クラウド・コンピューティング
Red Hat Directory Server
パートナー、サプライヤー、顧客関係全体のアクセス管理が容易に
複数システムへのユーザーアクセスを管理することは簡単なことではありません。UNIX 環境では、システムとユーザーの数が増えると、ローカルに格納された情報に基づくアクセス提供はきわめて困難な作業になります。ユーザー情報を、Red Hat Directory Server のような LDAP (Lightweight Directory Access Protocol) ベースのディレクトリに格納すれば、システムの拡張性、管理性、安全性が向上します。
特長とメリット
製品の詳細
ID 情報をネットワークベースのレジストリに一元化
Red Hat Directory Server は、オペレーティングシステムから独立した、ネットワークベースのレジストリで、管理者は次のようなユーザー ID およびアプリケーション情報を一元的に格納できます。
- アプリケーションの設定
- ユーザープロファイル
- グループデータ
- ポリシー
- アクセス制御情報
アプリケーションは、ユーザーのデスクトップ上の個別ファイルを読み取る代わりに、設定をディレクトリに格納して取得することによって、場所に依存しない動作を実現できます。これにより、ユーザーはほぼすべてのコンピューターで、自分のデスクトップであるかのように作業できます。また、IT 管理者は、情報を使用するアプリケーションのサイズや数に関係なく、ユーザーの資格情報とプロファイルを 1 カ所で管理できます。
エンタープライズ全体にわたって 4 方向で実行されるデータのマルチマスター・レプリケーションは、高可用性の確保に役立ちます。複数のマスターサーバーをデプロイすると、書き込みの可用性を原因とする単一障害点がなくなります。また、Red Hat Directory Server は、ディレクトリがオンラインの間にバックアップ、構成変更、スキーマ更新、インデックス作成、データの復元を実行できるようにすることで、管理とメンテナンスのダウンタイムを最小限に抑えます。
Red Hat Directory Server は、データの冗長性を排除し、データメンテナンスを自動化することにより、ユーザー管理を単純化します。 また、4 方向のマルチマスター・レプリケーションにより、ディレクトリ・デプロイメントのアーキテクチャとデザインの柔軟性が向上します。レプリケーションの監視とトラブルシューティングのためのスクリプトは、管理者のプロセスを単純化します。更新は 1 つ以上のディレクトリに同時に適用でき、変更は他の参加サーバーに自動的に伝播されます。
Red Hat Directory Server は、人とそのプロファイルの管理を一元化することによって管理コストを削減します。また、ユーザープロファイルと設定の中央リポジトリとして機能することで、パーソナライゼーションを可能にします。
Red Hat を活用する
Red Hat のサブスクリプションでは、受賞歴を誇るサポート、パートナーやお客様、エキスパートで構成される業界最大規模のエコシステム、ハードウェア認定、そして最高の機能を見いだし、エンタープライズ製品向けに強化する場として Red Hat が利用するオープンソース・コミュニティをご利用いただけます。
さらに高度なサポートが必要な場合は、テクニカルアカウントマネージャーにご連絡ください。お客様の IT 課題の解決をお手伝いします。
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