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[ニューヨーク州アーモンク・ノースカロライナ州ローリー – 2021年2月24日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳
当社のシーメンスとのコラボレーションによって、業界をリードするKubernetesプラットフォームとオープンなハイブリッド・アプローチを採用することで、製造業における業務を合理化することができています。MindSphereの基礎となるプラットフォームとしてRed Hat OpenShiftを使用することで、当社はMindSphereをオンサイトまたはクラウドで展開および運用するための1つの統一された方法を製造メーカーに提供して、複雑さを低減しています。
シーメンス、IBM、Red Hatは本日、ハイブリッドクラウドを使用する新たなコラボレーションを発表しました。このクラウドは、製造メーカーとプラント・オペレーターがオペレーショナル・データからリアルタイムの価値を生み出すことを可能にする、オープンで、柔軟で、よりセキュアなソリューションを提供するよう設計されています。IBMのレポートによると、1カ月間に1カ所の製造拠点で2,200テラバイトを超えるデータを生成できますが、ほとんどのデータは分析されないままです。
共同のイニシアチブを通して、シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアはRed Hat OpenShift上に構築されたIBMのオープン・ハイブリッドクラウドのアプローチを応用し、シーメンスのサービスとしてのインダストリアルIoTソリューションであるMindSphere®のデプロイメントの柔軟性を拡張します。これにより、お客様はオンプレミスでMindSphereを実行して、ファクトリーやプラントのオペレーションにおけるスピードと俊敏性を最大限に高めるとともに、クラウドを介してシームレスな製品サポート、アップデート、およびエンタープライズへの接続を実現できるようになります。
「今日の製造メーカーはより短い生産サイクルで、より高品質の製品を求める期待を満たすために、俊敏性と柔軟性を必要としています」とシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのクラウド・アプリケーション・ソリューション担当シニア・バイス・プレジデントであるレイモンド・コック(Raymond Kok)は語ります。「MindSphereはすでにお客様にデータ駆動型の洞察を提供して、産業用IoTを介してオペレーションを強化しています。IBMおよびRed Hatとのコラボレーションを通じて、これからはお客様にMindSphereをオンプレミスで実行するか、クラウドで実行するかを選択できる柔軟性を提供して、個々の異なる運用ニーズを最適な方法で満たすと共に、今日の市場においてより効率的で、俊敏で、即応的になれるよう支援できます。」
「現状では、ほとんどの産業用データは、製造業務、サプライチェーン、またはコネクテッド製品など、ITの外部で生成されています。デジタル技術を活用するには、製造メーカーはデータをエンタープライズ・クラウドに送信するか、または技術をレベルダウンする必要があります」とIBMのエネルギー、リソース、および製造担当ゼネラル・マネージャーであるマニシュ・チャウラ(Manish Chawla)は述べています。「当社のシーメンスとのコラボレーションではハイブリッドクラウドを使用しており、両方の世界の「いいとこどり」を製造メーカーに提供するよう設計されています。つまり、自律性、スピード、およびエッジで処理される作業現場のデータの制御と、エンタープライズへのシームレスな接続です。」
「当社のシーメンスとのコラボレーションによって、業界をリードするKubernetesプラットフォームとオープンなハイブリッド・アプローチを採用することで、製造業における業務を合理化することができています」とRed Hatのインダストリーズ & グローバル・アカウントのシニアバイスプレジデントであるダレル・ジョーダン - スミス(Darrell Jordan-Smith)は言います。「MindSphereの基礎となるプラットフォームとしてRed Hat OpenShiftを使用することで、当社はMindSphereをオンサイトまたはクラウドで展開および運用するための1つの統一された方法を製造メーカーに提供して、複雑さを低減しています。」
機能を運用可能にし、ITリスクを削減する上で、IBMグローバル・ビジネス・サービス事業およびグローバル・テクノロジー・サービス事業のコンサルタントは、シーメンスのMindSphereのお客様に対してマネージド・サービスおよびIoTソリューションのプロバイダーとして機能します。
MindSphereは、製品、プラント、システム、およびマシンからのリアルタイムのセンサー・データを収集および分析するために組織によって使用されます。これによってユーザーは、バリュー・チェーン全体に沿って、製品、製品アセット、および製造プロセスを最適化し、リアルタイムのデジタル・ツインを構築できます。望ましいオンプレミス・アーキテクチャーとして、業界をリードするエンタープライズKubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftを導入することで、お客様は、MindSphereソリューションを、プライベートクラウドでローカルに実行することも、将来のアプリケーションでハイブリッドのマルチクラウド・モデルを介して実行することもできます。さらに、エンタープライズ・インサイトへのフィールドも実現できます。 この製品を通じて、シーメンスとIBMは、お客様がご自身のデータを物理的に完全制御し、規制要件とデータ・プライバシーに適切に対処することを可能にしています。
本日の発表は、IBMとシーメンスとの長年の関係に基づいており、これには最近のIBM Maximoとのジョイント・ソリューションの導入が含まれています。このソリューションでは、エンジニアリング、運用、および保守のデータを1つのプラットフォームにまとめることで、工業製品や機械の運用ライフサイクルを拡張しています。
シーメンスとのコラボレーションは、製造、エネルギー、スマートシティ、通信、金融サービスなど、重要な業界にわたるハイブリッドクラウドやオープン・アーキテクチャーの採用促進に投資するIBMのエコシステム・プログラムの一部です。シーメンスは、IBMのエコシステムへの10億ドル投資の一貫として設立されたIBMのCloud Engagement Fundを活用して、技術リソースとクラウド・クレジットにアクセスし、お客様のワークロードのハイブリッドクラウド環境への移行をサポートしています。
企業がこのパンデミックの影響をうまく通過していく中で、イノベーションを促進するための市場投入までのスピード、柔軟性、敏捷性に対する急激なニーズが生じたことにより、これらの取り組みは重要性を増しています。
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