Amadeus、クラウドベースのアプリケーションインフラの基盤としてRed HatのOpenShiftを活用

アプリケーションコンテナーとオートメーションに対する強い関心から、 Red Hatのクラウドアプリケーションプラットフォーム製品を選択

東京 -

[ボストン – RED HAT SUMMIT – 2015年6月24日(現地時間)発表] 米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、国際的トラベルテクノロジープロバイダーのAmadeusが、受賞歴のあるRed HatのプライベートクラウドアプリケーションプラットフォームであるOpenShift Enterprise上に、独自の高可用性、セルフサービス、自動化クラウドプラットフォームであるAmadeus Cloud Servicesを構築していることを発表しました。

Amadeusは、全世界の旅行業界に向けた先進的テクノロジーソリューションの代表的プロバイダーであり、航空会社、空港、ホテル、鉄道、旅行代理店、および旅行管理会社を含む顧客にサービスを提供しています。

Amadeusは、これらすべての関係者を接続し、旅行業界の利用客が、単一ソースから、コンテンツやトラベルツールにアクセスすることを可能にしているプラットフォームの更新を希望していました。

Amadeusのデータセンターはドイツのエルディングに位置し、業務のピーク時には毎秒3万を超えるエンドユーザーのトランザクションを処理しています。しかし、データトランザクション需要が爆発的に増大しているため、Amadeusの顧客の多くは、オンサイトでのローカルな実行、あるいはプライベート、パブリック、またはハイブリッドクラウドプラットフォームを通してアクセス可能なトラベルアプリケーションを望んでいました。1万2千以上のインフラ機器からのこれらのリクエストに対応するため、AmadeusのITチームはインフラアーキテクチャーと設計およびアプリケーションコンテナー用の様々なオープンソースソリューションを評価し、最終的にRed HatのOpenShift Enterpriseを選択し、顧客固有の需要に適合するよう設計されたプライベートクラウドベースのアプリケーションの作成と運用を開始しました。さらにAmadeusは、Amadeus Cloud Servicesソリューションの構築用にOpenShiftを選択し、段階的にAmadeusのトラベル業界の顧客に対するサービス提供を開始する計画です。

Amadeusが当初からDockerおよびコンテナー化アプリケーションに関心を持っていたこともあって、DockerとKubernetesをネイティブに統合し、Red Hatによって完全にサポートされたOpenShiftの軽量コンテナーアーキテクチャーは、同社の環境に最適でした。また、OpenShiftを取り巻くオープンソースコミュニティのサポートもこの協業を強固なものにし、現在はAmadeusのエンジニアがアップストリームのOpenShift Originコミュニティのコントリビュータとなっています。こうしてOpenShiftのコードに対する可視性が得られたため、Amadeusのエンジニアは既存のミドルウェアアプリケーションをOpenShiftプラットフォーム内で統合し監視することにより、既存のリソースを最大限に活用できるようになりました。また、AmadeusはOpenShiftの自動リカバリ—、スケーリング、および容量計画機能を使用し、必要に応じてアプリケーションを再配備できるようになり、個々のインフラアプリケーションを人手で管理する必要性が減少します。

プロジェクトの一環として、Amadeusは同社の最先端プラットフォームの可用性を高めると同時に、待ち時間のさらなる削減を進めています。Amadeus Cloud Servicesの配備が完了した後、自動化を通して運用がさらに合理化され、新サービスの市場投入期間が短くなることも予想しています。

 

サポートコメント

Amadeus アーキテクチャー、品質、およびガバナンス担当バイスプレジデント Dietmar Fauser

Amadeusは、テクノロジーの観点からお客様にさらに寄り添い続け、アプリケーションをより迅速に実現し、変化に容易に適合しその過程で多様なビジネスモデルに対応できる非常に柔軟性の高いプラットフォームを提供したいと考えています。まだ配備の初期段階ですが、すでにOpenShiftプラットフォームの柔軟性とRed Hatから提供されたサポートにより、当社のアプリケーションを次のレベルに進め、より広い顧客層へと拡張する作業を開始することができました。

 

Red Hat OpenShift担当バイスプレジデントゼネラルマネージャ Ashesh Badani

OpenShift Enterpriseの強力なスケーリングおよびオートメーション機能により、Amadeusが従来のプラットフォームの構造を維持しつつ、固有の要求を持つはるかに大規模で多様なお客様に対応できるようになったことを非常に嬉しく思います。Amadeusのデプロイメント要件が非常に多数のインフラ機器に渡っているため、そのことがOpenShift Enterpriseの柔軟なコンテナーオーケストレーション機能が提供するメリットを明確に示しています。

 

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