東京 - —
[ワシントン州シアトル、ノースカロライナ州ローリー – 2021年3月24日(現地時間)発表]アメリカ報道発表資料抄訳
Red Hat OpenShift Service on AWSによって、当社は未来に即応できるサービスを手にしたことになります。プラットフォームの継続的な改善や基盤となるインフラストラクチャおよび運用の管理を気にする必要がなくなり、当社のチームはさらに優れたイノベーションや価値をお客様に提供することに全力を挙げることができます。
Amazon.com(NASDAQ:AMZN)傘下の企業であるAmazon Web Services, Inc(AWS)と、エンタープライズオープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hatは本日、Red Hat OpenShift Service on AWS(ROSA)の提供開始を発表しました。この新しいマネージドサービスは、AWSコンソールから利用可能であり、AWS上でRed Hat OpenShiftのお客様がコンテナ化したアプリケーションを容易に構築、スケーリング、および管理することを可能にします。ROSAを導入すれば、基盤となるインフラストラクチャのスケーリングや管理に手間をかけることなく、使い慣れたRed Hat OpenShiftのコンソール、機能、およびツールを使用して、より簡単にKubernetesクラスタを作成することができます。ROSAは、オンプレミスのRed Hat OpenShiftワークロードをAWSに移行する作業を効率化し、他のAWSサービスとのより緊密な統合を実現します。また、ROSAは、お客様が直接AWSを通じた課金およびサポートの下でRed Hat OpenShiftにアクセスすることを可能にし、AWS上でRed Hat OpenShiftを運用するお客様に対して、単純な単一ベンダー体験を提供します。ROSAを利用するに当たって先行投資は不要であり、お客様のコストはコンテナクラスタおよびノードの使用料のみです。ROSAの概要については、aws.amazon.com/rosaをご覧ください。
コンテナは、開発を加速し、アプリケーションの移植性を向上させるため、AWSおよびRed Hatのお客様の間で利用が拡大しています。現在、AWSでは、AWSサービスとの最も緊密な統合を必要とするお客様向けのAmazon Elastic Containers Service(ECS)や、Kubernetesの運用を重視するお客様向けのAmazon Elastic Kubernetes Service(EKS)など、クラウド上で極めて広範なコンテナテクノロジーを提供しています。完全にサーバーレスなコンテナ体験を重視するAWSのお客様は、AWS Fargateを使用して、基盤となるサーバーやクラスタを管理することなくコンテナを運用することもできます。
世界のFortune 500企業や政府機関をはじめとする多数の組織では、Red Hatのエンタープライズ対応KubernetesプラットフォームであるRed Hat OpenShiftを利用することで、クラウド・プロダクション・スタック向けに構築されたベースのKubernetesの機能を拡張し、あらゆる環境で同じ共通の基盤およびツールを使用してコンテナ化したアプリケーションを運用しています。多くのお客様は、AWS上でRed Hat OpenShiftクラスタを自主管理することを選択しています。AWSの弾力性、スケーラビリティー、およびセキュリティはRed Hat OpenShiftのお客様の間で非常に高く評価されているものの、クラスタを自主管理するには追加的な労力やコストが必要であり、サポートと課金について2社のプロバイダーとの関係を管理することも必要です。このようなお客様は、あらゆる規模で他のAWSサービスとシームレスに連携し、サポートと課金をAWSのユーザー体験に組み込むようなAWS上のRed Hat OpenShift向けマネージドサービスを求めてきました。
ROSAを利用すれば、お客様は使い慣れたRed Hat OpenShiftのアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)とツールを使用して迅速かつ容易にKubernetesクラスタを作成するとともに、AWSサービスのすべての機能にAWSコンソール内からシームレスにアクセスすることができます。ROSAは、複数年にわたる複雑な契約を不要にし、AWSにおけるRed Hat OpenShiftの利用とお客様のビジネスニーズとの整合性を確保できる新しいRed Hatサブスクリプションを通じて、弾力性と従量制の価格設定をRed Hat OpenShiftにもたらします。ROSAを導入することで、お客様は、直接AWSを通じた課金およびサポート付きのRed Hat OpenShiftサブスクリプションにアクセスすることができます。このサービスは、単純な単一プロバイダー体験を提供し、2社のプロバイダーとの関係を別々に管理することに伴う調達および運用上の複雑さからお客様を解放します。さらに、ROSAは、SOC-2、ISO-27001、PCIなど、主要なセキュリティ基準に対する準拠性が検証済みです。
「お客様は、アプリケーションの速度と移植性を向上させる上で、ますますコンテナの活用を推進しています。また、コンテナ化したアプリケーションのデプロイを容易にするために、ますますRed Hat OpenShiftやAWSのようなテクノロジーを利用しています」と、AWSのKubernetes担当ゼネラルマネージャーであるボブ・ワイズは述べています。「ROSAは、そのようなお客様に対し、使い慣れたRed Hat OpenShiftのAPIやツールを使用してAWS上でコンテナをシームレスに運用する機能を提供するとともに、AWSサービスのすべての機能を組み込んでワークロードの構築、スケーリング、および管理を可能にします。」
「Red Hat OpenShiftは、広く使用されているオープンなエンタープライズ・グレードのKubernetesプラットフォームを提供し、お客様の物理データセンターからAWS上の運用まで、ハイブリッド・インフラストラクチャ全体をカバーします」と、Red Hatのホステッド・プラットフォーム部門のバイスプレジデントであるサティッシュ・バラクリシュナンは述べています。「ROSAは、別々のテクノロジー系列を管理することなくAWS上でRed Hat OpenShiftの機能を拡張したいと考えている組織に効率化されたプロセスを提供し、ITチームが基盤となるインフラストラクチャの管理ではなく、価値の提供に集中することを可能にします。」
Accenture AWS Business Group(AABG)とそのIBM Red Hatチームを含むAccenture Cloud First部門は、包括的なコンテナ・ソリューションの戦略、設計、および実装について広範なバックグラウンドを有しています。「当社は、大規模でミッションクリティカルなRed Hat OpenShiftクラスタをオンプレミスとクラウド上の両環境で構築し、運用する深いスキルと広範な実績を有し、AWSおよびRed Hatとの効果的なコラボレーションを進める上で固有の強みを備えています」と、Accenture AWS Business GroupのグローバルリードであるAndy Tay氏は述べています。「完全マネージドサービスであるROSAの提供開始は、OpenShiftの進化における新たなステップです。これによりAccentureは、AWSとRed Hatが提供するクラウドマネージドサービスを活用して、お客様に最新アプリケーションの利点を提供することに集中できます。」
Cognizantは、ビジネスコンサルティング、情報テクノロジー、およびアウトソーシングサービスを提供する多国籍テクノロジー企業です。「ROSAによって、Cognizantのお客様は、ワークロードをAWS上のOpenShiftプラットフォーム上で運用する際に統合的な体験の恩恵を受けることができます」と、Cognizantのサービスデリバリー担当AVP兼AWSビジネスグループ主任であるRaghuraman Chandrasekharan氏は述べています。「インフラストラクチャおよびプラットフォームサービスの業務を外部委託し、コアビジネスのニーズに集中したいと考えるお客様向けのランディングゾーンとして、Cognizantが提供するAWS上のOpenShiftサービスにROSAを組み込みました。」
Persistent Systemsは、デジタルのビジネス加速、企業のモダナイゼーション、次世代の製品エンジニアリングサービスを提供する信頼性の高い世界的なソリューション企業です。「Red HatとAWSのパートナーである当社のお客様の多くは、すでに業務上不可欠なソフトウェアのモダナイゼーションにAWS上のOpenShiftを活用しています」と、Persistent Systemsのアライアンスおよびインダストリアル・ソリューションズ部門のプレジデントであるJiani Zhang氏は述べています。「ROSAはデプロイメントを迅速化し、チームを解放してAWSコンソールから直接、容易にデプロイメントを管理することを可能にします。」
Energie Data Services Nederland(EDSN)は、オランダの送配電系統事業者に代わって、同国のエネルギーデータハブの開発および運営を行っています。「お客様のニーズの変化に適応することは、当社にとって日常的な要件であり、そこではモダナイズされたアプリケーションとDevOps方式を大規模に提供できることが求められています」と、EDSNの最高技術責任者であるArwin Scholten氏は述べています。「Red Hat OpenShift Service on AWSによって、当社は未来に即応できるサービスを手にしたことになります。プラットフォームの継続的な改善や基盤となるインフラストラクチャおよび運用の管理を気にする必要がなくなり、当社のチームはさらに優れたイノベーションや価値をお客様に提供することに全力を挙げることができます。」
Amazon Web Servicesについて
Amazon Web Servicesは、15年間にわたり、世界で最も包括的で最も広く採用されたクラウド・プラットフォームとなっています。AWSは絶えずそのサービスを拡張し、事実上あらゆるクラウドワークロードをサポートしています。現在、コンピュート、ストレージ、データベース、ネットワーキング、アナリティクス、機械学習と人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実と拡張現実(VR、AR)、メディア、およびアプリケーションの開発、デプロイ、管理など、機能を完備した200以上のサービスを世界25地域にわたり80のアベイラビリティーゾーン(AZ)で提供しています。今後オーストラリア、インド、インドネシア、スペイン、スイスで、さらに15のアベイラビリティーゾーンと5つのAWSリージョンを開設する計画を発表しています。急成長するスタートアップ企業、大規模企業、主要な政府機関を含む何百万ものお客様が、AWSにインフラストラクチャの運営を委ね、俊敏性を高めるとともにコスト削減を実現しています。AWSの詳細については、aws.amazon.comをご覧ください。
Amazonについて
Amazonは、競争よりもお客様を大切にする、新たなものを生み出すことに情熱を傾ける、優れたサービスの提供に全力を挙げる、長期的な視点で考えるという4つの原則に導かれています。カスタマーレビュー、ワンクリックによるショッピング、個人別のおすすめ、Amazonプライム、フルフィルメント by Amazon、AWS、Kindleダイレクト・パブリッシング、Kindle、Fireタブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexaなどが、Amazonの提供する先駆的な製品やサービスの代表例です。詳細については、www.amazon.com/aboutをご覧いただくか、@AmazonNewsをフォローしてください。
関連リンク
その他のリンク
本件に関するお問い合わせ