Lightwell

Lightwell は、通常のアップグレードでは互換性、認証、リリース、監査、本番環境への影響といったリスクが生じてしまうような場合でも、組織が脆弱性のあるサードパーティ製オープンソースの依存関係に対処できるよう支援します。

Lightwell とは

Lightwell は、Red Hat と IBM が共同で推進する、オープンソースソフトウェアのサプライチェーンの保護を目的とした取り組みです。Red Hat の実績あるエンタープライズ向けオープンソース保守モデルを拡張し、従来の製品対象範囲を大きく超えるセキュリティ修復やリスク軽減策を提供します。

Lightwell は、専門分野に特化した AI エージェントと人間の専門知識を組み合わせることで、コードの問題のトリアージと修正を行います。(動画の再生時間:2:07)

Lightwell は年間サブスクリプションとして提供され、次の 2 つのオプションがあります。

  • Lightwell Network:対象となるオープンソースの脆弱性に対する署名付きライブラリ、修復、およびパッチ適用済みアーティファクトを、Red Hat のセキュアなリポジトリを通じて提供が開始され次第、セルフサービスで一元的に利用できます。
  • Lightwell Clearinghouse Premier:Lightwell Network のすべての機能に加え、メンバー固有のパッケージバージョンに関する脆弱性レポートと修復、新たな脆弱性の検証および開示対応、他のメンバーから寄せられたリクエストへの匿名アクセス、さらにテクニカルアカウントマネージャー (TAM) サービスを利用できます。現在は対象を限定して提供されています。

概要として、Lightwell はお客様の以下のプロセスを支援します。

  • 脆弱性のあるサードパーティ製オープンソースの依存関係を特定する
  • 依存関係や修復のシナリオに対し、Lightwell を適用可能かどうかを確認する
  • 適切な Lightwell のサービスパスを通じて、セキュリティ修復およびリスク緩和策を利用する
  • Red Hat と連携して、適切な Lightwell のサービスパスと、範囲が別途定義されている場合は、より広範な本番環境への提供要件に修復を組み込む方法について理解する

Lightwell を選ぶ理由

先進的なアプリケーションは、さまざまな言語、フレームワーク、アプリケーションスタックにまたがるオープンソースソフトウェアに依存しています。その一方で、脆弱性の発見に AI を活用することにより、オープンソースのサイバーセキュリティを取り巻く状況は大きく変化しています。脆弱性が発見された場合、一般的にはアップグレードによる修正が推奨されます。しかしエンタープライズ環境では、互換性要件、回帰テスト、認証要件、顧客との契約、リリーススケジュール、本番環境の制約などの理由から、アップグレードはサービスの中断、遅延、リスクの原因となる場合があります。

Lightwell は、スピード、安定性、運用の信頼性のすべてが重要なエンタープライズ環境向けに設計されたオープンソースの脆弱性修復のアプローチについて、お客様が Red Hat と連携できるよう支援します。

Red Hat は 20 年以上にわたり、数千ものパッケージに対してセキュリティパッチのバックポートを行ってきました。Lightwell は、このモデルをそのまま、より広範なオープンソースエコシステムへと拡張します。同じ規律、アップストリームへのコミットメント、および厳格なエンジニアリングを、すべてのアクティブなアプリケーションレイヤーに適用します。

Matt Hicks

Red Hat 社長兼 CEO

データクラスタとコードレポートを保護する、赤い円で囲まれた白い盾のセキュリティアイコン

力を合わせて、お客様とオープンソース全体の保護に取り組む

オープンソースのセキュリティ確保は、業界全体で取り組むべき課題であり、一企業が単独で解決できるものではありません。そのため、Red Hat はソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティ強化を目的とした、業界のさまざまな共同イニシアチブにも参画しています。そうした取り組みには、Linux Foundation の Akrites プロジェクト、OpenAI の Daybreak、Anthropic の Project Glasswing などがあります。

Lightwell サブスクリプションの仕組み

Lightwell は年間サブスクリプションとして提供されています。現在提供されている Lightwell Network モデルに加えて Lightwell Clearinghouse Premier モデルが用意されています。このプレミアモデルは重要インフラストラクチャ分野の事前に選定されたお客様向けに限定提供中ですが、今後提供範囲を拡大していく予定です。

お客様は、Lightwell リポジトリを通じて Lightwell の修復プログラムを取得し、現在利用している公開オープンソースリポジトリと併せて、それらを既存のビルドプロセスに組み込むことができます。

Lightwell のアイコン

Lightwell Network

Lightwell Network は現在利用可能であり、オープンソースの脆弱性修復に関して Red Hat と連携するためのサービスを提供します。

Lightwell Network は、対象となるオープンソースの脆弱性に対する Lightwell のセキュリティ修復およびリスク軽減策への、1 年間の一元的なアクセスを提供します。対象範囲が拡大しても、アプリケーション・エコシステム全体にわたる修復に対応します。お客様は、既存のソフトウェア提供ワークフローを通じて Lightwell リポジトリにアクセスできます。

Lightwell Clearinghouse Premier 限定提供中

Lightwell Clearinghouse Premier は、業界全体にわたるオープンソースソフトウェア・サプライチェーンのセキュリティ強化に向けた Red Hat のより広範な取り組みを具現化したものであり、まず、事前に選定された米国の重要インフラストラクチャ分野から提供を開始しました。

Lightwell Clearinghouse Premier は、Lightwell Network のすべての機能に加え、メンバー固有のパッケージバージョンに関する脆弱性レポートと修復、新たな脆弱性の検証および開示対応、他のメンバーから寄せられたリクエストへの匿名アクセス、さらに TAM サービスを提供します。

Red Hat パートナーの皆様へ

貴社のお客様は、オープンソースのサプライチェーンの停滞を招くおそれのある、AI 関連の脅威や脆弱性に先手を打って対処する必要があります。そのようなお客様に対し、Lightwell の導入準備が整ったときに導入、統合、コンプライアンス対応などのサービスを提供することで、その取り組みを支援できます。

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Red Hat のセキュリティエコシステム

Red Hat は Lightwell に加えて、企業のニーズに対応するための追加のセキュリティサポートも提供しています。

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Red Hat Sovereign Cloud

地域外リスクの軽減と規制遵守のために設計されたソブリンサポートモデルで、マルチテナント・インフラストラクチャを構築およびデプロイできます。

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Red Hat Hardened Images

Red Hat の長年にわたる専門的知識と経験を基に作成された信頼できるマイクロサイズのイメージを提供する、ベンダー中立の無償カタログです。

Red Hat Enterprise Linux Long-Life のイラスト

Red Hat Enterprise Linux Long-Life Add-On

Red Hat Enterprise Linux のあらゆるバージョンについて、重要なソフトウェアのセキュリティ修正、バグ修正、およびテクニカルサポートを継続して利用できます。サポート終了日は事前設定されていません。

コンプライアンス管理目標をサポートするソリューション

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Lightwell Network サブスクリプションの詳細については、当社のセールスチームまでお問い合わせください。