ふくおかフィナンシャルグループ、デジタル変革の実現にRed Hat Open Innovation LabsとRed Hat OpenShiftを採用

国内第一号ユーザーとして、DevOpsによるアジャイル開発手法の導入と開発工程を内製化

東京 -

レッドハット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:望月 弘一、以下:レッドハット)は本日、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(本社:福岡県福岡市、取締役社長:柴戸 隆成、以下:FFG)が、企業競争力を高めデジタル変革の実現に向けてレッドハットのRed Hat Open Innovation Labsを採用し、DevOpsによるアジャイル開発手法の習得と実践、システム開発の内製化実現に向けた取り組みを開始したことを発表しました。FFGではこの取り組みにより、働き方や企業文化をも変革し、新たな開発手法を用いたスピード感のある開発体制を構築することで、新サービスの迅速な市場投入の実現を目指します。

ふくおかフィナンシャルグループは、約140年の歴史を持つ福岡銀行をはじめ、熊本銀行と親和銀行の地域に根ざした3つの銀行で形成され、個人顧客数約570万人、法人取引先数約22万社を擁しています。一方、日本における地域金融業界では、FinTech技術を活用した金融業参入が相次ぐなど、環境の変化を踏まえた大幅な変革が求められています。

このような市場環境の下、FFGでは社内におけるデジタル変革の旗振り役として、「デジタル戦略部」を創設しました。これまでアウトソースしていたシステム開発や運用を内製化し、アジャイル開発ができる人材を社内に育成し、新しい商品やサービスを市場に迅速に投入できる体制を確立することを目指しています。

その達成に向けて、デジタル戦略部約100名の内、スクラムマスター、アプリケーション開発、インフラ担当を含む9名のメンバーを中心とした新たな開発チームを結成し、DevOpsによるアジャイル開発手法を学び・実践するために、Red Hat Open Innovation Labsへの参画を開始しました。

Red Hat Open Innovation Labsは、集中的な常駐形式の環境で、レッドハットのコンサルタント、エンジニア、対象分野の専門家と密接に連携し、顧客企業におけるビジネス課題を共に解決するサービスです。標準的な常駐期間は4〜12週間で、組織横断的な協業によるプロトタイピングプロジェクトを実践、チームはアジャイル開発やDevOps導入の方法論を学びます。

また、上記専門家の派遣に加え、プロジェクトで利用可能なインフラ及び開発環境を合わせて提供することで、DevOpsやマイクロサービスを実現させたいが経験や人的資源が不足、もしくは対応するインフラ環境をなかなか準備できない顧客企業に対してプロジェクトの成功を支援します。さらに、レッドハットとの協業によりOpen Source Wayを体感することで、オープンな文化が企業の変革にもたらす価値を体得し、真に継続的な企業のデジタル変革を実現可能にする知識と経験を身につけることができます。

デジタル変革を推進し、内製化やアジャイル開発導入に向けた支援パートナーを検討していたFFGは、ハイブリッド環境に対応したコンテナ開発プラットフォームを提供でき、グローバルにおけるエンタープライズ企業へのアジャイル開発導入支援の豊富なコンサルティング実績があるレッドハットを選択しました。

具体的には、アプリケーション開発・実行環境としてRed Hat OpenShift Container Platformを採用、パブリッククラウド上に展開し活用しています。Red Hat OpenShift Container Platformは、柔軟で、安全なKubernetesとコンテナベースのアプリケーション基盤を提供します。単一のプラットフォーム上で開発者とインフラ担当の結びつきを強固にし、ハイブリッドクラウドインフラストラクチャ間でアプリケーションの一貫した構築・デプロイ・管理を可能にし、より短い開発サイクルかつ高い効率で、アプリケーションを提供することができます。

レッドハットは、新規ビジネスのアイデア創出から新商品の企画、サービスリリースから検証・改善といった一連のビジネスプロセス全体の改革を支援し、また、リーン開発に則ったビジネスプロセスの改善、アジャイル開発手法、クラウド及びコンテナ技術を活用したシステム開発と運用、デジタル人材育成への取り組みもサポートしています。

 

サポートコメント
株式会社ふくおかフィナンシャルグループ 取締役執行役員 横田 浩二氏

「近年、異業種からの金融業参入が相次ぐなど、環境の変化を踏まえた大幅な変革が求められています。従来の外注を中心としたウォーターフォール型の開発では、システム開発に1年や改修に半年と、昨今の競争にはついていけない状況です。少しでも早く新しいサービスをお客様にお届けし、かつその検証も効果的に行うには、アジャイル開発を社内へ導入することが必須で、持続的な成長にもつながると考えています。デジタル変革やイノベーションを起こす新たな手法や実践スキルを習得し、それを推進するカルチャーを構築することが肝要です。Open Innovation Labsへの参画により、メンバーが成長したことを実感しており、今後もレッドハット社には、デジタル変革を一緒に起こす”伴走者”として支援いただきたいと考えています。」

 

レッドハット株式会社代表取締役 望月弘一
「デジタル変革推進のパートナーとしてレッドハットを選択いただいたことは、無類の喜びです。Red Hat Open Innovation Labsを通じて、チームがアジャイル開発やDevOps導入の方法論を学び、さらに、Open Source Wayを体感いただくことで、内製化の実現、スピード感のある開発体制の構築、新サービスの迅速な市場投入の実現を支援できるものと確信しています。」

 

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