RH442
Red Hat Performance Tuning: Linux in Physical, Virtual, and Cloud
概要
コースの説明
Red Hat Enterprise Linux のパフォーマンス・チューニングとキャパシティ・プランニング
Red Hat Performance Tuning: Linux in Physical, Virtual, and Cloud (RH442) では、上級 Linux® システム管理者を対象に、パフォーマンスチューニングの方法を説明します。このコースでは、システム・アーキテクチャについて説明し、それがシステムパフォーマンス、パフォーマンス調整、オープンソース・ベンチマーク・ユーティリティ、ネットワークパフォーマンス、および特定のサーバーのユースケースとワークロードのためのチューニング設定に与える影響を理解することを重視しています。
このコースは Red Hat® Enterprise Linux 8 に基づいています。
コースの修了後、仮想環境を含むすべてのコースについて、ハンズオンラボへの 45 日間の延長アクセス権が付与されます。
注:このコースは、5 日間の仮想ライブ授業または自習形式で提供されます。期間は受講方式によって異なる場合があります。コースの詳細、スケジューリング、価格については、右側のメニューでお住まいの地域を選択して「詳細はこちら」をクリックしてください。学習内容サマリー
- リソース固有のシナリオに合わせた分析とチューニング
- tuned ツールによるチューニングプロファイルの適用
- 仮想化環境でのチューニング (ホストとゲスト)
- システムイベントとアクティビティのトレーシングとプロファイリング
- systemd 統合 cGroups によるリソース制限と使用率のチューニング
- パフォーマンスメトリクスとベンチマークデータの収集
コース対象者
- リソース使用率を最大化するためのパフォーマンス・チューニングを担当している上級 Linux システム管理者
受講の前提条件
- Red Hat 認定エンジニア (RHCE®) である、または同等の経験を有する
学習内容
学習内容
- パフォーマンスチューニングの概要
- パフォーマンスチューニングの概念と目標について説明します。
- パフォーマンス監視ツールの選択
- Red Hat Enterprise Linux に付属するさまざまなパフォーマンス監視ツールを評価します。
- ハードウェアリソースの表示
- ハードウェアリソースの一覧を表示して解釈します。
- カーネルのチューニング可能パラメーターと tuned プロファイルの設定
- オペレーティングシステムを設定し、さまざまなワークロード要件に合わせてチューニングします。
- コントロールグループによるリソース制限の管理
- cGroups 設定を使用して、リソース競合を管理し、サービス、アプリケーション、ユーザーによるリソース使用の制限を設定します。
- システム・トレーシング・ツールを使ったパフォーマンスの分析
- さまざまなリソース固有のトレーシングツールを使用して、システムとアプリケーションの動作を診断します。
- CPU 使用率のチューニング
- CPU リソースの共有およびスケジュールを管理して使用率を制御します。
- メモリー使用率のチューニング
- さまざまな種類のワークロードに対する効率的なメモリー使用率の設定を管理します。
- ストレージデバイス I/O のチューニング
- さまざまなユースケースでディスクを効率的に使用するための設定を管理します。
- ファイルシステムの使用率のチューニング
- ファイルシステムの使用に関するアプリケーション効率を管理します。
- ネットワーク使用率のチューニング
- ネットワークの使用に関するアプリケーション効率を管理します。
- 仮想化環境でのチューニング
- 仮想化環境でのチューニング要件の違いを確認します。
- 理解度の確認の実施
- 適切なツールを使用してシステムパフォーマンスを確認し、システムメトリックスを評価し、パフォーマンスを向上させるための設定を行うことで、このコースで学習したスキルを実証します。
成果
組織にとっての効果
このコースの目的は、インフラストラクチャのパフォーマンス向上、システムの使用率向上、ダウンタイムの低減、さらにシステム障害への対応力強化のために必要なスキルを習得することです。
このコースはお客様にメリットをもたらすように作られていますが、個々の会社やインフラストラクチャの特徴は異なるため、実際に得られる利点には差異が生じることがあります。
個人にとっての効果
このコースを受講すると、システムパフォーマンスのさまざまなメトリクスを入手、分析、および解釈し、それをコスト効率の向上、アプリケーション・パフォーマンスの最大化、ハードウェアやクラウドリソースへの投資に関するよりよい意思決定に役立てることができるようになります。
推奨される次の試験またはコース
スキルパスを構築する
このコースは Red Hat ラーニングサブスクリプションの一環として受講できます。このサブスクリプションにより、Red Hat のオンライン学習リソースをオンデマンドで 1 年間無制限に利用できます。
自身の知識を検証する
無料のスキル評価をご活用ください。自分の専門知識に対する評価を実施してスキルギャップを特定し、Red Hat トレーニングをどこから始めるべきかについて提案を受けることができます。