわたって一貫したパフォーマンスとコンプライアンスをサポートします。一貫性がありコンプライアンスに準拠した一元的な管理プラットフォームにより、プロビジョニングやパフォーマンス監視から廃止に至るまで、VM のライフサイクル全体を、クラスタ全体にわたって管理できます。

Red Hat Ansible Automation Platform ロゴ

Red Hat Ansible Automation Platform は、VM の大規模な移行を自動化します。ネットワークやストレージなどの関連インフラストラクチャの移行も自動化されます。また移行が完了した後の、VM プロビジョニングや、移行、監視、インフラストラクチャと Day 2 オペレーションの継続的管理などのタスクも効率化されます。その結果、手作業が減少し、エラーが最小限に抑えられ、仮想化環境全体の運用効率が向上します。

パートナーを選ぶ

Red Hat のパートナーエコシステムは、主要分野で統合された製品とサービスにより、お客様が求める仮想化ソリューションの完成に寄与します。ベンダーロックインなしで、OpenShift Virtualization Engine の拡張および強化を支援する、お客様のニーズに合った Red Hat 認定パートナーをお選びください。

Storage

ストレージ・ソフトウェア・パートナーとの統合により、Red Hat OpenShift 上の仮想マシンの実行、スケーリング、保護が強化されます。これらのパートナーは、Red Hat OpenShift との一貫した統合により、アプリケーション・ストレージとレジリエンスを提供します。

Dell technologies Hitachi IBM Portworx NetApp Infinidat Red Hat OpenShift Data Foundation
Backup and disaster recovery

予期しない事態が発生した場合でも、仮想マシンのワークロードを保護し、アップタイムを維持することで、重要な情報の復元を可能にし、業務の中断を回避できます。

OpenText Portworx Storware Trilio Veeam Kasten Veritas NetBackup Rubrik
Networking

インフラストラクチャをセグメント化し、効率的な集中管理によりさまざまなセキュリティレベルを管理できる、高性能でスケーラブルなネットワーク・ソリューションをご利用ください。

Cisco Isovalent F5 Tigera
Services

Red Hat のサービスパートナーとともに、仮想化目標を達成しましょう。グローバルおよび地域のサービス・インテグレーターが、お客様の仮想インフラストラクチャを診断し、ビジネスニーズに応じて、迅速な移行または全面的なモダナイゼーションのためのロードマップを作成するお手伝いをします。

IBM HCL Technologies NTT DATA Kyndryl EY TEKsystems

包括的なアプリケーション・プラットフォームにアクセス

モダナイゼーションは、ワークロードの実行場所を選ぶ際の重要な考慮事項となります。OpenShift Virtualization Engine が提供する仮想マシン用の安定したプラットフォームは、コンテナクラウドネイティブ開発人工知能 (AI) におけるイノベーションの導入を促進する、明瞭なアップグレード・オプションを備えています。

詳細
無制限の VM
無制限のコンテナ なし。コンテナを実行するには、追加のサブスクリプションが必要
無制限の Red Hat Enterprise Linux® ゲスト VM Red Hat Enterprise Linux for Virtual Datacenters の購入が必要
仮想化移行ツールキット
主な特長
  • 管理コンソール
  • Red Hat OpenShift GitOps
  • ユーザーワークロードの監視
  • プラットフォームのロギング

関連資料

Red Hat OpenShift 
Virtualization Engine の購入方法

Red Hat から購入

当社のエキスパートが Red Hat OpenShift Virtualization Engine の購入をお手伝いします。

パートナーから購入する

Red Hat の認定パートナーを見つけて、サポートを受けながら購入できます。

よくある質問 (FAQ)

How is OpenShift Virtualization Engine different from Red Hat OpenShift?

OpenShift Virtualization Engine は、仮想化に重点を置いた Red Hat OpenShift エディションで、VM の管理と実行に特化しています。この点で、より広範なクラウドネイティブ・アプリケーション・プラットフォームの一部として仮想化機能を統合している OpenShift Container Platform や OpenShift Platform Plus と異なります。

How is OpenShift Virtualization Engine different from OpenShift Virtualization?

OpenShift Virtualization Engine は、VM の管理と実行に特化したセルフマネージド型の Red Hat OpenShift エディションです。対象のお客様として、他の仮想化ソリューションから仮想マシンを移行しようとしており、同じクラスタ内でコンテナと VM を実行する必要がない組織向けに構成されています。OpenShift Virtualization Engine は、仮想マシンのデプロイ、管理、スケーリングに特化し最適化されたソリューションを、機能に見合った価格モデルで提供します。

OpenShift Virtualization は、アプリケーション主導の環境で VM を実行できるようにする Red Hat OpenShift の機能です。ユーザーは、クラウドネイティブ・アプリケーションやデリバリーツールにアクセスできる、統合された OpenShift 環境で、コンテナ化されたワークロードとともに VM を管理できます。OpenShift Virtualization は、ハイブリッドクラウド環境やアプリケーション・モダナイゼーションのユースケースに最適です。

Does OpenShift Virtualization Engine support virtual machine migration?

はい。OpenShift Virtualization Engine には仮想化移行ツールキットが含まれており、組織はダウンタイムと運用への影響を最小限に抑えながら、他の仮想化環境から VM を移行できます。Red Hat Ansible Automation Platform は OpenShift Virtualization Engine と連携して、大規模な VM の移行に加えて、ネットワークやストレージなどの関連するインフラストラクチャの管理も自動化します。

What kind of workloads can OpenShift Virtualization Engine run?

OpenShift Virtualization Engine は、従来のエンタープライズ・アプリケーションや独立系ソフトウェアベンダー (ISV) のソリューションから、高性能アプリケーションまで、幅広いワークロードを処理できるように構築されています。一貫した VM パフォーマンスが求められる金融医療通信などの業界に最適です。

Does OpenShift Virtualization Engine integrate with other systems?

はい。OpenShift Virtualization Engine は、既存の IT インフラストラクチャと統合可能で、仮想マシンのデプロイ、管理、スケーリングを容易にします。OpenShift Virtualization Engine を IT インフラストラクチャと統合することで、モダナイゼーション、人工知能 (AI)、クラウドネイティブなどの将来的なイニシアチブに向けた基盤も構築できます。

Does OpenShift Virtualization Engine support containers?

いいえ。OpenShift Virtualization Engine は、コンテナ化やクラウドネイティブ機能が不要で、VM 向けのエンタープライズ・グレードのソリューションのみを必要とするお客様向けに構成されています。コンテナと VM を並行して管理するには、拡張機能を備えた OpenShift Container Platform または OpenShift Platform Plus をご検討ください。

Red Hat へのお問い合わせ