Red Hat、透明性が高く包括的なリーダーシップを促進するOpen Decision Frameworkを公開

オープンソースの原則を使用した業務遂行に対するRed Hatの取り組みを実証する、Red Hat社内で開発・テストされたフレームワーク

東京 -

[ノースカロライナ州ラーレー2016年6月7日(現地時間)発表] 米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、意思決定とプロジェクト指揮に関する自社のベストプラクティスを集めたOpen Decision Frameworkのコミュニティバージョンを公開したと発表しました。このフレームワークは、意思決定者による透明性の高いコミュニケーション、多様な観点の追求、分散チーム間のより効率的な協業、および業務プロジェクトや業務上の決定による予期せぬ影響の制限に役立ちます。

Red Hatの社長兼CEOであるJim Whitehurstは、著書「The Open Organization」の中で、透明性、協業、および実力主義に根ざすRed Hatのオープンカルチャーにスポットライトを当てました。Red Hatは、自社の成長に沿ったオープンカルチャーの維持と拡大に役立てるためにOpen Decision Frameworkを作成しました。テクノロジーの面と、オープンなマネージメントとカルチャーの基盤としての両面でオープンソースに対する関心が高まる中、Red Hatはオープンソースの原則を自組織内で適用する方法を学びたいと考える外部の組織から、多数の要望を受けてきました。Open Decision Frameworkを入手可能にすることで、Red Hatは企業のリーダー、意思決定者、プロジェクトマネージャーたちがRed Hatの経験から学べるようになり、それぞれの発見をコミュニティにフィードバックしてくれることを期待しています。

Open Decision Frameworkは、オープンソースの5つの原則(オープンな情報交換、参加、実力主義、コミュニティ、および「早期のリリース、頻繁なリリース」)を採用し、意思決定やプロジェクト指揮のプロセス全体を通して実践する方法を示します。このフレームワークは柔軟性が高く、チーム間の協業、利害関係者の特定と関与、競合するニーズや優先度の管理、トレードオフや業務要件の伝達、および意思決定の向上に役立つように設計された、実用的な手順を提供します。

Open Decision FrameworkはCreative Commons CC-BY-SA 4.0ライセンスで提供され、すべてのファイルはGitHubで入手可能です。

 

サポートコメント

Red Hat エグゼクティブバイスプレジデント兼チーフピープルオフィサー DeLisa Alexander

「The Open Organizationを読んだ人たちから、Red Hatではオープンで包括的な意思決定をどうやって機能させているかとよく質問されます。Red Hat社内とオープンソースコミュニティの両方での作業経験に基づいて、我々が試行錯誤によって学んだ教訓を明確に表現するために、Open Decision Frameworkを作成しました。今回のコミュニティバージョンの発表によって、他の人々が自分の組織やプロジェクトに合わせて調整し、それぞれの改良点をアップストリームで共有できるようになることを非常に嬉しく思います。」

 

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