プレスリリース

富士市、Red Hat OpenStack PlatformとRed Hat Ceph Storageをプライベートクラウドに採用し、災害時の業務継続と効率的な行政運営体制を実現する新IaaS基盤を構築

東京

レッドハット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:望月 弘一、以下:レッドハット)は本日、富士市(静岡県富士市永田町1丁目100番地 市長:小長井 義正 、以下:富士市)が、優れた拡張性とアジャイルなクラウドIaaS基盤であるRed Hat OpenStack Platformと耐障害性と柔軟な拡張性、およびスピードを備えたRed Hat Ceph Storageが搭載されている、NECのレディメイド型プライベートクラウド基盤 Cloud Platform for IaaSを採用し、災害時の業務継続と効率的な行政運用の実現に向けたIaaS基盤を、庁舎内のプライベートクラウド環境に構築したことを発表しました。

富士市は、北に富士山、南に駿河湾を望む静岡県東部に位置し、人口約25万人を有しています。近年では、眼前にそびえる富士山や岳南電車、沿岸部の工場夜景等の観光資源を活かした市のブランディングも行い、国内外からの観光客誘致にも注力しています。

同市は、ITの 利活用を通じ、安全・安心・快適な市民生活を実現する取り組みを強化するべく、「富士市情報化計画」を策定し、様々な分野において ICT を活用した施策を展開してきました。近年の急速なクラウド技術の進展による情報環境の変化を受け、より一層の市民サービスの向上や行政運営の効率化・高度化に向けた情報化施策に取り組み、また、東海地震や南海トラフ地震をはじめとした災害発生時に対応するためのICT部門の業務継続計画(ICT-BCP)が策定され、行政運用体制の強靭化が求められていました。

同市はこれまで、外部に位置するデータセンター内に、住民情報や基幹システムを保有し、市職員はサーバー側で処理を行うシンクライアントを通じて業務を行ってきました。しかしながら、災害発生時における回線の切断など、復旧に時間を要する事態やその他不測の事態の際、住民情報にアクセスできなくなるリスクを抱えており、データや業務システムのバックアップをはじめとした、柔軟性の高い体制を構築する必要がありました。

また、制度改正に合わせたシステム改変に伴うハードウェアリソースの追加や新たなシステムの構築が発生する際に、既存サーバーの余剰リソースから仮想マシンを切り出して対応していたため、全体像の把握が困難で、効率的な業務推進の上で一つの障害となりつつありました。

そのような状況を受け同市は、すでにデータセンターでの利用実績もあり有用性を理解していたIaaS基盤を、庁舎内のプライベートクラウド環境に構築することで、これらの課題への対応を図りました。民間企業での導入実績が多く、様々なユーザーニーズを汲んだ最新技術が利用でき、動作の透明性にも優れたオープンソースソフトウェアにメリットを感じていた同市は、拡張性に優れ、様々なニーズへの迅速な対応が可能なクラウドプラットフォームであるOpenStackに着目しました。

同市は、OpenStackの実運用に関する広範な経験を備えた信頼のおけるパートナーとの提携を望み、様々な地域および業界で展開されている拡張性のあるクラウド基盤であり、またRed Hat Enterprise Linuxと共同開発されエンタープライズで実績のあるRed Hat OpenStack Platformと、統合ストレージプラットフォームでありOpenStackと親和性の高いソフトウェアデファインドストレージのRed Hat Ceph Storageが利用できる、NECのレディメイド型プライベートクラウド基盤 Cloud Platform for IaaSを採用しました。

NECの提供する事前設計・検証済みのレディメイド型製品により、機器納入から初期セットアップ完了まで1週間といった、短期間での導入を実現しています。

レッドハットは、アップストリームのOpenStackコミュニティへの貢献と、企業向けのOpenStackソリューションを提供する取り組みの両方において、OpenStackのリーダーです。Red Hat OpenStack Platformは、拡張性が高く豊富な実績のあるIaaSソリューションであり、ハイブリッドクラウドやプライベートクラウド構築を目指す多くのグローバル企業にとってオープンソースのクラウドプラットフォームとして選択されています。また、OpenStackベースのクラウド開発者やユーザーに好まれる拡張性に優れた分散ストレージプラットフォームであるCephコミュニティにも貢献しています。

庁舎内のプライベートクラウド環境へのIaaS基盤構築により、災害発生時においても柔軟かつ迅速な対応が可能なバックアップ基盤が実現できただけでなく、リソースの一元管理や柔軟なIT運用が可能となり、今後の効率的な行政運営に向けた体制、行政サービス拡充の際の土台作りが実現しました。

また、同市は、IT自動化プラットフォームであるAnsible Tower等にも着目しておりICT運用の効率化にも取り組んで行くことを検討しています。今後も最新技術を活用していくことで、誰もが使いやすいシステムの実現を通じて、より質の高い住民サービスの提供を目指しています。

 

サポートコメント

富士市 総務部情報政策課 課長 深澤 安伸氏

災害対策と効率的な行政運営体制の実現を目指しOpenStackを利用したプライベートクラウドの構築を模索していました。住民サービスを支援する重要なシステムであるからこそ、OpenStackの実運用に関する広範な経験を備えた信頼のおけるパートナーとの提携を望んでいましたが、今回レッドハット様とNEC様のご協力により、堅牢かつ拡張性に優れたIaaS基盤が構築できました。これにより、制度変更への対応や住民へのサービス提供をタイムリーに行うことができ、災害発生時の業務継続を見据えた運用も可能となりました。

 

レッドハット株式会社 代表取締役社長 望月 弘一

富士市様は、オープンで拡張性に優れ、柔軟性の高いプライベートクラウド環境の構築にRed Hat OpenStack PlatformとRed Hat Ceph Storageを採用されました。災害対策やより質の高い住民サービスの提供を目指した今回の取り組みは、政府官公庁や地方自治体におけるオープンソースソフトウェアとクラウド技術活用における先進事例の1つと言えるでしょう。

 

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本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

 

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