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Red Hat サブスクリプションがもたらすビジネス価値

はじめに

Red Hat の「2021 年版世界のテクノロジー展望」レポートによると 1、ほぼ 3 分の 2 の組織がデジタル・トランスフォーメーションに重点を置いています。多くの組織では、顧客へのソフトウェアおよびサービス提供を迅速化する必要がありますが、同時に、安定性とセキュリティも維持しなければなりません。 

Red Hat サブスクリプションはこのようなニーズに対応できます。Red Hat のお客様は、当社の信頼性、オープンソースへのコミットメント、およびカスタマーサポートを高く評価してくださっています。1 Red Hat サブスクリプションをご利用いただくと、エンタープライズ対応のオープンソースソフトウェアと、サポート、セキュリティパッチ、認定ハードウェア、認定ソフトウェア、認定クラウドプロバイダーなど、お客様のビジネスにソリューションをもたらすために必要なリソースにアクセスすることができます。

Red Hat サブスクリプションの特長とメリット

この資料では、Red Hat のサブスクリプションを購入するべき理由について、以下のような Red Hat サブスクリプションの特長とメリットの概要とともに説明します。 

  • 技術サポートと専門知識
  • セキュリティリソース 
  • 大規模なパートナーエコシステム
  • ライフサイクルを通じたサポート
  • 製品ロードマップ
  • プロアクティブな分析と修復作業

技術サポートと専門知識

サポートとは、お客様が問題が生じた際に連絡できる電話番号を提供する以上のことが関係しています。それは、製品の専門知識を提供し、潜在的な問題やベストプラクティスを特定し、お客様が最高のパフォーマンスを発揮できるよう支援することへのコミットメントを意味します。Red Hat サブスクリプションをご購入されると、電話とオンラインによるサポートをご利用でき、問題の解決にあたっては、エキスパートとの連携で、またはお時間があるときにご自身で対応していただくことが可能です。Red Hat は、企業としてのお客様のニーズに応じたサポートレベルをご用意しています。 

  • セルフサポート:Red Hat® ナレッジベースを利用できます。これは、ソリューション、記事、動画、ディスカッション、および製品ドキュメントのコレクションであり、サポートエンジニアが解決した顧客事例を基に作成されています。 
  • Standard サポート:Red Hat カスタマーポータルで文書化されたソリューションをすべて利用できることに加えて、通常の営業時間中にテクニカルサポートエンジニアに無制限にアクセスできます。重要度 1 (緊急) の問題については、1 営業時間以内に初期対応します。 
  • Premium サポート:Red Hat カスタマーポータルで文書化されたソリューションをすべて利用できることに加えて、経験豊富なテクニカルサポートエンジニアのグローバルネットワークに年中無休でいつでも無制限にアクセスできます。重要度 1 (緊急) の問題については、1 営業時間以内に初期対応します。 

ケース管理

サポートケースを作成する方法は複数用意されており、Red Hat カスタマーポータルから作成したり、Red Hat Access を使用して Red Hat 製品内で直接作成したり、所在地のサポートセンターに電話をして作成したりすることができます。ケースが作成されると、各製品担当の技術エキスパートで構成される専門チームに割り当てられます。既知の問題の場合は、ポータル内の Red Hat ナレッジベースにある適切なコンテンツが表示されます。それ以外の場合、Red Hat は解決策を特定して文書化し、ナレッジベースにこの情報を追加して、Red Hat コミュニティと共有します。


サポートエンジニアからテクニカルサポートを受けるために、問題を再現したり、問題の妥当性について追加で説明したりする必要はありません。また、Red Hat サブスクリプションのメリットを得られるのは新たな問題に直面する時だけに限られません。サブスクリプションは、計画から導入、運用に至るまで、お客様をガイドすることで問題を回避することをその目的としています。当社のサポートチームはお客様と連携して問題のトラブルシューティングを行います。また、問題を確実に解決するために、Red Hat 内の複数のチームや専門家と協力します。たとえば、ケースに関する支援を得るために製品エキスパートに相談したり、お客様の環境に関する詳細情報を得るためにお客様担当のアカウントチームを参加させたりします。

Red Hat カスタマーポータル 

ソフトウェアの本番環境で問題が発生した場合、適切な情報にすばやくアクセスできるかどうかで、通常の運用を迅速に回復できるか、停止によるコストが生じるかが決まります。サブスクリプションをお持ちのお客様は、製品ドキュメント、ライフサイクルとサポート情報、トラブルシューティングのための各種ツール、Red Hat ナレッジベースの記事、アカウントとサブスクリプションの管理、セキュリティアップデートなどにアクセスできます。これは Red Hat ソリューションを計画し、デプロイし、保守し、管理する上で役立つため、問題を迅速に解決して最適なシステムパフォーマンスを維持することができます。 

複数ベンダーが関わるケースの管理

問題が 2 社以上のベンダーの製品に影響を与える場合には、その解決が最も困難になります。Red Hat は他のベンダーとは異なり、当社の製品のいずれかが関係する問題はすべて自社の問題として扱います。Red Hat エンジニアは、関連製品すべてに対応するソリューションを見つけるために、オープンソース製品に関する独自の幅広い知識だけでなく、他のベンダーやオープンソース・コミュニティとの関係も活用します。 

セキュリティリソース 

Red Hat は、オープンソース・テクノロジーの信頼できる方法での使用を可能にする、テスト済みのソリューションのポートフォリオをサポートしています。当社では、お客様が安全な環境を維持できるように数多くのことを行います。当社の製品はエンタープライズ向けに開発されており、政府および民間のセキュリティ基準を満たすために、厳格な品質テストと認証を受けています。 

Red Hat 製品セキュリティチーム 

Red Hat の安定したコードは、お客様のデータを重大なセキュリティ問題から守るため、さまざまなリスクの監視と特定を行い、これらのリスクに対処する専門技術チームによって支えられています。脆弱性が発生した場合、製品セキュリティチームからの明確で、冷静かつ正確なアドバイスに従うことで、実際の環境に存在するリスクを迅速に評価し、ビジネスへの影響を最小限に抑えることができます。

 

パートナーエコシステム 

IT 環境には複数のベンダーのソリューションが関係する場合が多いため、コストを最小限に抑え、効率を最大化し、プロプライエタリーのロックインを回避するべく、多くの組織は各ベンダーのそれぞれの強みを補完的に活用しています。

そのため、Red Hat はグローバルなパートナーのエコシステムと連携して、Red Hat とベンダーの共通のお客様が、お客様のビジネスニーズに対応する、革新的で費用対効果の高い、効果的なソリューションを利用できるようにしています。当社のパートナーは、フォーチュン 100 社から独立系ソフトウェアベンダーまで多岐にわたります。Red Hat が持つ強力なパートナー関係により、お客様の要件とパートナーの要件の両方に基づいた、ハイブリッドクラウド対応の Red Hat 製品が生み出されてきました。Red Hat は、次の 3 種類の認定を提供しています。 

  • 認定ハードウェア: Red Hat ソリューションがテストおよい検証済みの、サポートされているハードウェアで実行されていることを保証します。 
  • 認定ソフトウェア: とく Red Hat プラットフォームでテスト済みのサードパーティのソフトウェア・ソリューションであることを示します。 
  • 認定クラウドプロバイダー: お客様が Red Hat テクノロジーでのアプリケーションの実行に使用できる、信頼できるクラウドを提供します。

サブスクリプションをお持ちの場合は、Red Hat Cloud Access をさらに柔軟にご利用いただけます。Cloud Access プログラムは、お客様が認定されたパブリッククラウド・プロバイダーで有効な Red Hat 製品サブスクリプションを実行できるようにするためのプログラムです。サブスクリプションの移行が可能であるため、データセンターやパブリッククラウドなど、お客様のニーズに最適なアーキテクチャとインフラストラクチャを選択することができます。Cloud Access により、次のことが可能になります。 

  • アプリケーションの一貫性とセキュリティを維持することにより、現行の IT 投資を保護します。
  • Cloud Access のカスタムイメージを活用して、サブスクリプションと仮想イメージを認定パブリッククラウド・プロバイダーに移行できます。 
  • お客様向けの営業担当者やカスタマーポータル (ナレッジベース、動画、リファレンス・アーキテクチャを含む) など、Red Hat サポートリソースを引き続き利用できます。
  • データセンターとクラウド間の移行が可能なため、増大する需要に対応したり、応答時間を改善したりできます。

ライフサイクルを通じたサポート

当社は、Red Hat 製品のライフサイクルの定義とサポートを行い、セキュリティパッチをすぐにリリースし、更新とリリースを定期的かつ予測可能なスケジュールで提供できるように取り組んでいます。プロプライエタリーのソフトウェアライセンスとは異なり、Red Hat サブスクリプションは特定のバージョンに関連付けられているのではなく、製品のライフサイクル全体に対応しています。Red Hat サブスクリプションにより、サポートされている任意のバージョンの Red Hat ソフトウェアにアップグレードして、物理サーバー、仮想サーバー、またはクラウドベースのサーバーにソフトウェアをデプロイすることができます。アクティブな Red Hat サブスクリプションを維持することで、すべてのエンタープライズ製品のドキュメント、セキュリティアップデートおよびバグ修正を含む、バイナリー形式とソース形式の両方でサポートされているすべてのバージョンにアクセスできます。 

Red Hat 製品のライフサイクルは通常、3 年、5 年、7 年、または 10 年です。Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションでは、標準ライフサイクル (10 年)、延長ライフサポート (最大 3 年) についてのサポートを提供します。この期間中、すべてのエンタープライズ製品のドキュメント、セキュリティアップデート、バグ修正を含む、バイナリー形式とソース形式の両方でサポートされているすべてのバージョンにアクセスできます。つまり、お客様の要件に最適なバージョンを導入し、スケジュールに合わせてアップグレードできる柔軟性があります。

製品ロードマップ

サブスクリプションをお持ちのお客様は、製品ロードマップをご確認いただき、当社の製品の方向性に関連するフィードバックをお寄せいただけます。また、当社のサポートチームは、製品のテストやリリース方法の決定にあたり、当社の製品を構築するエンジニアチームと直接連携します。当社は、チャットセッションやソーシャルメディアその他のソースから受け取るフィードバックに真摯に対応しております。当社では、このような情報を集約してエンジニアに引き継ぎ、バグを報告するなどして、お客様のニーズに合わせて製品を改善するように努めています。毎回のメジャーリリースとマイナーリリースで、最も一般的な課題に対処するために製品を更新しています。

プロアクティブな分析と修復作業 

一部の Red Hat サブスクリプションをご利用になる場合、cloud.redhat.com から SaaS (Software-as-a-Service) オファリングにアクセスできます。たとえば、すべての Red Hat Enterprise Linux サブスクリプションには Red Hat Insights が含まれています。Red Hat Insights は、ビジネス運営への影響が生じない内に、お客様の環境内の可用性とパフォーマンスのリスクを事前に特定し、その優先付けと解決を可能にするプロアクティブな IT リスク分析ツールです。Red Hat Insights は、Red Hat のお客様の長年のサポート経験から得られる知識に基づく、ルールベースの分析ソリューションです。Red Hat Insights は、オンプレミスとパブリッククラウドの両方で、Red Hat Enterprise Linux の実装に関連して IT チームがどの部分に注意を向けるべきかを判別するのに役立ちます。

サブスクリプションの詳細 

Red Hat サブスクリプションは、Red Hat から直接に、または認定された Red Hat ビジネスパートナーから購入できます。さらに Red Hat は、何千ものシステムインテグレーター、独立系ソフトウェアベンダー、独立系ハードウェアベンダーと連携して、完全なソリューションの構築と最適化、およびお客様への販売と提供を行っています。これらのパートナーの一部は、現場でサポートを提供する許可も受けています。

Red Hat 製品は、インスタンスまたはインストールごとのサブスクリプションをベースに提供され、サブスクリプションの有効期間中はすべての関連サービスを利用できます。Red Hat では、お客様が使用する Red Hat ソフトウェアのインスタンス数またはインストール数をカウントすることで、サブスクリプションの完全な価値を測定します。お客様におかれましては、お客様の環境で使用されている Red Hat ソフトウェアのすべてのインスタンスまたはインストールに対して、アクティブなサブスクリプションを維持していただく必要があります。