レッドハット、日本において新たに「Premier Business パートナープログラム」を発表　トップレベルのパートナープログラムでパートナーエコシステムを推進

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするレッドハット株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：岡 玄樹、以下レッドハット）は本日、日本で初めて認定されたPremier Business パートナーを発表しました。Premier Business パートナープログラムは、当社が提供する製品・サービスポートフォリオを包括的、かつ戦略的に展開する日本において最上位のパートナープログラムで、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社、株式会社NTTデ－タ、日本電気株式会社、株式会社日立製作所、富士通株式会社の5社をRed Hat Premier Businessパートナーに認定しました。

昨今の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）の影響により、日本国内のデジタルトランスフォーメーション（DX）環境も大きな変化を迎えています。IDCの「2021年 デジタル・トランスフォーメーション動向調査」^※1 によると、国内におけるDXの取り組みは、企業戦略との連携状況、DXの推進体制、DX戦略実行責任者の状況、DX予算の拠出方法、DX支出／投資金額の変化などの「戦略」において、世界の平均と肩を並べる状況になったと言えるとされており、レッドハットは、日本国内のさらなるDXの進展と加速を目指しPremier Business パートナープログラムを拡充し、日本市場におけるオープンハイブリッドクラウド戦略のさらなる推進を目指します。

Premier Businessパートナーに認定された5社は、これまで数年に渡りRed Hat OpenShift、Red Hat Ansible Automation Platform、Red Hat OpenShift マネージドサービス等のレッドハットの戦略的なパートナープログラムに参加し人材育成、サポート力を養い、レッドハットのオープンハイブリッドクラウド戦略に則り、DXのサポートを全方位的にお客様に提供できるパートナーです。Premier Businessパートナーは技術的な専門知識を持ち、お客様のニーズに応じて適切なレッドハットソリューションを提供することに強くコミットしています。この5社は、国内ビジネスだけでなく、アジア太平洋地域との連携を通じ、国外でのビジネス拡大も視野に入れて協業を推進していく予定です。

Premier Business パートナーは、その活動がレッドハットのオープン・ハイブリッドクラウド・ポートフォリオの実装をサポートすると認められたパートナーに与えられるステータスです。また、レッドハットとのジョイントソリューションの開発や人材・有資格者の教育・育成、マーケティング活動のサポートを、レッドハットの専任チームから受けることができます。

Red Hatパートナープログラムについて

Premier Business パートナー

Premier Business パートナーレベルは、Red Hat と非常に密接な関係を築いているパートナーを認定するものです。このようなパートナーは、Red Hatのソリューションで新たな機会を促進するために多大な投資を行っています。

Advanced Business パートナー

Advanced Business パートナーレベルは、Red Hat 認定専門知識を提供し、Red Hat プロジェクトを成功させた実績があるパートナーを認定します。Advanced Business パートナーは、より充実した特典と、エンタープライズ・オープンソースの実践を支援するための追加リソースの利用が可能です。

Ready パートナー

Ready パートナーレベルは、Red Hatのポートフォリオとのコンピテンシーを構築すると同時に、Red Hat エンタープライズオープンソースの実践手法を高めていくことができます。Ready パートナーはエントリーレベルのメンバーシップであり、パートナーは多様なリソース、マーケティング資料、ツール、メリットの利用が可能になります。

アジア太平洋地域のRed Hat パートナー プログラムについては、こちらの「Red Hat Reseller Partner Program Guide - APAC」をご参照ください。

サポートコメント

レッドハット株式会社　副社長執行役員 パートナーエコシステム事業本部長　金古 毅
レッドハットはこれまで、お客様のデジタル・トランスフォーメーション戦略のサポートやビジネス課題の解決に向けてパートナー企業様との協力関係を深めてきました。IT環境が進化する今、お客様の課題解決を包括的にサポートできるパートナーが必要になっています。「Premier Business パートナー」は、日本におけるお客様の成功をさらに後押しし、DXを加速させることを期待しています。レッドハットは、トレーニングや認定資格の取得を通じてパートナー様の人材育成を支援し、お客様により充実したソリューションを提供することをお約束します。

伊藤忠テクノソリューションズ株式会社　専務執行役員　エンタープライズ事業グループ担当役員 兼 CPMO　湊原 孝徳 氏
「Premier Businessパートナー」の発表を心より歓迎いたします。デジタル・トランスフォーメーションへの変革がより一層求められる中、CTCはコンテナや自動化の実装・運用を推進してまいりました。新たな最上位のパートナーに認定されることで、レッドハット様との連携をより深め、お客様のDX推進に貢献するよう努めてまいります。

株式会社NTTデータ　技術革新統括本部 システム技術本部長　田中 秀彦 氏
NTTデータは、この度の「Premier Businessパートナー」の認定発表を心より歓迎いたします。レッドハット様との協業を通じて、より安定したサービスを提供し、今後もお客様のデジタル・トランスフォーメーションの加速に貢献してまいります。また、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat OpenStack Platform、Red Hat Ansible Automation Platform、Red Hat OpenShiftをはじめとするレッドハット様の製品を活用しながら、更なるOPEN化に向けたDX人材の育成に努めます。

日本電気株式会社　デジタルビジネスプラットフォームユニット　マネージドサービス部門　マネージングディレクター　上坂 利文 氏
この度日本で新たに認定されたPremier Business パートナーに選出いただき大変光栄に思います。DXによりNECが目指すのは、人々がより豊かで快適に、安全安心に生活できる社会の実現です。DXを進めることにより、イノベーションの創出、顧客との接点改革、業務の変革を実現し、個人・組織・社会の変革を実現できると考えます。この度の認定を受け、レッドハットとの良好な協業関係をさらに強化して、DX実現に貢献してまいります。

株式会社 日立製作所　サービスプラットフォーム事業本部　事業本部長　石井 武夫 氏
日立製作所は、レッドハット株式会社の「Premier　Businessパートナー」に認定いただいたことを大変嬉しく思います。日立は、長年にわたり、レッドハット製品を活用しお客さまのシステムのオープン化やクラウド化を支援してきました。
今回の認定により、日立はレッドハットとの連携をさらに深め、お客さまのシステム投資効果やビジネスアジリティ、レジリエンス向上の取り組みを支援し、デジタルトランスフォーメーションの実現に貢献していきます。

富士通株式会社　執行役員　EVP　グローバルソリューション（インフラ＆ソフトウェアサービス）　古賀 一司 氏
「Premier Business パートナー」制度のスタート並びに富士通を認定いただきました事を心より歓迎いたします。
レッドハット社とは「富岳」でも採用しているRed Hat Enterprise Linuxでの協業をはじめ、22年3月には、DX戦略の立案からアジャイル開発実践までをトータルで支援するサービスでの協業開始も新たに発表しております。
今回の認定により、富士通はレッドハット社とのパートナーシップを強め、お客様のDX推進に貢献できるよう努めてまいります。

（企業名50音順）

^※1　2021年 デジタルトランスフォーメーション動向調査： 国内と世界の比較