DO417
Microsoft Windows Automation with Red Hat Ansible
概要
コースの説明
Windows Server での管理を自動化して DevOps ワークフローに組み込めるようにする方法を習得
Microsoft Windows Automation with Red Hat Ansible (DO417) は、Ansible® の使用経験がない Windows Server プロフェッショナル向けに設計されています。Ansible を使用して Microsoft Windows システム用の自動化 Playbook を作成し、一般的なシステム管理タスクを大規模に、再現可能な方法で実行します。また、Red Hat® Ansible Tower を使用して、中央の Web ベースのユーザー・インタフェースから Ansible Playbook を安全に管理および実行する方法を学びます。
このコースは、Red Hat Ansible Engine 2.8、Red Hat Ansible Tower 3.5、Windows Server 2016 および 2019 に基づいています。
学習内容サマリー
- Ansible で管理できるように Microsoft Windows システムを構成する
- 管理対象ホストのインベントリを作成および管理し、それらを管理するための資格情報を Red Hat Ansible Tower に提供する
- Ansible Playbook を作成して複数のタスクを一貫した方法で自動化し、管理対象ホストに適用する
- Red Hat Ansible Tower から、個々のアドホックな自動化タスクと複雑な Playbook を実行する
- Red Hat Ansible Tower で調査フォームを作成し、Playbook の運用を単純化する
- 変数とファクトを使用して Playbook をパラメーター化する
- 既存の Ansible ロールを作成して再利用することで、Playbook の作成を単純化し、コードを再利用する
- 既存の PowerShell DSC コードを活用して、Ansible 自動化の機能を拡張する
- Windows Server システムの一般的な管理タスクを Ansible を使用して自動化する
このコースの対象者
管理タスクの自動化と自動化ツールを使用した DevOps ワークフローの実装に関心のある Windows Server 管理者
受講の前提条件
Windows Server 管理者の経験を有すること、ただし、Red Hat Ansible Automation または Linux® の経験は問いません
技術要件
- 受講にはインターネット接続が必要です。
- 個人所有のデバイスを使用します。
- デバイスには、リモート・デスクトップ・プロトコル (RDP) をインストールする必要があります。
- Microsoft Windows を使用している場合は、Microsoft Remote Desktop がインストールされている必要があります。
- macOS を使用している場合は、App Store から Microsoft Remote Desktop for Mac (Microsoft) をインストールする必要があります。
-
Linux を使用している場合は Remmina を、ディストリビューションからインストールするか、ディストリビューションを利用できない場合は https://remmina.org のインストラクションに従ってインストールします。または、Linux ディストリビューション (Red Hat Enterprise Linux の freerdp パッケージ内) から FreeRDP クライアントをインストールすることもできます。
学習内容
学習内容
- Red Hat Ansible Automation の概要
- 簡単な自動化コマンドの実行
- Ansible Playbook の実装
- 変数およびファクトの管理
- ソフトウェアのインストールとアップデート
- タスク制御の実装
- 管理対象ホストへのファイルのデプロイ
- ユーザーおよびドメインとの対話
- Windows 自動化タスクの自動化
- 大規模プロジェクトの管理
- Ansible Tower ワークフローの構築
成果
組織にとっての効果
Windows IT インフラストラクチャに Red Hat Ansible Automation を効果的に使用することで、運用のアジリティが向上すると同時に、管理操作に必要なセキュリティ、一貫性、再現性が確保されます。Linux のトレーニングおよび Red Hat のネットワーク自動化と併せて、単一画面で管理できるクロスプラットフォームの自動化ソリューションが実現可能になります。
このコースはお客様にメリットをもたらすように作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。
個人にとっての効果
Windows 環境で Red Hat Ansible Automation を使用して、Windows 自動化タスクを作成し、実行できるようになります。一般的な管理タスクを実行、Windows ワークステーションから Ansible プロジェクトを作成、すべての変更履歴を Git ベースのバージョン管理システムに保存、それらのタスクを Red Hat Ansible Tower の Web インタフェースから実行およびトラブルシューティングできるようになります。
推奨される次のコース
Red Hat システム管理 Ⅲ:Linux Automation with Ansible (RH294) は、Linux 環境向けの同様のトレーニングを提供します。Red Hat 認定システム管理者レベルの Linux の経験が必要です。
Ansible for Network Automation (DO457) は、ルーターとスイッチの管理を自動化するネットワーク管理者向けの同様のトレーニングを提供します。何らかのネットワーク管理経験を有することが強く推奨されます。
Red Hat ラーニングサブスクリプションをご利用いただくと、このコースを受講できるほか、オンラインの学習リソースをオンデマンドで無制限に通年利用できます。