プレスリリース

Red Hat、CoreOSを買収、Kubernetesとコンテナ技術における リーダーシップを拡大

CoreOS追加により、ハイブリッドおよびマルチクラウド環境でのコンテナ化アプリケーション構築、実行、管理支援技術を強化

東京

[ノースカロライナ州ローリー – 2018年1月30日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE:RHT、以下Red Hat)は本日、Kubernetesとコンテナネイティブソリューションの革新的かつリーダー企業であるCoreOS, Inc.を買収する最終合意を締結したと発表しました。買収額は2億5千万ドルで、完了時に一定の調整を行う必要がありますが、大きな差は生じないと予想されます。Red HatがCoreOSを買収することで、オープンソースがもたらす柔軟性を生かし、お客様がいかなるアプリケーションでもあらゆる環境で構築、運用できるようにするという、Red Hatのビジョンが促進されます。Red Hat OpenShiftを含む、広範なRed HatのKubernetesおよびコンテナベースのポートフォリオにCoreOSの補完的な機能を組み合わせることにより、Red Hatは業界をリードするモダンなアプリケーションワークロードのためにハイブリッドクラウドプラットフォームの開発とさらなる採用促進を目指します。

アプリケーションがハイブリッドおよびマルチクラウド環境に移行する中で、既存の環境とクラウド間、さらにはクラウド間に渡るアプリケーションの構築、導入、および移動をより容易に行うためにコンテナを使用する企業が増えています。IDCは、「クラウドの採用、簡素化、および可搬性の大幅な向上が進行中です。クラウドに対する需要は拡大し続けており、企業各社は今後数年間の支出の大部分をクラウドアーキテクチャが占めることになると予想しています。コンテナの高度化に伴って、既存の実運用アプリケーションをパブリックまたはプライベートクラウドで有用なものにするために、コンテナを使用した移行や拡張をアプリケーションプラットフォームプロバイダーが手助けしてくれることを顧客は期待しています」と述べています。

CoreOSは、大規模ソフトウェア企業のインフラストラクチャに倣って、サーバーの更新とパッチを自動的に行い、かつ、ダウンタイムやセキュリティ、復元性などの弱点の解決に役立つ、あらゆる規模の企業向けのインフラストラクチャの構築と提供を目的として2013年に設立されました。CoreOSは、コンテナ向けに最適化された軽量Linuxオペレーティングシステムを普及させるため、スケーラブルで復元性の高いコンテナ化されたアプリケーションの広範な適用を可能にする様々なテクノロジーを支えるリーダー企業としての定評を築いてきました。

CoreOSは、自動化された運用を提供し、プライベートおよびパブリッククラウドプロバイダー間の可搬性を実現する、オープンソースソフトウェアベースのエンタープライズ対応のKubernetesプラットフォームであるCoreOS Tectonicの開発元です。また、同社はエンタープライズ対応のコンテナレジストリであるCoreOS Quayも提供しています。CoreOSは、コンテナ化アプリケーションの中核に位置する多くのオープンソースイノベーションの推進にも協力していることでも有名です。これには、同社が主要コントリビューターのひとつになっているKubernetes、ソフトウェア更新の自動化とコンテナ実行に適した構成を特徴としCoreOSにより作成/管理される軽量LinuxディストリビューションのContainer Linux、Kubernetes用の分散データストアであるetcd、およびCloud Native Computing Foundation(CNCF)に寄贈され現在のOpen Container Initiative(OCI)規格の推進に貢献したアプリケーションコンテナエンジンのrktが含まれます。

Red Hatは早くからコンテナおよびコンテナオーケストレーションを採用し、Googleに続く第2の主要コントリビューターとなっているKubernetesを含む、関連するオープンソースコミュニティに深く貢献してきました。また、Red Hatは、業界で最も包括的なエンタープライズKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftに関する作業を含めて、世界中の企業がコンテナベースのアプリケーションを採用できるようにする作業のリーダーでもあります。Red HatとCoreOSを組み合わせることで、Red Hatはアップストリームコミュニティとエンタープライズコンテナベースソリューションの両方におけるリーダーシップを強化します。

この取引は、2018年2月28日を期末とする第4四半期または会計年度に関するRed Hatの指標に大きな影響を与えることはないと予想されます。
この取引は、慣習的な成立条件を前提として、2018年1月に完了する見込みです。
この買収の詳細については、Red HatのウェブサイトでRed Hatブログを通してご覧ください。

出典:IDC「Worldwide Application Platform and Application Platform as a Service Market Shares, 2016: Container Strategy Required」2017年6月

 

サポートコメント

Red Hat 製品・テクノロジー部門 社長 Paul Cormier

「次の時代のテクノロジーは、物理、仮想、プライベートクラウド、パブリッククラウドの各プラットフォームを含む、マルチおよびハイブリッドクラウド環境にまたがるコンテナベースのアプリケーションによって推進されています。Kubernetes、コンテナ、およびLinuxはこの変化の中心に位置しており、Red Hat同様、CoreOSはこれらのイノベーションを促進しているアップストリームのオープンソースコミュニティと、お客様にエンタープライズグレードのKubernetesを提供する作業の両方を主導してきました。今回の買収により、ハイブリッドクラウドおよび現代的アプリケーション導入の基盤としてのRed Hatの立場が強固になると確信しています。」

 

CoreOS CEO Alex Polvi氏

「Red HatとCoreOSの関係は、コンテナおよび分散システムの主要なイノベーションの一部を開発するオープンソースの協業相手として何年も前に始まり、自動化された運用を現実のものにするために貢献してきました。今回の合意は、これらの重要なテクノロジーを企業および世界の中に遍在させるという両社共通の目標における新しい段階を示すものです。自動化された運用を通してインターネットをより確かなものにするという当社の使命をサポートしてくれる、CoreOSファミリ、お客様、パートナー、そしてとりわけフリーソフトウェアコミュニティに感謝します。」

 

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