グローブ・テレコム、Red Hat Open Innovation Labsと連携 ITインフラストラクチャを最新化することで、俊敏性と拡張性が向上

Red Hat OpenShiftによってクラウドネイティブなアプリケーションの開発およびデプロイが容易になり、顧客体験の向上とそれ以上の成果を実現

東京 -

[フィリピン マニラおよびノースカロライナ州ローリー - 2024年8月19日(現地時間)発表] アメリカ報道発表資料抄訳

グローブ・テレコムとオープンソース・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hat, Inc.(以下、Red Hat)は本日、Red Hat Open Innovation Labsを活用してグローブ・テレコムのITインフラをモダナイズし、俊敏性、拡張性、革新性を高めるための協業を発表しました。これによってグローブ・テレコムの業務方法が改善され、より優れた顧客体験を提供できるようになります。

Open Innovation Labsの準備期間中、グローブ・テレコムのエンジニアはRed Hatと緊密に連携しました。Kubernetesを搭載した業界有数のハイブリッドクラウド・アプリケーション・プラットフォームであるRed Hat OpenShiftを含むオープンソーステクノロジー、DevOps手法、没入型アプローチのような革新的なプラクティスを統合し、グローブ・テレコムが運用効率、開発者の生産性、可観測性、スキルアップ、チーム間コラボレーションという課題に取り組めるようにサポートしました。

今回の連携によって、グローブ・テレコムのチームは初めてのアプリケーションモジュールをRed Hat OpenShift に迅速に移行し、その機能を最大限活用する方法を短期間で学び、部門の枠を超えたチームを立ち上げて、新たな業務プロセスを確立しました。それによって、プラットフォームを拡張し、最初の完全なアプリケーションをRed Hat OpenShiftに6か月かけて移行するための基礎を築き、また、グローブ・テレコムに次のようなメリットをもたらしました:

  • テスト駆動型開発と自動化によって、テスト実行時間を80%短縮*し、テストの頻度が高まり、手動のレポートが不要になりました。
  • GitOpsベースのクラウドネイティブアプローチが実現するゼロタッチプロビジョニング、セルフヒーリング、オートスケーリングによって、リソースのプロビジョニングを75%高速化しました。
  • ダウンタイムのないクラスターアップグレードによって、グローブ・テレコムのプラットフォームは高い可用性を維持し、より一貫性があり実装が容易なライフサイクル管理を実現しました。
  • 将来的に、AI対応アプリケーションをより容易に開発・展開できるようになりました。

グローブ・テレコムは従来の通信会社からテクノロジー主導の企業へと移行を進めていますが、Red Hat OpenShift を導入することで、回復力があり安定したアプリケーションプラットフォームからより良い顧客体験を提供するという、最終的な目標に向けた基盤を築きました。

グローブ・テレコムは、ツール、プロセス、人材を進化させて、組織全体でベストプラクティスと標準を遵守することで、卓越したオペレーショナルを達成することに取り組んでいます。グローブ・テレコムのビジョンは、堅牢で柔軟性があり、デジタル環境の変化に適応できる自立した組織になることです。

サポートコメント

グローブ・テレコム 最高情報責任者 Raul Macatangay(ラウル・マカタンガイ)氏
「Red Hat Open Innovation Labsとの連携は、当社のデジタルトランスフォーメーションの取り組みに大きく貢献しています。新しい全社的なアプリケーション開発プラットフォームとして Red Hat OpenShiftを導入することで、顧客体験に重点を置いた迅速なイノベーションを実現できるようになりました。今回の連携によってグローブ・テレコムの文化に変化が生まれました。私たちはチームワークを強化し、最高のアイデアを前進させて、より迅速にイノベーションを起こすことができるようになったのです」

グローブ・テレコム クラウドエンジニア主任 John Rodel Villa(ジョン・ロデル・ヴィラ)氏
「Red Hat Open Innovation Labsとの連携により、最先端のクラウドテクノロジー、特にRed Hat OpenShiftによってインフラストラクチャを最適化し、拡張性と回復力を向上させることができました。プラットフォームのコントロールループの基礎によって、アプリケーションの運用がはるかに容易になり、問題の修正に手間をかけることなく、より優れた顧客体験を提供することに集中できるようになりました。これにより、市場投入までの時間が大幅に短縮し、優れたサービスを効率よくお客様に提供できるようになりました」

グローブ・テレコム  ソフトウェアエンジニア主任 Gabriel Pormilda(ガブリエル・ポルミルダ)氏
「Red Hat OpenShiftを当社の開発プロセスに統合したことで、状況が一変しました。ワークフローが合理化されただけでなく、ソフトウェアエンジニアリングについて、チームがより協調的で革新的なアプローチを採用できるようになりました。今回のコラボレーションによって、グローブ・テレコムのデジタルトランスフォーメーションがレベルアップし、AIとクラウドネイティブ開発における新たな可能性を追求できるようになりました」

Red Hat アジア太平洋地域 シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャー Marjet Andriesse(マリエット・アンドリーセ)
「Red Hat Open Innovation Labは、グローブ・テレコムの技術力とサービス提供の強化に関して極めて重要な役割を果たしました。Red Hat OpenShiftを含むRed Hatのオープンソースソリューションを活用することで、グローブ・テレコムは IT 環境を最新化し、俊敏性と拡張性を高めることができました。グローブ・テレコムのイノベーションに対する献身的な取り組みと、先進技術を積極的に導入して顧客に高品質なサービスを提供するという企業姿勢が、今回の連携によって明らかになっています」

*掲載されている統計はグローブ・テレコムから提供されたものです。

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  • レッドハット株式会社 広報担当 pr-jp@redhat.com TEL:03-4590-7472
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  • エンタープライズ向けオープンソースソフトウェア・ソリューションのプロバイダーとして世界をリードするRed Hatは、コミュニティとの協業により高い信頼性と性能を備えるLinux、ハイブリッドクラウド、コンテナ、Kubernetesなどのテクノロジーを提供しています。お客様の新規および既存のITアプリケーションの統合、クラウドネイティブ・アプリケーションの開発、業界をリードする当社のオペレーティング・システムによる標準化、および複雑な環境の自動化/セキュリティ確保/管理をお手伝いします。受賞歴を誇るサポート、トレーニング、およびコンサルティング・サービスにより、Red Hatはフォーチュン500企業に対する信頼すべきアドバイザリーとなっています。クラウドプロバイダー、システムインテグレーター、アプリケーションベンダー、お客様、およびオープンソース・コミュニティの戦略的パートナーとして、デジタルの未来に備えるための準備を支援します。


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  • グローブ・テレコムはフィリピンの大手総合通信会社であり、株式シンボルGLOでフィリピン証券取引所に上場しています。携帯電話、固定電話、ブロードバンド、データ通信、インターネット、マネージドサービスなどの製品とサービスを提供することで、消費者や企業の通信とテクノロジーのニーズに応えています。また、フィンテック、ヘルステック、アドテック、気候テック、シェアードサービス、ベンチャーキャピタルの分野で革新的なデジタルソリューションを提供しています。2019年、グローブ・テレコムは国連グローバル・コンパクトに署名し、普遍的な持続可能性の原則を実施することを約束しました。グローブ・テレコムの主体となる企業は、国内および地域の業界リーダーとして有名なアヤラ・コーポレーションとシングテルです。



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