お客様導入事例
WHO、Red Hat Open Innovation Labs と協力して学習プラットフォームを構築
概要
世界保健機関 (WHO) は、国際的な公衆衛生を担当する国連の専門機関です。WHO は、新しいトレーニングセンターのプラットフォームの開発をサポートするために、持続可能なオープンソースの開発インフラストラクチャを構築したいと考えていました。WHO は Red Hat Open Innovation Labs と協力して Learning Experience Platform (LXP) を開発し、WHO チームが新しいプラットフォームとプロセスを内部で管理して医療従事者にタイムリーな情報を提供できるようにしました。
Red Hat Open Innovation Labs を利用することで、オープンソース・テクノロジーを活用したソリューションを生み出すためのより柔軟で迅速なアプローチが可能になりました。
課題
情報を迅速に提供
医療従事者が最大限の力を発揮するには、最新で正確な情報が必要です。医療従事者に最も正確な情報を提供するために、WHO はタイムリーな情報を提供できる情報プラットフォームを必要としていました。さらに WHO は目先のニーズだけでなく、医療従事者の将来的なニーズにも対応できるようなデータモデルの構築を目指し、よりパーソナライズされた学習体験を提供したいと考えていました。
ソリューション
オープンソース・プラットフォームの構築
WHO は Red Hat Open Innovation Labs と共同で 8 週間の仮想ワークショップを行い、スケーラブルでより柔軟な DevOps プラットフォームを構築しました。新しい LXP を開発するため、WHO は Red Hat® OpenShift® や Red Hat CodeReady Workspaces などのオープン・ハイブリッドクラウド・テクノロジーを使用しました。その過程全体で、Red Hat は WHO の従業員にプラットフォームやプロセスを社内で管理する方法を教えました。また、WHO はチームが常に最新のテクノロジーを把握していられるようにするため、Red Hat ラーニングサブスクリプションを使用し始めました。
業務上の成果
世界中の医療従事者へのタイムリーな情報提供
LXP は管理、ビルドのテスト、コードの分析、データの可視化などをサポートします。こういった機能により、世界中の医療従事者が適切な医療知識に素早くアクセスできるようになり、また誤った情報の提供を軽減できるようになります。目先のメリットだけでなく、WHO は新しいアーキテクチャやアプリケーションを採用する準備が整い、特定のクラウドベンダーに依存することなく需要の増加に応じて LXP を拡張することができるようになりました。十分な情報と知識を持った医療従事者によって、WHO は世界中の人々の健康を向上させています。
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