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日本中央競馬会が公式ウェブサイトのプラットフォームにRed Hat OpenShiftを採用

公営競技における初の採用、ミッションクリティカルなシステムで安定したサービスの提供を支援

東京 - —

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハット株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：三浦 美穂、以下 レッドハット）は、日本中央競馬会（所在地：東京都港区、以下JRA）が、JRA公式ウェブサイトのアプリケーションプラットフォームに「Red Hat OpenShift Platform」（以下 OpenShift）を採用したことを発表しました。なお、公営競技分野におけるOpenShiftの導入は、JRAが初めての事例となります。

JRAは、日本中央競馬会法（昭和29年7月1日法律第205号）に基づく特殊法人です。1954年の設立から昨年で70周年を迎え、長きにわたり多くの競馬ファンを魅了し続けてきました。JRAは、歴史と伝統のある競馬の発展に尽力するとともに、未来に向けて競馬を国際的なスポーツエンターテイメントとして創造していくことを経営方針に掲げています。この理念のもと、中央競馬の開催をシステムを通じて支えているのがJRAシステムサービス株式会社（所在地：東京都江東区、以下JRASS）です。JRASSは、今回OpenShiftが採用されたJRA公式ウェブサイトをはじめ、中央競馬に関連するさまざまなシステムの開発、運用および保守を担い、ファンの熱狂と感動を安定したシステム基盤から支えています。

JRA公式ウェブサイトへのアクセスは中央競馬が開催される土日祝日に集中し、1日で最大5000万PVに達することもあります。アクセス数が平日と比べて大きく変動するため、かねてよりインフラリソースの最適化は長年の課題でした。さらに、同ウェブサイトは従来、仮想化基盤上で運用されており、ソフトウェアの更新や仮想マシンのリソースの準備が大きな負荷となっていました。JRAは、OpenShiftの多様な機能や高度なGUIを低コストで提供できる点などを評価したほか、レッドハットのエンタープライズ領域における豊富な導入実績と技術ノウハウ、信頼性の高いコンサルティングサービスが、採用の決め手となりました。

JRAはOpenShiftの導入を通じて、さまざまな効果と成果を実現しています。OpenShiftのオートスケーリング機能により、アクセスの集中する土日祝日においても柔軟かつ効率的にリソースを最適化し、安定したサービスを提供できるようになりました。今回の取り組みにより、脆弱性対応の頻度は6ヶ月から2ヶ月へと短縮され、セキュリティの向上を実現しました。さらに、本番リリース作業は5時間から1時間へ短縮され、デリバリースピードが大幅に向上。加えて、仮想マシン構築などのリソース準備期間も3ヶ月から1ヶ月へと短縮され、一時的なサーバーへの高負荷にも対応しています。

今回のプロジェクトでは、2024年10月に既存環境から現在のコンテナ環境への切り替えを完了し、本番運用を開始しました。その後、有馬記念をはじめとするGⅠレースにおいても安定したサービスを提供しており、現在も良好な稼働状態を維持しています。JRAおよびJRASSは、今後もOpenShiftの価値を最大限に活かし、カスタマーエクスペリエンスの向上を図っていく意向です。レッドハットは、JRAとJRASSがビジネス課題を的確に解決し、将来にわたって柔軟で効率的なプラットフォームを構築できるよう引き続き支援していきます。

サポートコメント

日本中央競馬会　情報システム部  統合情報システム課  課長　尾﨑 準一様
「安全・安心・安定稼働が強く求められるミッションクリティカルなシステムであるJRA公式ウェブサイトにRed Hat OpenShiftを採用できたことを大変嬉しく思います。JRAは、毎週行われるレースを心待ちにするファンの皆様の期待に応えるため、システムを常に正確かつ安定的に稼働させる必要があります。Red Hat OpenShift導入後、主要GⅠレースでの運用を通じ、大きな安心と自信につながりました。レッドハットは我々プロジェクトメンバーに対してコンテナ技術とアプリケーション開発技術の理解促進に尽力してくれました。
今後も引き続き、力強いサポートを期待しています」

レッドハット株式会社 代表取締役社長 三浦 美穂
「このたび、JRAおよびJRASSとともに、Red Hat OpenShift の導入で協業できたことを大変光栄に思います。今回の取り組みは、システムの安定稼働実現とともに、リソースの最適化やセキュリティ強化、サービス提供のスピード向上といった重要な領域で大きな改善ををもたらしました。今後もこの基盤を活かし、より柔軟で持続可能なデジタル変革を共に推進できることを心より楽しみにしております」

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  • レッドハット株式会社　広報担当　pr-jp@redhat.com　TEL：03-4590-7472
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