レッドハット、「Red Hat Mobile Application Platform」 製品を国内に投入

レッドハットのMBaaSサービスとして提供、モバイルアプリケーションと企業システムの連携が容易に

東京 -

レッドハット株式会社(本社:東京都渋谷区、暫定社長:ダーク-ピーター・ヴァン・ルーウェン、以下:レッドハット)は本日、モバイル端末から既存の企業システムへの連携を容易にする、また、アプリケーションの開発と実行、運用基盤を提供するRed Hat Mobile Application Platform(レッドハット・モバイル・アプリケーション・プラットフォーム)製品を国内に投入することを発表しました。本日よりRed Hat Mobile Application Platformをレッドハットのクラウドサービスとして、評価利用を開始します。また、サブスクリプションサービスの販売開始は、年内を予定しています。

Red Hat Mobile Application Platformは、レッドハットが2014年10月に買収したFeedHenryの技術をRed Hat JBoss MiddlewareやOpenShift PaaSポートフォリオといった製品やサービスと組み合わせた、企業向けの新しいモバイルアプリケーション向けのソリューションプラットフォームです。このプラットフォームは、企業向けのモバイルアプリケーションの実行基盤だけでなく、フロントエンドのモバイルアプリケーションを開発するための共通のツールや既存の企業システムと統合するためにセキュリティレベルの高いバックエンドサービス接続APIなどを提供しています。このことにより、企業は、エンタープライズモバイルアプリケーションの開発と運用管理の複雑さを軽減することができ、様々なモバイル端末やタブレット端末に対応した敏捷性の高いモバイルアプリケーション環境を簡単に構築することができます。Red Hat Mobile Application Platformの特徴は、次の通りです。

  • 企業バックエンドシステムにセキュアかつスケーラブルに接続するためにNode.js を活用した Mobile Backend as a Service(MBaaS) ソリューション
  • iOSやAndroid、Windows Mobileなど様々なモバイル端末に対応したアプリケーション開発のために、共通なツールやAPIを提供。また、開発者が好みのソフトウェア開発キット(SDK)を取り込むことも可能
  • モバイルアプリケーションのプロトタイプ開発を素早くするためのコードレスフォームビルダーを提供
  • モバイルアプリケーション開発のためのDevOpsプラットフォームを提供、チーム開発をサポート

Red Hat Mobile Application Platformは、フロントエンドのアプリケーション開発者とバックエンドのIT統合チーム、DevOpsチームといった開発チーム間の協力を可能にする開発モデルを提供しています。さらに、開発されたモバイルアプリケーションは、レッドハットが管理するマネージドクラウドサービスから企業のバックエンドシステムへと連携できるようになります。なお、レッドハットのマネージドサービスとして提供されるRed Hat Mobile Application Platformは、本日から評価用として利用可能です。また、お客様のクラウド環境に配備するためのオンプレミスバージョンは、将来リリースを予定しています。

Red Hat Mobile Application Platformは、セキュリティ、バックエンドシステムへの再利用可能なAPI接続、また、最新の技術としてクラウド技術やNode.jsを活用することで迅速なアプリケーション開発といったモバイルアプリケーションのための基盤を提供します。複雑で高度なモバイルアプリケーションを柔軟に開発するためには、モバイルアプリケーションのためのプラットフォームはPaaSとして提供されることが最も効果的であるとレッドハットは考えています。このような新しいテクノロジーを採用しているRed Hat Mobile Application Platform は、企業のモバイルアプリケーション開発をより一層促進することになるでしょう。

 

サポートコメント

Red Hat モバイル製品部門 副社長 兼 ゼネラルマネージャー Cathal McGloin

Red Hatは、今日のようなデジタル事業で要求される非常にスケーラブルなワークロードを実行するために必要なオープンソースソフトウェアを提供できる企業の1つです。Red Hat Mobile Application Platformは、様々なモバイルに対応した一連の機能やスケールアウト可能なミドルウェア、クラウドへの統合、その他モバイル関連ソリューションを単一のプラットフォームとして提供します。Red Hat Mobile Application Platform を日本に投入することで、日本企業におけるモバイルアプリケーションの普及が進むことを確信しています。

 

提供方法について:

・製品名:Red Hat Mobile Application Platform (レッドハット・モバイル・アプリケーション・プラットフォーム)

・提供時期

  1. 評価利用:本日(11/4(水)から)
  2. サブスクリプションサービス開始:年内(予定)

・提供方法

  1. 評価利用:https://openshift.feedhenry.com/ から評価用のアカウントIDを登録することで利用可能
  2. サブスクリプション:レッドハットより直接販売

・提供価格:未定:サブスクリプション販売開始日までに決定

 

その他のリンク

 

本件に関するお問い合わせ

  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-5798-8550
  • About Red Hat
  • オープン ソース ソリューションのプロバイダとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるクラウド、Linux、ミドルウェア、ストレージおよび仮想化テクノロジーを提供、さらに サポート、トレーニング、コンサルティングサービスも提供しています。Red Hatは、企業、パートナーおよびオープンソース・コミュニティのグローバル・ネットワークの中核として、成長のためにリソースを解放し、ITの将来に向 けた革新的テクノロジー創出を支援しています。詳細につきましては、http://www.redhat.com をご覧ください。

    レッドハット株式会社について レッドハット株式会社は、米国ノースカロライナ州ラーレーに本社をおく、エンタープライズLinuxの世界的なディストリビューションRed Hat, Inc.の日本法人です。オープンソースを基盤として、組込み系からエンタープライズサーバまで対応する普遍的なプラットフォームとサービスを提供してい ます。



  • Forward-Looking Statements
  • このプレスリリースに含まれる表現は、1995年米国民事証券訴 訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)が定める定義の範囲内で「将来の見通しに関する声明」に相当する場合があります。将来の見通しに関する声明は、特定の仮定に基づいて将来の出来 事に対する現在の期待を表明したものであり、過去または現在の事実に直接関連しない声明を含んでいます。実際の結果は、重要なさまざまの要因により、将来 予測に関する記述に示されたものとは大きく異なることがあります。その重要な要因としては、当社が実効性のある競争を行えるか、新しい製品や技術革新を適 時に提供して、それらに対する需要を喚起できるかに関するリスク、IT投資の遅れや削減、業界統合による影響、買収先の統合および取得した技術や商品を市 場にうまく投入できるかに関するリスク、訴訟やそれに関連する和解の不確実性や不利な結末、当社の知的所有権を適切に保護できないこと、また、第三者の知 的所有権に関してライセンス侵害・違反の請求がなされる可能性、データと情報のセキュリティ上の脆弱性に関するリスク、当社の成長と国際的活動に対する実 効性がない管理と統制、為替レートの変動、主要スタッフの変更とそれらの者への依存、並びに、当社のForm10-Qに基づく最新の四半期報告書(コピー はSECのウェブサイトhttp://www.sec.govから入手可能)に掲 載 されているその他の要因(同ウェブサイトの「リスク要因」および「財務状態と営業成績に関する経営陣の考察と分析」の項に掲載されている要因)などが挙げ られます。これらの要因に加えて、実際の将来の業績、結果、および成果は、業界や市場の全般的な状況、成長率、経済および政治の状況、政府・公共の政策の 変更、地震や洪水などの自然災害の影響などの、より一般的な要因のために大きく異なる場合があります。本プレスリリースに掲載されている将来予測に関する 記述は、その発行日時点の当社の見解を示したものであり、その見解は変更されることがあります。ただし、当社は将来のある時点で将来予測に関する記述を更 新することもありますが、更新についていかなる義務も負うものではありません。これらの将来の見通しに関する声明は、本プレスリリースの発行日より後のい かなる時点における当社の見解も表すものではありません。

    Red Hat、Red Hat Enterprise Linux、Shadowmanロゴ、JBossは米国およびその他の国において登録されたRed Hat, Inc.の商標です。LINUX®は米国及びその他の国におけるLinus Torvaldsの登録商標です。OpenStackのワードマークは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundationの登録商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのいずれかであり、OpenStack Foundationの許諾の下に使用されています。Red Hatは、OpenStack FoundationやOpenStackコミュニティに所属しておらず、公認や出資も受けていません。