Red Hat Developer Hubの最新バージョンで社内開発者ポータルの導入を加速

新機能により効率性が向上し、カスタマイズされたエクスペリエンスを提供することで、開発者のイノベーションを促進 

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[ロンドン – KUBECON + CLOUDNATIVECON EU  - 2025年 4月 1 日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat Inc, (以下、Red Hat)は本日、Backstageプロジェクトをベースとした同社のエンタープライズグレードの社内開発者ポータルであるRed Hat Developer Hubの新機能と強化を発表しました。今回の新機能は、Red Hat Developer Hub 1.5の一般提供にともなうものであり、企業全体での導入を加速し、よりカスタマイズされたエクスペリエンスを実現することで、開発者の生産性と効率性がさらに向上できるよう設計されています。

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Red Hat Developer Hubの最新機能は、企業による導入と効率性の向上を支援するだけでなく、開発者がイノベーションを推進するために必要なツール、テンプレート、コンポーネントに直接アクセスできる、よりカスタマイズされたポータルを提供するように設計されています。

Balaji Sivasubramanian(バラジ・シヴァスブラマニアン)

Red Hat 開発ツール担当シニアディレクター

企業は、AI対応アプリケーションやエッジアプリケーションなどのインテリジェントアプリケーションを通じて、より優れた顧客エクスペリエンスを提供することを重視するようになっていますが、このようなアプリケーションの開発は複雑で時間がかかる場合があります。企業がAI中心の未来に向けてインフラとツールを準備するなか、社内の開発者ポータルはインテリジェントアプリケーションに関連する複雑さを解消し、必要とされる開発者スキルを最大限に活用して生産性を向上させるのに役立ちます。Red Hat Developer Hubの最新の機能強化によって、開発者エクスペリエンスを最適化し、市場投入までの時間を短縮することで、この取り組みをさらに推進できるようになります。

詳細なデータと分析

社内開発者ポータルの広範な導入は、アプリケーション開発を合理化し、企業全体の開発者の生産性を向上させるうえでもっとも迅速な方法のひとつです。 しかし、誰がどのようにポータルを利用しているかを実際に確認する際に、ポータルの使用状況に関する情報は必ずしも簡単にアクセスできるわけではありませんでした。 プラットフォームエンジニアは、開発者プレビューとして提供されている Adoption Insights により、開発チームが企業内で Red Hat Developer Hub をどのように使用しているかを詳細に示す分析ダッシュボードを活用できます。このようなインサイトによってチームは成功している領域に集中するだけでなく、改善の余地がある領域についてより深く理解できるようになります。

このダッシュボードでは、定期的に使用されているテンプレートやプラグイン、アクセスや使用状況に関する指標など、さまざまな詳細情報を確認できます。これにより、企業はデータに基づく意思決定を行えるようになるため、ユーザーエクスペリエンスの向上につながり、最終的には開発者の生産性を全体的に向上させることができます。

動的プラグインによってカスタマイズを合理化

アプリケーション開発のアプローチは組織によって異なるため、プラットフォームエンジニアのニーズに合わせてカスタマイズおよびキュレーションされたツールやコンポーネントにアクセスする必要があります。現在、開発者プレビューとして提供されている Red Hat Developer Hub Extensions Catalog により、ユーザーやコミュニティも Red Hat が検証済みのプラグインのカタログビューにアクセスできます。

Red Hat Developer Hub Extensions Catalogでは、60 以上の動的プラグインに関する情報を提供しており、すべて合理化されたインターフェースで表示できるため、ユーザーエクスペリエンスが簡素化されます。プラグインにアクセスすれば、企業は Red Hat Developer Hub をより柔軟にカスタマイズし、特定のニーズに対応できるようになります。さらに、Red Hat Developer Hub の動的プラグインフレームワークにより、チームはポータルの再構築や再デプロイを行うことなく、カスタムプラグインを含むあらゆるプラグインを実行時に管理することができます。そのため、開発者向けの新しいツールや機能をより迅速かつ簡単に導入できます。

ローカル開発ツールでポータル変更を加速

現在、Red Hat Developer Hub は RHDH Local を使用した、ローカルで実行できるバージョンを提供しています。開発者プレビューとして利用可能な RHDH Local によって、プラットフォームエンジニアはローカルマシン上で、 Red Hat Developer Hub の軽量で自己完結型のバージョンを実行できるようになり、ユーザーはより迅速かつ容易にポータルを変更してサイクルタイムを短縮できます。

RHDH Local を使用すれば、 Red Hat Developer Hub を Kubernetes クラスタにインストールしなくても、テンプレートの作業、プラグインの試用、ソフトウェアカタログの検証などを行うことができます。さらに、コンテナ化された環境で実行されるため、ユーザーは RHDH Local を数秒で起動し、同じように迅速に終了させることができます。RHDH Local は、ユーザーが本番システムに変更を適用する前に、より迅速に反復処理を行って、ローカルでトラブルシューティングできるようにします。その結果、日常業務の効率向上と、ユーザーエクスペリエンスの簡素化を実現します。

ご利用について

Red Hat Developer Hub 1.5 は現在、一般提供されています。

サポートコメント

Red Hat 開発ツール担当シニアディレクター Balaji Sivasubramanian(バラジ・シヴァスブラマニアン)
「企業は競争優位性を獲得するために、インテリジェントなアプリケーションを採用するようになっています。その中で、開発プロセスを合理化し、生産性を最大化することが、このようなアプリケーションをより迅速に実用化するうえで不可欠になっています。Red Hat Developer Hubの最新機能は、企業による導入と効率性の向上を支援するだけでなく、開発者がイノベーションを推進するために必要なツール、テンプレート、コンポーネントに直接アクセスできる、よりカスタマイズされたポータルを提供するように設計されています」

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