レッドハット株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:廣川裕司、以下:レッドハット)は本日、オープンハイブリッドクラウドの基盤、および、エンタープライズアプリケーション基盤として「Red Hat Enterprise Linux 7」を提供することを発表しました。Red Hat Enterprise Linux 7は、現在のデータセンターの課題、そして次世代のニーズにも応えられる瞬敏なIT基盤として、アプリケーションのコンテナからクラウドサービスまで、エンタープライズITのニーズを実現します。
10年以上前に市場に投入されたRed Hat Enterprise Linuxは、優れたパフォーマンスや強固なセキュリティにより、エンタープライズLinuxプラットフォームとして業界の標準となりました。Red Hat Enterprise Linuxは、2013年度のFortune 500社中90%以上のクリティカルな基盤として利用されています。
物理サーバーから仮想マシンへの移行が進み、さらにIaaS(Infrastructure-as-a-Service)とPaaS(Platform-as-a-Service)の導入が進むにつれて、エンタープライズデータセンターは堅牢であることに加え、ビジネスニーズに合致するために常に変化へ対応する俊敏性が求められるようになりました。また、複雑で多様なシステムの集合体となった異種混合環境へ、包括的で接続性の高い統一された基盤から、ITのイノベーションのメリットを享受できるように統合する必要があります。Red Hat Enterprise Linux 7はこの統合の役割を果たし、物理システム、仮想マシン、クラウドにまたがるオープンなコンピューティングであるオープンハイブリッドクラウドの実現に向けた基盤となるプラットフォームを提供します。
Red Hat Enterprise Linux 7には以下のような新機能が含まれます。
- Linuxコンテナによるアプリケーションの開発、配備、ポータビリティ、分離の強化を開発/テスト/本番環境向けに提供し、物理/仮想/クラウド環境での実行
- XFSをデフォルトのファイルシステムとし、500 Tbまで拡張可能なファイルシステムの大幅な強化
- Microsoft Active DirectoryユーザーがMicrosoft WindowsドメインとRed Hat Enterprise Linuxドメインが混在した環境において、セキュアなアクセスを容易に実現する連携強化
- プラットフォームとコンテナで統合され、強力でセキュアなアプリケーションラインタイムと開発、展開、そしてトラブルシューティングツール
今後のITモダナイゼーションを牽引する新機能の提供だけではなく、Red Hat Enterprise Linux 7は安定性の向上を通して、現在の技術的ニーズにも効率的に対応します。複雑なシステム、オンデマンドサービス、およびセキュリティに対する要求が拡大している中、ITチームは数多くの分断された専用ツールを利用せずに、効果的な管理、そしてスケーラビリティへの対応が必要になります。
Red Hat Enterprise Linux 7は、以下の機能によってこれらのニーズに対応します。
- プロセス、サービス、セキュリティ、その他のリソースを中央集中的に管理するための、systemd等の新しいツール
- 最大限の性能と高いスケーラビリティを実現するための組み込まれたパフォーマンスプロファイル、チューニング、および測定機構
- 効率的なシステム管理と設定を実現するOpenLMIにより、統一化された管理ツールと業界標準の管理フレームワーク
- 意図しない干渉や悪意のある攻撃からコンテナを守るために、アプリケーションの隔離とセキュリティの強化
Webセミナー開催
Red Hat Enterprise Linux 7の発表に合わせて、レッドハットでは、「エンタープライズOSを再定義」と題して、2014年7月16日にWebセミナーを開催します。
セミナーは、http://jp-redhat.com/rhel7/ からご覧いただけます。
ご賛同文
これまでの12年に渡り、Red Hat Enterprise Linuxは最新のエンタープライズコンピューティングを変化させ新しい世界をつくってきました。Fortune 500社から世界の証券取引所、政府機関、新興企業、世界を代表する最大級のクラウドなど、Red Hat Enterprise Linuxはオペレーティングシステムの標準となっています。Red Hat Enterprise Linux 7では、さらに新しいITの世界をお客様をお届けできるよう、進化を遂げました。Red Hatは、物理的なハードウェア、仮想環境、クラウドを融合するオープン・ハイブリッド・クラウドの基盤を提供し、アプリケーションが物理環境、仮想マシン、パブリッククラウド、プライベートクラウドでも一貫して実行できるようにします。これこそがアプリケーションがオンプレミスからクラウドへの移行するにあたり最も重要なことです。
米国レッドハット
プロダクトアンドテクノロジーズ
プレジデント
ポール・コーミア
Red Hat Enterprise Linux は、電気通信、クラウドを含むNTTグループの多様なサービスや、それらを支える情報システムに対し、頑強な基盤を提供しています。NTTでは、新たなサービス創出には様々なパートナーとのコラボレーションが重要と考えており、オープンソースソフトウェア(OSS)が果たす役割も大きいと確信しています。Red Hat Enterprise Linux 7は、さまざまなOSS開発コミュニティの最新成果を取り入れ、長期に渡り信頼性の高い基盤を提供するものであり、新たなサービスを安定的に提供する基盤ソフトウェアとして大いに期待しています。
日本電信電話株式会社
オープンソースソフトウェアセンタ センタ長
岩田 雅彦様
アマゾン データ サービス ジャパンは、AWSのお客様およびパートナー様が、グローバルでセキュア、かつオンデマンドで使った分だけ支払う、高性能なクラウドサービスであるAWS上でRed Hat Enterprise Linux 7を利用できることを歓迎します。Red Hat Enterprise Linux 7は、エンタープライズ業務を効果的かつ効率的にこなせる、柔軟で拡張性のあるOSです。レッドハットとAWSは2007年からRed Hat Enterprise LinuxをAmazon EC2上で提供してきましたが、これからもより多くのお客様のビジネス成長に貢献してまいります。
アマゾン データ サービス ジャパン株式会社
パートナーアライアンス本部長
今野 芳弘様
Red Hat Enterprise Linuxは、オープンなハイブリッドクラウドのための業界標準のオペレーティングシステムです。Red Hat Enterprise Linux 7によってもたらす新しい価値創造により、Red Hatによる展開可能なジョイント ソリューションとシスコによって提供されるソリューションは、さらに強力となります。顧客はますますCisco UCS(Unified Computing System)の技術とCisco ACI(Application Centric Infrastructure)によるオープンなプログラマブル インフラストラクチャ ソリューションを可能にします。シスコクラウド ポートフォリオとRed Hat Enterprise Linux 7プラットフォームは柔軟性、スケーラビリティ、安定性等の優位性により、容易にエンドツーエンドのクラウドソリューションを展開し、今後のデータセンター事業に変革をもたらすと期待しています。
シスコシステムズ合同会社
執行役員 ユニファイド・コンピューティング事業
俵 雄一様
デル株式会社は、「Red Hat Enterprise Linux 7」の提供開始を歓迎します。Dell PowerEdge(TM)サーバ とRed Hat Enterprise Linux 7をあわせてご活用頂くことにより、高い効率性・柔軟性・パフォーマンス・コスト効果を実現するオープンなクラウドコンピューティング環境をお客様にご提供することが可能です。Red Hat Enterprise Linux 7はOSとしての機能だけではなく、これまで以上にエンタープライズ領域でのクラウド環境を含めた次世代IT基盤として広く利用されるものと確信いたします。
デル株式会社
執行役員 エンタープライズ・ソリューションズ統括本部長
町田 栄作様
Red Hat Enterprise Linux 7の発表は、IBMとRed Hatの長期的なパートナーシップにおける重要なマイルストーンのひとつです。IBMのシステム製品は、早期に次世代Red Hat Enterprise Linuxの認証を受けています。Red Hat Enterprise Linux 7 の安定性、柔軟性、拡張性とIBMのSystem x、Power Systems、System zを組み合わせることで、未来のデータセンターを構築、運用、拡張するための基礎となる要素をIBMとRed Hat共通のお客様に提供することができます。
日本アイ・ビ−・エム株式会社
専務執行役員 システム製品事業本部長
三瓶 雅夫様
NECは、Red HatのRed Hat Enterprise Linux 7の提供開始を歓迎いたします。NECは、従来よりExpress5800シリーズやNX7700xシリーズと、Red Hat Enterprise Linuxを組み合わせたエンタープライズシステムやクラウド環境を提供してまいりました。今回の製品強化により、より多くのお客様に、最適なエンタープライズシステム、クラウド環境及びビッグデータ基盤をご利用いただけるものと確信しております。今後も、Linuxの共同開発をはじめとしたRed Hatとの連携を推進し、社会を支えるIT基盤を実現してまいります。
日本電気株式会社
ITプラットフォーム事業部 事業部長
西村 知泰様
日立製作所は「Red Hat Enterprise Linux 7」の発表を歓迎します。「Red Hat Enterprise Linux 7」は、クラウドやビッグデータ活用が進展する中、より多様化する環境に柔軟に対応するエンタープライズ向けIT基盤として、基幹システム分野でのLinux利用を促進させるものと確信しています。日立製作所は、これまで社会インフラ分野を含め幅広いフィールドで培ってきた高信頼なLinux構築ノウハウとRed Hat Enterprise Linuxを組み合わせ、今後もお客様により高いビジネス価値をご提供し、社会イノベーションに貢献していきます。
株式会社日立製作所 情報・通信システム社
ITプラットフォーム事業本部 開発統括本部 事業主管
松田 芳樹様
テクノロジーが進歩する一方で、お客様は常にミッションクリティカルなアプリケーションやサービスに対して、より良いパフォーマンスを提供 するOSを求めています。Red Hat Enterprise Linux 7の発表において、HPとレッドハットは協調して、アップストリーム カーネルに大規模システムにおける革新的なパフォーマンスを組み込む活動をしてきました。それによって、お客様には、かつてない処理速度 と信頼性の向上を提供可能にしました。
ヒューレット・パッカード カンパニー
プラットフォーム・ソフトウェア 研究開発担当 バイスプレジデント
スコット・ファランド様
富士通は「Red Hat Enterprise Linux 7」の発表を歓迎します。 富士通はレッドハットと共に2003年からミッションクリティカルシステムを支える機能を継続的に開発・強化してまいりました。その成果として、富士通の基幹サーバ「PRIMEQUEST」やPCサーバ「PRIMERGY」とRed Hat Enterprise Linuxを組み合わせて多くのお客様に採用いただいております。また、ファーストクラウドニーズに対応し、クラウド基盤ソフトウェア「ServerView Resource Orchestrator」を始めとするプロダクト・サービス群「Fujitsu Cloud Initiative」をお客様にとって最適なソリューションとしてご提案しております。富士通は、これからも、Red Hat Enterprise Linux 7と共にミッションクリティカルからオープンハイブリッドクラウドまであらゆるニーズに最適なハードウェア、ソフトウェア、サービスをご提供し続け、お客様のビジネス成長に貢献してまいります。
富士通株式会社
プラットフォームソフトウェア事業本部長
藤原 隆様
関連リンク
・Red Hat Enterprise Linux 7について
・Red Hat Enterprise Linuxについて
・Redefining the Enterprise OS(英語)について
その他のリソース
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レッドハット株式会社 マーケティング本部
pr-jp@redhat.com
TEL:03-5798-8550
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レッドハット株式会社
営業担当:sales-jp@redhat.com
TEL:03-5798-8520
FAX:03-5798-8599
- About Red Hat
オープンソースソリューションのプロバイダとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるクラウド、Linux、ミドルウェア、ストレージおよび仮想化テクノロジーを提供、さらにサポート、トレーニング、コンサルティングサービスも提供しています。Red Hatは、企業、パートナーおよびオープンソース・コミュニティのグローバル・ネットワークの中核として、成長のためにリソースを解放し、ITの将来に向けた革新的テクノロジー創出を支援しています。
レッドハット株式会社について レッドハット株式会社は、米国ノース・カロライナ州ラーレーに本社をおく、エンタープライズLinuxの世界的なディストリビューションRed Hat,Inc.の日本法人です。 オープンソースを基盤として、組込み系からエンタープライズサーバまで対応する普遍的なプラットフォームとサービスを提供しています。
- Forward-Looking Statements
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