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プレスリリース

Red Hat Enterprise Linux 7の最新版でネットワークとストレージのパフォーマンスを向上

Red Hat Enterprise Linux 7.3は高帯域アプリケーションの性能を向上させ、LinuxコンテナやIoT機能によりエンタープライズイノベーションに新しい選択肢を提供

東京

[ノースカロライナ州ラーレー – 2016年11月3日(現地時間)発表]米国報道発表資料抄訳

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(NYSE: RHT、以下Red Hat)は本日、世界トップレベルのエンタープライズLinuxプラットフォームの最新バージョンであるRed Hat Enterprise Linux 7.3の提供開始を発表しました。Red Hatの主力製品であるLinuxオペレーティングシステムの今回のアップデートにはパフォーマンス、セキュリティ、信頼性を中心に構築された新しい機能や機能強化が盛り込まれています。このリリースではさらに、LinuxコンテナやIoT関連の新しい機能を導入し、採用し始めたばかりのエンタープライズ利用者が新たなビジネスの需要を満たすためにビジネスを拡大しながら既存の投資を利用できるようにしています。

 

パフォーマンス

テレビ会議技術やインターネット回線を利用した音声通信(VoIP)からウェブベースのアプリケーションやサービスまで、現代のエンタープライズのネットワーク需要は大きくなる場合があります。Red Hat Enterprise Linux 7.3では軽量なトンネル機構が追加されており、Red Hat Enterprise Linux 7.3のゲストインスタンスの安全性、効率性、拡張性、柔軟性を向上し、より良いネットワーク業務のニーズに対応できるようにしています。さらに、バルクパケットメモリアロケータの機能強化によって、40Gb、100Gbのネットワークインターフェイスのパフォーマンスをいずれも改善しています。

一方で、データベース、イベント処理、仮想マシンといった大量トランザクションアプリケーションでは、エンタープライズの利益を実現するために、入出力レートの向上と待ち時間の低減が求められています。不揮発性メモリといった新しいハードウェア技術がこの問題に対処しており、Red Hat Enterprise Linux 7.3では高速かつ低遅延の不揮発性メモリデバイスへの対応を強化しています。これに加え、Red Hat Enterprise Linux 7.3は、Block SCSIレイアウトフォーマットやFlex Filesレイアウトフォーマットへの対応により、パフォーマンス重視のParallel NFS (pNFS)クラスタをより簡単に管理できるようにしています。

 

セキュリティとID管理

ITセキュリティは時々刻々と変化する脅威の状況を前にして、不変ではいられません。そして、より安全なデータセンターはオペレーティングシステムレベルでのイノベーションから始まります。Red Hat Enterprise Linux 7.3は新しいセキュリティ機能の追加や既存機能の強化によって、このITセキュリティの進化を促し、ミッションクリティカルなデプロイメントや他の重要なワークロードのためのより安全なプラットフォームを実現します。これには次の内容が含まれます。

  • きめ細やかなシステムレベルでのアクセスコントロールポリシーを強化するSELinuxのメカニズムをアップデートし、ポリシー作成を迅速化し全体的な使いやすさを向上。
  • Red Hat Enterprise Linux 7.3では、コンテナ、従来型の非コンテナの両方のワークロードに対して一貫性のある規制遵守チェックメカニズムを提供し、全体的な運用効率を向上。
  • これは、Security Content Automation Protocol (SCAP)をオープンソースで実現し、エンタープライズレベルのLinuxインフラストラクチャ向けに標準化された規制遵守チェックソリューションを提供するOpenSCAPの機能強化により実現。OpenSCAP Workbench のグラフィカルユーザーインターフェイスを用いたSCAPベースのポリシーの設定を簡易化。
  • Red Hatの Identity Managementソリューションの改善により、大規模なインストールのパフォーマンスの改善、Active Directoryによるスマートカード認証への対応、個別のホストやサービスで設定可能な認証強度への対応を実現。

 

信頼性

Red Hat Enterprise Linux 7.3では、エンタープライズ環境やワークロードのための堅固で安定した基盤を引き続き提供します。お客様はカスタマイズされた、あるいはサードパーティ製のソリューションに依存することなく、完全に統合されたマルチサイトの障害復旧ソリューションをデプロイできるようになっています。これにより、費用を削減し、デプロイメントに要する時間を短縮することができます。これを支える具体的な機能改善には次のようなものがあります。

  • 障害復旧およびスケーラビリティのための地理ロケーションをまたいだマルチサイトクラスタやストレッチクラスタを管理するためのpacemakerを設定するための機能。
  • 改良されたpacemakerアラートの導入により、管理されたクラスタの状態変化時に通知を設定し作動させるための機能。

 

Linuxコンテナ

Linuxコンテナは、エンタープライズが運用効率を新しいレベルに高められるよう強力な機構を実現します。アプリケーション開発を加速し、アプリケーションに基づくライフサイクル管理をより柔軟に行うことのできる革新的なパッケージングや管理フォーマットを提供します。コンテナの特徴を組み合わせることで、アプリケーションの移植性とインフラストラクチャの柔軟性がいずれも向上し、組織は開発者とIT管理者の役割をより明確に区別できるようになります。Red Hat Enterprise Linux 7.3は、改善された管理ツール(Atomic CLI / Cockpit)やコンテナのランタイム(docker engine)のアップデートの他、多数の漸進的な改善によりLinuxコンテナへの対応を強化しています。また、Technology Previewとして、新しいコンテナ署名機能も提供しています。

 

IoT

業界のIoTの実装は、集中型のデータセンターにリアルタイムで情報を提供する「スマート」なエッジデバイスの巨大な接続網で構成されており、運用効率の向上および運用コストの削減を実現しています。この実装は、堅固なエンタープライズグレードのオペレーティングシステムによって後押しする必要があります。エンタープライズ規模のIoTを実行する強力なプラットフォームを提供するため、Red Hat Enterprise Linux 7.3では次の2つの重要な特徴を備えています。

  • Bluetooth LE (Low Energy) デバイスを用いたコミュニケーションのサポート - 標準のBluetoothの拡張版であるBluetooth LEは、IoTセンサ等の省電力デバイス専用に設計
  • Controller Area Network bus (CANbus)プロトコル向けのカーネルサポート - CANbusは、自動車や高性能な工業用のコントローラで用いられるコントローラエリアネットワーク

 

他のRed Hat Enterprise Linux関連製品

本日の発表では、他のRed Hat Enterprise Linux関連製品のアップデートについてもお知らせします。巨大なコンテナの構築から新しいサーバーアーキテクチャにおけるオープンイノベーションの実現まで、Red Hat Enterprise Linux 7.3系製品は具体的なエンタープライズアーキテクチャのニーズに対する答えを与えます。他のRed Hat Enterprise Linux関連製品には次の製品があります。

  • Linux コンテナの実行向けに最適化した、インストールフットプリントを最小にしたオペレーティングシステムであるRed Hat Enterprise Linux Atomic Host。Red Hat Enterprise Linux Atomic Host上のコンテナでアプリケーションを実行することにより、ハイブリッドクラウド全体でアプリケーションの移植性を実現。Red Hat Enterprise Linux Atomic Host 7.3ではテクノロジープレビューとして、多様な環境で求められる柔軟性を実現するために追加のrpmパッケージをレイヤー化して追加する機能を提供。
  • SAP環境の実行を最適化したRed Hat Enterprise Linux for SAP Applicationsは、IBM z Systems およびIBM Power、ビッグエンディアンでサポート開始。
  • 64ビットのARMベースのシステム向けに設計されたRed Hat のオペレーティングシステムRed Hat Enterprise Linux Server for ARM 7.3 Development Previewは、以下の機能を搭載するためにアップデート
    • オープンソース仮想化技術を代表する技術の一つであるKVM に基づく単一ホストの仮想化

    • オブジェクト、ブロック、ファイル向けのソフトウェアデファインド型のスケールアウトストレージのプロトタイプを作成し、デプロイするためのRed Hat Ceph Storage

    • 64ビットARMプラットフォーム向けアプリケーションを作成、診断、デバックするための最新の安定したオープンソースツールをC やC++の開発者に提供する、Red Hat Developer Toolsetの初期サポート

 

サポートコメント

Red Hat プラットフォーム事業部門担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Jim Totton

「現代のエンタープライズアプリケーションがネットワークやストレージレベルでますます資源集約的になるのに伴い、ITインフラストラクチャは、ただ後れを取らずに追随するだけでなく、変わりゆくニーズを予測し適応していかなければなりません。Red Hat Enterprise Linux 7.3はアプリケーション性能を向上させ、既存のミッションクリティカルなワークロードや、LinuxコンテナおよびIoTといった新しい技術のデプロイメントに適した、安全性、信頼性が高く革新的なエンタープライズプラットフォームを実現するものです。」

 

関連リンク

 

その他のリンク

 

本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550

Red Hat について

オープンソースソリューションのプロバイダーとして世界をリードする Red Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるクラウド、Linux、ミドルウェア、ストレージおよび仮想化テクノロジーを提供、さらに サポート、トレーニング、コンサルティングサービスも提供しています。Red Hatは、企業、パートナーおよびオープンソースコミュニティのグローバルネットワークの中核として、成長のためにリソースを解放し、ITの将来に向けた革新的なテクノロジーの創出を支援しています。

将来予想に関する記述

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